夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

コロナ禍の新習慣、過剰な除菌・消毒は病気を招く、76歳の私は学び、多々教示させられて・・。

2021-02-28 15:22:04 | ささやかな古稀からの思い

私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であるが、
昨夜、ときおり愛読している公式サイトの【 日刊ゲンダイヘルスケア】を見ている中で、
『 コロナ禍の新習慣になったが・・過剰な除菌・消毒は病気を招く 』、
と題された見出しを見たりした。

我が家は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。


こうした中、私は平素の我が家の買物は年金生活を始めた当初より、
自主宣言をして、家内からの依頼された品を求めて、
スーパー、専門店に殆ど毎日行っている買物メール老ボーイとなっている。

こうした中で、路線バスは最寄り駅まで、頻繁に走行しているが、
私は原則として乗車しないで、独り徒歩20分前後の歩道を往還している。

この後、帰宅した私は独りで外出して、
自宅から3キロ以内の周辺にある遊歩道、小公園、住宅街の歩道など、
人出の少ない処を選定して、歩いたりしている。



こうした中で、買い物でスーパー、専門店などで、アルコール液が入口の周辺に設置してあり、
新コロナウィルスの烈風以来、何かと手抜きの私でも、手指を消毒したりしてきた。

やがて帰宅後、洗面所で手指、そして顔を石鹸を付けた後、
水道水で洗う習慣を実施している。

今回、《・・過剰な除菌・消毒は病気を招く・・》って、
どのようなことなの、と思いながら記事を読んだりした・・。

この記事は、【 日刊ゲンダイヘルスケア】に於いて、2月27日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。




《・・店舗やエレベーターを利用するたびに、アルコール液で手指を消毒し、
自宅に帰ったら玄関で除菌スプレーを吹きかける。

薬用ハンドソープで頻繁に手を洗い、うがい薬で口内を殺菌し、
ドアノブやテーブルをはじめ室内のあらゆる場所を次亜塩素酸水を使って拭き掃除・・。

新型コロナ禍の新生活では、除菌・消毒の習慣が当たり前になっている。
もちろん感染予防は大切だが、やりすぎると手痛いしっぺ返しを食らいかねない。




国立感染症研究所のデータによると、今シーズンのインフルエンザの発生状況は、
例年の1000分の1ほどに激減していて、
このまま流行することなく春を迎える可能性が指摘されている。

また、感染性胃腸炎やマイコプラズマ肺炎といったほかの感染症の報告も、
ほぼすべてが大幅に減っている。

新型コロナに対する感染対策が一般に広く浸透したことが、

ウイルスや細菌によるほかの感染症予防にも有効だというひとつの証しといえる。

それだけに、このまま除菌・消毒を徹底する生活習慣が定着する可能性は高い。

しかし、そうした新しい生活様式がこれまで以上に進むと、
われわれの健康にとって逆効果になりかねない危険がある。



東京医科歯科大名誉教授の藤田紘一郎氏(感染免疫学)が言う。

「除菌や消毒によって、
病気を引き起こす細菌やウイルスへの接触が減っているということは、
病気の原因にならないだけでなく、
むしろわれわれを守っている細菌も死滅させている可能性が高いといえます。

われわれの生活環境には、あらゆる所に無数の細菌が存在していて、
 そのほとんどが無害です。

ヒトに病気を引き起こすような病原菌はごくわずかで、
われわれは自分に害のない細菌を取り込んで共存しています。

そしてこれらの常在菌の働きのおかげで健康が保たれているのです。

行き過ぎた除菌や消毒によってそうした常在菌まで死滅させてしまうと、
病気を招く原因になってしまう恐れがあります」



■子供の免疫システムに影響する恐れも

われわれの体には、口、鼻、胃、腸、皮膚など全身に常在菌が生息している。


常在菌にはそれぞれ役割があり、
病原菌の侵入を防いだり、免疫バランスを保ったり、
必要な栄養素を作り出している。

中でもヒトの腸内に100兆個も存在している腸内細菌は、
病原菌の排除や免疫力を高めて病気を防ぐ役割や、
逆に行き過ぎた免疫を調整して抑える働きも担っていて、
糖尿病、動脈硬化、がん、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患、
うつ病の発症にも大きく関係していることがわかっている。

「生息している腸内細菌の種類が多ければ多いほど、免疫システムが鍛えられ、
病気やアレルギーが発症しづらくなります。

健康維持のためには腸内細菌の種類を増やし、
腸内細菌叢のバランスを良好にすることが重要なのです。



ヒトの腸内細菌の種類は、生後3年間ほどでほぼ決まるといわれ、
それまでに体内に取り込んだ細菌が、
IgA抗体とくっついて定着することがわかっています。

無菌状態だった母親の胎内から生まれてきた赤ちゃんは、
なんでも口に入れてなめ回します。

これは、多種多様な細菌を早く体内に取り込んで腸内細菌の種類を増やし、
免疫システムを発達させるためだと考えられているのです」(藤田氏)

新型コロナの感染対策で、

これまで以上に除菌や消毒が徹底された新生活が長期間にわたって続くと、
身の回りのあらゆる細菌が必要以上に排除されることになる。

そうした環境で育った子供は、免疫システムに悪影響が出るリスクがある。

たとえばスウェーデンの研究では、
「手洗いよりも細菌を減らす効果が高い食洗機を使っている家庭の子供は、
アレルギー発症リスクが2倍になる」と報告されている。

「新型コロナなど重症化の危険がある感染症への対策は、もちろん必要です。

しかし、あらゆる場面で除菌や消毒を徹底するのは、逆効果です。

日常生活では、過度に除菌するような清掃は必要ありませんし、
手洗いは殺菌力の強いハンドソープではなく流水で行い、
外出先から戻った時、調理や食事の前だけで十分です。
うがい薬も頻繁に使わないほうがいい」

細菌やウイルスを排除しすぎた環境では、われわれも健康に生きられないのだ。‥》


注)記事の原文に、あえて改行を多くした。




今回の《・・過剰な除菌・消毒は病気を招く・・》と学び、
何かと無知な私は、多々教示させられたりした。


特に基本的なこととして《・・
われわれの体には、口、鼻、胃、腸、皮膚など全身に常在菌が生息している。

常在菌にはそれぞれ役割があり、
病原菌の侵入を防いだり、免疫バランスを保ったり、
必要な栄養素を作り出している。

中でもヒトの腸内に100兆個も存在している腸内細菌は、
病原菌の排除や免疫力を高めて病気を防ぐ役割や、
逆に行き過ぎた免疫を調整して抑える働きも担っていて、
糖尿病、動脈硬化、がん、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患、
うつ病の発症にも大きく関係していることがわかっている。

「生息している腸内細菌の種類が多ければ多いほど、免疫システムが鍛えられ、
病気やアレルギーが発症しづらくなります。

健康維持のためには腸内細菌の種類を増やし、
腸内細菌叢のバランスを良好にすることが重要なのです。
われわれの体には、口、鼻、胃、腸、皮膚など全身に常在菌が生息している。

常在菌にはそれぞれ役割があり、
病原菌の侵入を防いだり、免疫バランスを保ったり、
必要な栄養素を作り出している。

中でもヒトの腸内に100兆個も存在している腸内細菌は、
病原菌の排除や免疫力を高めて病気を防ぐ役割や、
逆に行き過ぎた免疫を調整して抑える働きも担っていて、
糖尿病、動脈硬化、がん、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患、
うつ病の発症にも大きく関係していることがわかっている。

「生息している腸内細菌の種類が多ければ多いほど、免疫システムが鍛えられ、
病気やアレルギーが発症しづらくなります。

健康維持のためには腸内細菌の種類を増やし、
腸内細菌叢のバランスを良好にすることが重要なのです。・・》



こうしたことを私は学び、新コロナウィルスには、
適度に除菌・消毒して、清潔感ある衣服を着ていれば良い、
と私なりに解釈して、微苦笑をしたりしている。

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私たち夫婦は、お互いに体力の衰えを実感する中、人生の最良の日々かしら、と思い深めて・・。

2021-02-27 16:00:01 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。

そして 雑木の多い小庭の中で、築後40数年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住み、
自動車もない稀(まれ)な家となっている。


私たち夫婦の両親は、今や家内の母だけとなり、遠方の地に一戸建てに住んでいる。
ここ8年前の頃から、家内が家内の母宅に宿泊数が多くなってきたことは、
私にとっては、まさかの出来事のひとつとなっている。                           

やがて家内の母が『要介護2』となり、長女の家内と家内の妹は交互に、
大半は家内の母宅に5泊6日前後で宿泊してきた。

そして 家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしているので、
この間、我が家は私が『おひとりさま』の生活となり、

これも人生だよねぇ、と私は独り微苦笑したりしている。

              

私は民間会社のある会社に35年近く勤めて、2004年(平成16年)の秋に定年退職し、
この間、幾たびのリストラの中、何とか障害レースを乗り越えたりしたが、
最後の5年半はリストラ烈風が加速され、あえなく出向となった。

そして、私は出向身分であったので、リストラ烈風が更に加速なる中、
会社の首脳部が社員を自主退職させる希望退職優遇制度などの免れたのも事実である。


そして定年前の退社を余儀なくされた同僚、後輩に少し後ろめたく、
 退職後の年金生活に入った理由のひとつとなった。

しかしながら根底の実情は、この当時は大企業も盛んにリストラが実施されている中、
たとえ私が定年後に新たな職場を探しても、これといった突出した技術もない私は、
何よりも遠い勤務先の出向先で、私なりに奮闘して体力も気力も使い果たしてしまった。

このような拙(つたな)いサラリーマン航路である上、
そして定年退職するまで半生期は、何かと卑屈と劣等感にさいなまれながら、
ときおり敗残者のように感じることも多く、悪戦苦闘の多かった歩みだったので、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたと思い、年金生活を始めた・・。
  

                         

私が年金生活の当初から、我が家の平素の買物は、 私は自主的に買物専任者として宣言し、
家内から依頼された品を求めて、 独りで殆ど毎日、スーパー、専門店など歩いて行き、
買物メール老ボーイとなっている。

この後は、やはり自宅から3キロ以内の遊歩道、小公園などをひたすら歩き廻ったりして、 
季節の移ろいを享受している。
このような午前中の過ごし方を定例事項のように過ごしてきた・・。

例外として、家内のボディガード兼お供そして荷物持ちで、3週間に一度ぐらい駅前で買物、
或いは年に3回ぐらい都心の新宿にある伊勢丹、小田急、京王などのデパートに買物、
そして庭の手入れ、国内旅行、懇親会、冠婚葬祭などで小用がない限り、定年後の丸15年を過ごしてきた。

そして散策する時には、殆どコンバクト・デジカメをネクタイのように首回りから下げて、颯爽と歩き、
歩いている中で瞬時に魅了された情景を、一期一会ねぇ、と思いながら撮ったりしている。

こうした根底として、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。 
            


私は定年後に年金生活の始めた直後、独りで近所の遊歩道を散策したりすると、
こんなに自由に散歩できるなんて、許されても良いのかしら、
と定年直前までの多忙期を思い重ねたりし、戸惑いながら甘受したりした。

或いは雑木の多い小庭の中で、古ぼけた我が家に住みながら、
何よりも朝の陽射し、昼下りのひととき、そして夕暮れ時に、 ゆっくりと時を過ごし、
苦楽の激しかった現役時代を思いながら、微苦笑を重ねたりしていた。

              

私は2004年(平成16年)の秋に定年退職した後、
年金生活を始め、やがて62歳の時、現役時代の一時時期に交遊した友も、
無念ながら病死したりした。

まもなく、私と同世代の知人のひとりの奥様が病死されて、
 この知人は『おひとりさま』となり、
私たちの多くは哀悼をしながらも、動顛してしまった。

こうした根底には、私たち世代の周囲の男性の多くは、
60代で妻が夫より先に亡くなることは、 考えたこともなく、
こうしたことがあるんだぁ、とこの人生の怜悧な遭遇に深く学んだりした。                                                                      

ここ5年は会社時代の少し先輩、或いは後輩の70歳が、
いずれも大病で入退院を繰り返した後、この世を去ったりした。
 
或いは御近所の私と同世代の知人が、突然に脳梗塞で死去されて、
数か月の先は誰しも解らない、冷厳なこの世の実態に、
私は震撼させられたりしてきた・・。

もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
セカンドライフ健康体と信愛し、年金生活を過ごしている。



              

私たち夫婦は、3年前の年金生活14年間は、幸運にも大病に遭遇せずにきたが、
一昨年の2019年は予告もなく私は、新年そうそうの1月3日の夜10時過ぎ、 

心臓の左胸が圧迫され、強く痛みを感じて、
やむなく救急車で循環器専門の『榊原記念病院』に搬送されたりした。

やがて『胸膜炎』(急性冠症候群)と病状とされ、 しばらく経過観察したく・・ と入院が余儀なくされて、
結果的に8泊9日の入院となったりした。


更に3月の初めの頃、私は突然に左眼だけが酷い白内障になったように視力が激変し、
結果的には4月2日より、眼科医院に6泊7日して左眼の 硝子体手術を受けたりした・・。

             

この間、私が3月は左眼の検査で忙しくしている時、 家内が体調を崩して内科を検診した後、
まもなく胃の後ろ側にある 長さ20センチ前後の左右に細長い臓器の膵臓(すいぞう)に
異変があることが推定された。

やがて私の住む地域の大きな総合医療センターで、 3回ばかり通院して、
専門医師のアドバイスされる中、初期の膵臓(すいぞう)がんです、と診断されたりした。

そして4月17日より2泊3日で、家内は検査入院した後、
5月12日より摘出する手術で入院をしたりした・・。


この後の経過状況、やがて回復状況も医師より順調と診断され、
19泊20日間を得て昨日に退院となり、我が家に生還してきた。

もとより、この間の私たち夫婦は、膵臓(すいぞう)がんは死別するケースが多いと学んできたので、
最悪の場合を想定することもあったりして、揺れ動いたりしたことは事実であった。

このように私は新年早々から、入院生活を2回も体験し、 

家内は結婚以来、初めての入院生活を過ごすこととなり、
お互いに病院に通う日々が多くなり、微苦笑を重ねあったりした。



この後、家内は指定された抗がん剤などの薬を服用しながら、

指定の検査日に通院したりし、
家内は家内の母の介護は、やむなく家内の妹にすべて依頼し、
家内は身辺整理を始めたりした。

そして茶道具、和服などを家内の妹に贈呈したり、
我が家の終活を具体的に私たち夫婦は始めたりした・・。

やがて退院後の半年の検査で、転移がない、と医師から伝えられるまで、
私はもしかしたら家内はこの世を去ってしまう・・と心の片隅に思いながら、
心痛な思いで過ごしてきた・・。

もとより膵臓(すいぞう)がんは、死につながるケースが多いが、
第一段階の半年後の検査は、幸運にも転移がないと知り、安堵をしたりし、
いつの日にか転移して、手術か薬も効果なく、この世にお別れすることも、十二分に想定できる・・。

これ以降は私たち夫婦は、一日を大切に過ごそう、とお互いに言い交したりしている。              

ただ家内としては、私の兄妹には、当面として、病状に関して防ぎたく、

連絡もしていないので、こうした投稿文は、
私としては、ためらいながらなるべく記載しないできた・・。



そして私たち夫婦は、国内旅行が共通の趣味で、
お互いの入院で中断していたが、昨年の新年に於いて、
今年の4月か11月に、沖縄に行けたら良いよねぇ・・、
と談笑したりした。

しかしながら2月初旬より、新コロナウィルスの烈風に伴い、
世の中は一変してしまった・・。

私は、家内が転移しないように祈願したりし、
家事をすこしつづ習得しながら、
そして新コロナウィルスの烈風に戸惑いながら、過ごして今日に至っている。



         
私たち夫婦は年金生活を過ごして、早や17年目になっているが、
40数年寝食を共にしてきた結婚生活の中で、幾重かの人生の荒波を乗り越えてきたが、
ここ16年過ぎた年金生活は、定年退職するまで何かと悪銭苦闘が多かった為か、
予測した以上に安楽の日々を過ごしてきた。

世の中は少年時期から青年時期を過ごした後、やがて後年になって、
ボクの青春時代はあの時期だった、 と回想する走馬灯ように、
その時の出来事を思い馳せたりすることがある。

このようなことも人生に於いてあるので、
いつの日にか現在の生活を思い馳せた時、 

今こうして過ごしている私たち夫婦は最良の日々かしら、
と私は感じたりしている。 

                  

これからの日々は、体力の衰えを増すことを実感しながら、
やがていつの日にか、どちらかが不運にも大病になったり、 

或いは死別して、おひとりさまとなったりする。

こうしたことは自助努力も必要であるが、 こればかりは神様か仏様か解らないが、
天上の采配に寄ること思ったりしている。

このように思案している私は、こうして過ごしている昨今こそが、 いつまで続くか解らないが、
私たち夫婦にとっては最良の日々、と私は感じ深めている。
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『所得税の確定申告』、我が家は恥ずかしながら、わずか還付額となり・・。

2021-02-26 15:36:48 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に古ぼけた一軒屋に住み、お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

こうした中、私たち夫婦はお互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごして、早や17年目となっている。

こうした年金生活の中で、確定申告に関しては、厚生年金、わずかな企業年金以外に
以前は積立型個人年金の分割払い、或いは医療控除があったりし、
毎年の2月には、『所得税の確定申告』を所属地域の税務署に郵送をしたりしてきた・・。



今年は新コロナウィルスの烈風に伴い、提出期限が一カ月延長の4月15日となつた為か、
平年だったら2月上旬に作成していたが、気のゆるみで本日の午後に作成を決意した・・。

そして遅ればせながら『所得税の確定申告』の確定申告の下書きを始めた・・。

家内が保管している病院の医療費、これに関連した治療の薬代金、
或いはドラッグ・ストアーで買い求めた薬代金などの領収書の封筒を取り出して、
医療控除の基礎資料をエクセルで作成したりした。
            
やがてネットの国税庁のホームページの『確定申告書等作成コーナー』をパソコンで開き、
郵送されてきた厚生年金、企業年金の確定申告用の書類を取り出して、
入力を始めたりした。

こうした中で、年に一回の作業なので、忘れてしまったかしら、

と不安げにパソコンの画面を見たりしたりした・・。



私は恥ずかしながら『e-Tax』の方法に自信がなく、定年後のここ15年間は、
ネットの国税庁のホームページの『確定申告書等作成コーナー』をパソコンで開き、
源泉徴収票などの書類に基づいて、入力している。

この後『所得税の確定申告書』の用紙の最後のページに添付されている『下書き用』に転記した後、
提出分の本書に清書しているのが、毎年の実態となっている。
         
今回も厚生年金、わずかな企業年金の『収入金額等』、そして『所得金額』、
国民健康保険、介護保険、配偶者控除、基礎控除、医療費控除などの『所得から差し引かれる金額』、
或いは『税金の計算』などの算出方法が解からないので、
この国税庁のホームページの『確定申告書等作成コーナー』を頼りにして、項目、計算結果を転記している。




しかしながら確か3年前より、提出分、控え分もプリントが出来るようになり、
何かと悪筆な私は、微笑んだりしてきた。          

こうした中、『課税される所得金額』が自動計算され、
マイナス2694円と表示された・・。
そして私は、税金が2694円還付される、と判り微苦笑したりした・・。




そして私は家内に、入力の間違いがなければ、
今年に納める税金・・マイナスで・・2694円還付されるょ、
と苦笑しながら言ったりした。

『良かったわ・・わずかながらでも還付されるから・・』
と家内は微笑みながら私に言ったりした。

私は家内が安堵した表情を眺めたりした後、複雑な思いとなったりした。




やがて私は小庭のテラスに下り立ち、

税金で大半成り立っている日本の予算を思い浮かべたりした・・。

もとより税金で国家の維持・管理も・・
或いは私の好きな国立公園さえも・・と苦笑したりした。

やむなく私は、現役サラリーマン時代は数多くのサラリーマンと同様に、
大半は睡眠時間を削り奮戦して、程ほどの税金を納めてきたから、

今や体力も衰えた身に案じて勘弁してねぇ、
と空を見上げながら心の中で呟(つぶや)いたりした。
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プチ断食の3大効能「空腹」こそ長寿と健康のカギ、高齢者の私は学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2021-02-25 17:01:44 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読している公式サイトの【 プレジデント・オンライン 】の中で、
『 「16時間はなにも食べるな」
 最新医学が勧めるプチ断食の3大効能「空腹」こそ長寿と健康のカギだった 』
と題された見出しを見たりした・・。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。


こうした中で、私は亡き母の血筋を純粋に受け継いだ為か、
男の癖にオシャベリで家内と歓談しながら、朝夕の食事は食べたりしている。

そして昼食はお互いに自由食として、ときにはアンパンのこしあん、つぶあんを食べて、
この世で一番おいしい食べ物と称賛したりしている。

午後3時には、果物を食べる習慣となり、この時節はリンゴひとつ頂いてる。

いずれも長年サラリーマン生活してきた反動か、
ゆったりと三食を頂き、午後3時におやつを頂いているので、
私にとっては断食などは死語であるが、
《・・長寿と健康・・》に関しては関心があるので、記事を読んだりした。



この記事は、生活習慣病の専門医の青木 厚(あおき・あつし)医学博士の寄稿文であり、
【 プレジデント・オンライン 】に於いて2月23日に配信され、
記事の後半を無断であるが転載させて頂く。

《・・(略)・・

プチ断食が体にもたらす最大のメリットは、
なんといっても「オートファジー」の仕組みを発動させることにあります。

オートファジーとは、細胞内の古くなったタンパク質が除去され、
新しいものに作り変えられるという仕組みです。

「空腹の時間」が続くと、体は生存するために、
なんとか「体内にあるもの」でタンパク質を作り出そうとします。

このとき、細胞が内側から生まれ変わります。
そのため、オートファジーには、
がんや糖尿病をはじめとする生活習慣病、アルツハイマー型認知症、
 感染症などの予防効果や、肌や筋肉などの老化防止の効果があると考えられています。

また、細胞の中には、ミトコンドリアという小器官が、
数多く(細胞全体の10~20%程度)存在しています。

ミトコンドリアは酸素呼吸を行っており、食べものから取り出した栄養と、
呼吸によって得た酸素を使って、
ATPという細胞の活動に必要なエネルギーを作り出します。

ATPは「生体のエネルギー通貨」と呼ばれています。
新しく元気なミトコンドリアが細胞内にたくさんあればあるほど、
たくさんのエネルギーを得られ、人は若々しく、健康でいられるわけですが、
オートファジーによって、このミトコンドリアも新たに生まれ変わります。



古くなったミトコンドリアは、大量の活性酸素を発生させるのですが、
オートファジーによって細胞が新しく生まれ変わることで、
活性酸素の量が減り、体へのダメージを軽減できます。

オートファジーがもたらしてくれる恩恵は、計り知れません。
細胞が生まれ変われば、体にとって不要なものや老廃物が一掃され、
 細胞や組織、器官の機能が活性化し、病気になりにくく若々しい体になるのです。

2016年には、東京工業大学の大隅良典栄誉教授が、
オートファジーの研究でノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
 オートファジーは今、世界中の注目を集めているといえるでしょう。



オートファジーのスイッチが入るまで「16時間」
ただし、オートファジーには、ある特徴があります。
食べものによって得られた栄養が十分にある状態では、
オートファジーはあまり働かないのです。

そもそも、オートファジーは、
体や細胞が強いストレスを受けた際にも生き残れるよう、
体内に組み込まれたシステムです。

したがって、細胞が飢餓状態になったときや低酸素状態になったときにこそ、
働きが活発化します。

具体的には、最後にものを食べてから16時間ほど経過しなければ、
 オートファジーは活発化しません。

つまり、16時間の「空腹の時間」を作らないかぎり、
オートファジーによって細胞を生まれ変わらせることはできないのです。



☆「プチ断食」のハードルは、それほど高くはない

とはいえ、「断食」という言葉を見て、「なんだかしんどそう」と思ったり、
拒否感を覚えたりする人もいらっしゃるかもしれません。

けれども、たとえば、仕事や家事、育児などがあまりにも忙しくて、
 食事どころではなく、ほぼ丸一日、何も食べずに過ごしたといった経験はありませんか。

あるいは、何時間も食べるのを忘れてしまうぐらい趣味などにのめりこんだり、
休日ずっと布団の中でうとうとしているうちに、
気がつくと前日の夕食から何も食べていなかったり。

私からすれば、これらも立派な「プチ断食」です。
ひたすら、ひもじさをガマンするような過酷なことをする必要はありません。

できるだけ無理なく「ものを食べない時間」を作り、
・胃腸や肝臓などを休ませてあげること
・脂肪を燃焼させ、減らすこと
・血液の状態を改善させること
が大切です。



☆睡眠時間8時間+プチ断食8時間がベスト

では、具体的にはどのくらい「空腹の時間」を作ればよいのでしょうか。

私はこれまで、医師のひとりとして、
「断食」に関するさまざまな論文を読み、
また血糖値のコントロールに苦しむ糖尿病の患者さんたちの治療にあたってきました。

さらに、自分自身でも「プチ断食」を実践し、効果を注意深く観察して、
どうすれば「空腹」の効果を最大限に享受できるかを考えてきました。
その結果、たどりついたのが「16時間のプチ断食」です。

「長い」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
睡眠時間とうまく組み合わせることで、無理なく実行していただけるはずです。

たとえば、「一日8時間眠っている」という方であれば、
睡眠の前後合わせて8時間、食べずに過ごせば、
16時間のプチ断食を達成することができます。



☆大事なルールはただひとつ

いかがでしょう。なんとか実行できそうな気がしませんか。
もちろん、まずは週末だけチャレンジするなど、
できる範囲で始めていただいてかまいません。

たとえ週に一度でも、「空腹の時間」を作れば、
「内臓を休める」「脂肪を減らす」「血液の状態を改善する」といった効果に加え、
オートファジーによる細胞の生まれ変わり効果を享受することができるのです。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。




今回、生活習慣病の専門医の青木 厚(あおき・あつし)医学博士の寄稿文より、
多々教示されたりした。

《・・空腹は、体重や体脂肪は減少させ、
糖尿病、がん、心筋梗塞や狭心症などのにも効果がある。
16時間は何も食べないほうがいい」という――。・・》と学んだりしたが、
この世で私なりの好きな食べ物を我慢することは酷だよなぁ・・、
微苦笑を重ねたとりした。

そして私は身長は、恥ずかしながら少しちじんで169センチ、
体重は74キロ前後で、少し小太りの身であるが、
やはり自身が美味しいなぁ・・と思える食べ物をいつまでも愛食して、
いつの日にかあの世に旅立ちを念願しているので、微苦笑を重ねたりした。
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急増する「女のおひとりさま」、リスク多い反面、生活満足度が高いワケ、高齢者の男性の私は学び・・。

2021-02-24 14:30:49 | ささやかな古稀からの思い

昨夜、ときおり愛読している公式サイトの【 NEWSポストセブン 】を見ている中、
『 急増する「女のおひとりさま」
      リスク多い反面、生活満足度が高いワケ 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。

そして雑木の多い小庭の中で、古ぼけた戸建てに住み、
私たち夫婦はお互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごして、早や17年目となっている。

こうした中、やがて、いつの日にか、どちらかがあの世に旅立ち、
『おひとりさま』になる生活が、無念ながら予測される。



過ぎし2004年(平成16年)の秋、私は民間会社を定年退職となり、
多々の理由で年金生活を始めたりした。

この当時の私は、タバコも喫うし、お酒大好きなひとりで、
その上に運動も余りしないので、私は家内よりあの世に先に旅立つ、と深く感じたりしていた。

そして私が亡くなった時、残された家内が生活に困窮しないように、
遺言書を公正証書にしたりしてきた・・。

そして家内には、我が家を売却して、マンションの2DKを買い求めて、
趣味を強くして過ごせは、ボケる確率は少ないし、老後を楽しんで欲しい、
と私は家内に幾たびも言ったりしている。




こうした心情を秘めた私は、家内と長年寝食を共にしてきた私でも、
女性の機敏な深情に戸惑うこともあったりしてきたので、
今回の《・・急増する「女のおひとりさま」・・生活満足度が高いワケ・・》を学びたく、
こっそりと記事を読んでしまった・・。

この記事は『女性セブン』の2021年3月4日号に掲載された記事で、
関連の【NEWSポストセブン】に於いて、2月23日に配信され、
無断であるが記事を転載させて頂く。

《・・ 令和の時代は、「女性のおひとりさま」がさらに増えていく。


国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、
2015年に全国で625万世帯だった65歳以上の高齢者のひとり暮らしは、
2040年に896万世帯まで増える。

これにより、高齢者世帯のうち40%がひとり暮らしになると見込まれる。

さらに、同じく2040年には、65歳以上の女性の約4人に1人が、

ひとり暮らしになると予想される。

これは、女性の平均寿命が男性よりも長く、
死別によって「おひとりさま」が増えることが影響している。

死別に限らず、生き方が多様化している現代では、
離婚や別居婚、生涯未婚など、女性がひとりで生きていく選択肢を
取ることは当たり前の生き方の1つとなっている。



高齢女性のひとり暮らしがごく一般的になる一方で、
気になるのはさまざまなリスクだ。

名古屋学芸大学健康・栄養研究所所長で老年医学が専門の下方浩史さんが指摘する。

「高齢でひとり暮らしになると、日々の活動量が減って心身機能が低下し、
寝たきりになる手前の状態を指す『フレイル』になる恐れがあります。
私の推計では、2040年に85歳以上の女性の2人に1人がフレイルになると予想しています。

もしフレイルが進行して寝たきりになったなら、
ひとり暮らしを続けることは困難になるでしょう。

また日本の高齢女性は骨が弱く、骨関節疾患で寝たきりになったり、
 生きがいを失って老人性うつ病になったりする割合が高い。

うつ病に関しては、男性は40代くらいで発症する人が多いのですが、
 女性は60~70代が最も多い。

ほかにも、高齢のひとり暮らしは、強盗や詐欺など犯罪の被害にあう危険も。
最終的には、自宅で誰にも看取られず孤独死する恐れがあります」

認知症も深刻な問題だ。
厚生労働省は、2025年に65歳以上の5人に1人が認知症になると推計している。

リスクの多さを目の当たりにすると、やっぱり老後は1年でも長く夫と暮らすか、
子供や孫と同居、はたまた施設に入った方が幸せに暮らせそうだ──
 多くの人はそう考えるのではないだろうか。

もちろん、長年、家族と同居を続けてきた人の中には、
その方が向いている人もいる。

しかし、実際に60歳を過ぎてから「女のひとり暮らし」を実践している人たちの話を聞くと、
まったく新しい老後が見えてくる。



◆最も満足度が高いのはひとり暮らしをしている65~69歳

大阪府門真市にある、つじかわ耳鼻咽喉科院長の辻川覚志さんが、
 2012~2014年にかけて60歳以上の男女約1000人に聞き取り調査をしたところ、
配偶者や子供など家族と同居する人よりも、ひとり暮らしの人の方が、
すべての年齢層で日常生活に対する満足度が高いことが明らかになった。

なぜ、ひとり暮らしの高齢者は、家族と同居するより幸せなのか。
意外な結果を辻川さんが分析する。

「この結果から読み取れるのは、人生において、
ある程度やるべきことをやって一区切りがついたら、
その後は自分がやりたいことをがまんせずやる方が、
満足感を得やすいということです。

誰でも60歳くらいまでは、家庭や仕事、地域における役割に追われますが、
その後は自分が本当にやりたかったことを楽しみたくなる。
そのためには、何かと制限の多い同居よりも、
自由気ままなひとり暮らしの方が適しています」



調査では、対象となった60~90代の中で、
「ひとり暮らしの65~69歳」の生活満足度が飛び抜けて高かった。

70歳以上になると体力的な衰えなどを感じるため満足度が下がることは想像できるが、
なぜ、60代前半より後半の方が満足度は高くなるのだろうか。

「昔は60歳で定年になりましたが、いまは現役時代が長くなり、
60代後半でようやく一区切りという人が増えました。

その後、70歳を超えると健康面にも金銭面にも不安が増えて満足度が頭打ちになりますが、
60代後半は身も心も元気です。

このため65~69歳のひとり暮らしの満足感がピークになるのでしょう」(辻川さん・以下同)



しかし、前述の通り、高齢のひとり暮らしはリスクが絶えない。
加齢とともに体が衰弱すれば、日常生活を維持することも簡単ではなくなる。

だが辻川さんは、高齢女性こそ、ひとり暮らしをするべきだと話す。

「人間は使い続けている能力は衰えにくいものです。
なんでもひとりで対処するということは、さまざまな能力を使いますから、
衰えを予防することに作用します。

日常生活を妻に支えてもらった高齢の男性は、
ひとり暮らしを始めると苦労する人も多いですが、
女性はひとりで生きる能力がもともと高く毎日の家事でトレーニングも積んでいます」

子供世代はというと、
「高齢の親はひとりで暮らすより施設が安心」と考えがちだ。

確かに、家事を自分でやらなくていいので、転倒などのリスクは減り、
体調を崩せば、すぐにスタッフが駆けつけてくれる。

高級な施設であるほど、サービスは至れりつくせりだ。
しかし、それが幸せとは限らない。



「施設では“入居者の管理”が最も重要視されるので、
自分のやりたいことが自由にできません。

私が出会った95歳のひとり暮らしの女性は、
家族が心配して、これまでに5回施設に入居させましたが、
5回とも1週間で退居しました。

理由は、『お菓子を食べさせてもらえないから』。
つまり、わがままなんです(笑い)。

最近は目も見えなくなってきましたが、クイズが趣味のため認知症はなく、
お菓子を食べることが唯一で最高の幸せだと話していました」

目の前の「好きなこと」に没頭する。
これぞ、究極のひとり暮らしだ。‥》

注)記事の原文にあえて、改行を多くした。

              

今回の記事で多々教示させられたりした。

何よりも教えられたことは、《・・95歳のひとり暮らしの女性は、
家族が心配して、これまでに5回施設に入居させましたが、
5回とも1週間で退居しました。

理由は、『お菓子を食べさせてもらえないから』。・・》

こうしたことは、人生の晩秋期ぐらい制約から解放されて、
自由に過ごした・・せめてお菓子ぐらいは自由に・・
こうした女性の機敏な深情を私は学び、微笑みを重ねたりした。



今回、『おひとりさま』について学んできたが、
私が65歳の時、私と同世代の男性の知人が奥様が病死されて、
『おひとりさま』の生活が余儀なくされている。

これ以来、家内が私を残して、あの世に旅立ち、
私が『おひとりさま』になってしまうことを、
ときおり思案したりすることもある・・。

こうした根底には、家内が昨年の5月に大病する以前は、
遠方に独り住まい家内の母の介護で、家内は月に二度ばかり4泊5日前後で、
家内の母宅に宿泊してきた・・。

そして我が家は、ときおり私が独りぼっちの『おひとりさま』の生活を、
10数年を体験してきたので、残された心情は少し判るのである。


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首都圏「緊急事態宣言」再延長か 、私は学び、やむなく溜息ばかり重ねて・・。

2021-02-23 08:32:02 | ささやかな古稀からの思い

昨夜、ときおり愛読している公式サイトの【日刊ゲンダイDIGITAL】を見ている中で、
『首都圏「緊急事態宣言」再延長か 減少ペース鈍化で現実味』、
と題された見出し記事を読み、やがて私は微苦笑してしまった。

私は昨年の11月10日に於いて、

『 菅政権の新型コロナウイルス対策は不充分、高齢者の私は、憂いを重ね、やがて妄想して・・。』、
と題してとおこうした。

こうした根底には、 この当時も菅政権の新型コロナウイルス対策に、いたたまれず投稿したが、
お時間のある御方はお読み下されれば、幸いです。



今回、2月22日に配信された、
《・・首都圏「緊急事態宣言」再延長か 減少ペース鈍化で現実味・・》、
記事の序文と後半を無断であるが転載させて頂く。

《・・緊急事態宣言の期限である3月7日まで2週間。

ここに来て、新型コロナウイルスの感染者数の減少ペースが鈍化している。
中途半端な減り方で宣言を解除すると、すぐに再拡大のリバウンドが来る。

東京五輪を開催するかどうか、判断のタイムリミットも近づく中、
宣言の「再延長」も現実味を帯びる。(略)



そこで現実味を帯びているのが、緊急事態宣言の首都圏再延長だ。

東京五輪の開催を最優先に考えている菅政権も、

“再延長”に動く可能性がある。

「3月10~12日にIOC(国際オリンピック委員会)の総会があり、
同25日からは聖火リレーが、福島からスタートすることになっている。

感染者が減り切らない状態で、3月7日に予定通り、宣言を終了すれば、
五輪を巡ってデリケートな時期に、感染者数が再拡大する可能性がある。


宣言が終了すれば、人々の活動は活発になりますからね。
五輪開催のために、1週間か2週間、
菅政権が首都圏の宣言再延長に踏み切る可能性もゼロではないでしょう」(官邸担当記者)

西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏が言う。

「都の感染者数が抑えきれない中、緊急事態宣言の再延長もやむを得ない。


ただ、こういう事態を招いたのは、コロナ政策が失敗したからです。

年末までGoToを継続し、緊急事態宣言も後手になった。
第3波は、第1波よりはるかにスケールが大きいのに、
緩い規制にとどめたため、結局、短期間で収束できなかった。

政府が、昨年秋からマトモに第3波に向き合っていれば、
スムーズに五輪を開催できたかもしれません」・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。




無念ながら、この当時も新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長の警告を無視した菅首相には、
あきれ果て後手対応が招いたことは、国民に対しても罪が重い、
と無力な私は溜息を重ねたりしている。
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スマホ依存による脳疲労の危険性、時代遅れの76歳の私は学び、やがて微苦笑して・・。

2021-02-22 11:05:04 | ささやかな古稀からの思い

昨夜、ときおり愛読している公式サイトの【 NEWSポストセブン 】を見ている中、
『 スマホ依存による脳疲労の危険性
          記憶力は低下、集中力も失われる 』
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であり、
家内は私より5歳ばかり若く71歳となる。

そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、
我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後40数年の古ぼけた一軒屋に住んでいる。

こうした中で、私は恥ずかしながらガラケーと称される携帯電話は、
半年前の頃より、受信、発信の電話機能だけ使えるようになったが、
スマホと省略されているスマートフォンも使えない拙(つたな)い身である。

こうした中、せめてと思いながら据え置き型のパソコンとノートパソコンを利用し、
時代遅れの国民のひとりとなっている・・。

 

確か昨年の晩秋の頃、NTTドコモモバイル社会研究所の「モバイル社会白書2020年版」により、
スマートフォン所有率は60代が約7割の69%、
70代が約5割の48%となっている、と私はニュースで学んだりした。

そしてパソコンやフィーチャーフォン、タブレットなどを入れると、
ほとんどのシニアが、何らかの端末を所有しており、
ネットサーフィンやネット通販などが、当たり前の時代となっている、
と私はニュースで学んだりした。



このようなことを学んできたことも根底にあり、
今回の《・・スマホ依存による脳疲労の危険性・・》って、
どのようなことですか、と思いながら記事を精読してしまった・・。

この記事は『女性セブン』の2021年3月4日号に掲載された記事で、
関連の【 NEWSポストセブン 】に於いて2月21日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。



《・・今や手放せないアイテムとなったスマホだが、
恐ろしいのはスマホ依存。

世界13か国で翻訳され大ベストセラーとなっている、
スウェーデン出身の精神科医・アンデシュ・ハンセン氏の著書『スマホ脳』(新潮新書)によれば、
我々は1日に2600回以上スマホを触り、平均して10分に1度、
 スマホを手にとっているという。

危険なのは「スマホ依存」の状態が続くと、
記憶力に支障が生じる可能性があることだ。

実際、スマホの長時間使用に伴う認知症のような状態に、
悩まされる人は増えている。



認知症の専門医で「もの忘れ外来」を開設する奥村歩さんが解説する。

「ここ10年、来院する人の年齢層は、大きく引き下がっています。
特にいまは30〜50代の働き盛りの世代が多く、
『もの忘れがひどくなり、家事や仕事に支障をきたしている』と悩んでいます。

彼らに共通していたのは、スマホやパソコンなどのIT機器を長時間使っていること。

診察の結果、認知症ではなく、
過剰な情報を脳の司令塔の役割を果たす『前頭前野』で処理しきれず、
脳疲労を起こしたことが原因だとわかりました」



奥村さんが脳機能検査などで調べた結果、
前頭前野がフリーズした状態にある患者も多いことがわかった。

「特に脳疲労を加速させているのが、
電車の中や歩いているときに、
目的もなくネットサーフィンをする“ながらスマホ”です。

一日のうち一定の時間、脳がぼんやりした状態にあることは大変重要で、
脳はこの時間で情報を整理し、記憶を定着させています。

よって、その時間が充分に取れなくなると、
記憶する力は一気に低下してしまうのです」(奥村さん)



記憶力とともに集中力が失われることも懸念される。

実際、米テキサス大学の心理学者エイドリアン・ウォード氏が
800人を対象に行った実験によれば、
スマホを机の上またはポケットに入れたまま課題を行ったグループと、
別の部屋に置くように指示されたグループを比較したところ、
前者の成績が著しく低く、
とくにスマホを机の上に置いていたグループの成績は最低だったという。

いかにスマホが、そこに存在するだけで集中力を削ぐかがわかるだろう。‥ 》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。




今回の《・・スマホ依存による脳疲労の危険性・・》と学び、
何かと時代遅れの私でも、微苦笑を重ねてしまった。

確かに電車に乗車すると、前の席に座った御方たちは、殆どスマホを見たり、
街中を歩けば、歩きながらスマホを見ながら歩いている。

或いは遊歩道を散策していると、周囲の景観も視ず、
季節のうつろう美景を無視し、歩きながらスマホを見ながら歩いている御方もいる。

危険な「歩きスマホ」が社会問題となって久しいが、
2010年からスマートフォンの普及率は、急激に増加に伴い、
二宮金次郎さんの真似事をして、前かがみに歩く御方が多くなっている。



私の同世代の男性が、お孫さんからスマホを教えられた結果、
たえず持ち歩いて、友達のような玉手箱だ、と私に絶賛している人もいる。

しかしながらスマホは、なんでも教えてくれるような魔法の玉小箱であるが、
果たしてねぇ・・とパソコンからの情報の一部だけで十分であり、
私は興味がなく、保有していなく、現在に至っている・・。

しかしながら外出先で、この世は予期せぬまさかの出来事に、
遭遇するかしもしれないので、スマホをお守り代わりに、
いつの日にか必要と思ったりしている。

或いは首都圏大地震なとが万一に襲来した時、自宅か外出先か避難場所にいると思われるが、
こうした時は、緊急情報を知り、無力ながらも対処致したく、
やはりスマホのような情報機器が必要と思ったしている。



やがて、いつの日にか体力の衰え、或いは大病となり、要支援、そして要介護と身となると思われ、
こうした時はスマホのような情報機器が必要と思ったしている。


何ごとも、程々に活用されれば・・と微苦笑している。
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4月のような陽気に、白梅・紅梅は満開となり、戸惑い微笑みながら、散策して・・。

2021-02-21 14:09:09 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市の住んでいる年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒家に住み、 ささやかに過ごしている。

こうした中で、昨年の新春より、新型コロナウィルスの烈風より、
私は生まれて初めて外出の時はマスクをしてきた。



もとより新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、
おひとりおひとりが、「相手と身体的距離を確保すること」、
「マスクの着用」、「 手洗いや咳エチケット」、
「三密(密集、密接、密閉)」を避けるといった、
国民のひとりとして、私たち夫婦は確かな責務、と実施したりしてきた。

そして我が家は家内の提案で、マスクは使い捨てと決めたり、
玄関の片隅には消毒液を置き、外出から帰宅後は手を消毒したり、
もとより日常の室内で生活していても、洗面所など手洗いをしてきた。


  ☆これ以降の掲載したすべて写真は、昨日、都立の神代植物公園の周辺で撮った☆

こうした中で、平素の我が家の買物は年金生活を始めた当初より、
私が自主宣言をして、家内からの依頼された品を求めて、
スーパー、専門店に殆ど毎日行っている買物メール老ボーイとなっているが、

新型コロナウイルスの襲来の中、3日に一度に集約して素早く買い物をしてきた・・。

この後、帰宅した私は独りで外出して、
 自宅から3キロ以内の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、
季節のうつろいを享受している。

こうした根底には、もとより健康でなければ、私自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮する為、
歩いたりしている。




たまたま昨日、4月のような陽気になります、と天気情報は報じられて、
久々に閉園となっている都立の神代植物公園の周辺を歩いてみよう、
と決意した・・。

新型コロナウイルスが襲来する昨年の1月以前は、
神代植物公園は私にとっては、第二の心のふるさとであるので、
幾たびに訪れきた・・。



しかしながら、昨年の桜が咲く時節に、
小池百合子都知事は「新型コロナウイルス感染症の拡大防止の為、
臨時閉園となつたりした。

この後、昨年の12月26日(土)より今年の2月7日(日)までの臨時休園であったが、
やがて3月8日(月)まで延長となり、
白梅・紅梅など早春の花は散ってしまうじゃないの・・と大いに落胆したりした・・。



このような心情の私は、せめて神代植物公園の周辺を歩き、
この時節の花に心を寄せようと、思い深めたりした・・。



そして4時間近く散策する中、白梅・紅梅は満開となり、
中には桃の花も鑑賞できて、戸惑いながら微笑んだりした・・。



こうした中、亡き寺山修司さんの『 書を捨てよ、町へ出よう 』の名作があるが、
私は『 高齢者は、引籠(ひきこも)りするより、公園で歩こう 』かしら、
と微笑み返しをしたりした。
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地震で停電する?しない? あなたの街「優先順位」見極め方、高齢者の私は学び、多々教示させられて・・。

2021-02-20 15:30:19 | ささやかな古稀からの思い

昨夜、ときおり愛読している公式サイトの【日刊ゲンダイDIGITAL】を見ている中で
『地震で停電する?しない? あなたの街「優先順位」見極め方』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市のはずれに住む年金生活の76歳の身であり、
家内は私より5歳ばかり若く71歳となる。

そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、
我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後40数年の古ぼけた戸建てに住んでいる。


こうした中で、日常生活の基盤として電気、ガス、そして水道が、
三冠王と思ったりしている。

たとえば地震に伴い、停電すると、各部屋の灯(あかり)、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、
テレビ、パソコンなども日常生活に欠かせない実態となっている。

このような実情があり《・・地震で停電する?しない? あなたの街「優先順位」・・》、
改めて学びたく記事を精読してしまった。



この記事は【日刊ゲンダイDIGITAL】に於いて、2月19日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。

《・・ 東北で起きた地震なのに、
なぜ東北より関東の方で多く停電したのか? 

13日夜に震度6強を記録した福島県沖地震。
首都圏でも大停電が発生し、復旧まで3時間ほどかかった。

ただ、ひとつ不思議だったのは、街をひとつ隔て、
停電しているエリアとしていないエリアがあったこと。
一体どんな違いがあるのか。

 

人口約59万人の埼玉県の川口市は、県内2位の都市。
近年は住みたい街にも選ばれる人気エリアだ。

先日の地震では、この川口市で1万戸以上の停電が発生した。

真っ暗な中で市民が見たものは、荒川の対岸に煌々と輝くタワーマンション。
「やっぱり東京は特別なのかな・・・」と感想を漏らす川口市民は多かった。



■福島県沖地震では約95万戸が停電

こう言うと身もふたもないが、川口市民の感想はほぼ当たっている。


今回の地震では、東京電力管内の埼玉、千葉、神奈川、茨城、栃木、
群馬、山梨、静岡(富士川以東)の8県で約86万戸、

東北電力管内の宮城、福島、岩手、新潟の4県で約9万戸の計95万戸が停電したが、
唯一停電しなかったのが“東京”だったのだ。

その説明をする前に、停電のメカニズムをまずは知っておきたい。


東京電力と中部電力による出資会社で、
今回の地震で稼働が停止した広野火力発電所5、6号機(出力計120万キロワット=福島県広野町)を
操業するJERAの広報担当者がこう説明する。

「電気は、電気をつくる量(供給)と消費量(需要)が常に一致していないと、

周波数に乱れが生じます。

今回は複数の火力発電所が停止したため、
供給が減って周波数が下がってしまいました。

それをそのまま放置すると、電気の供給を正常に行うことができなくなり、
大規模停電に至ります。

そこで安全装置を発動させて、供給と需要のバランスを取ったのですが、
その点については配電を行う東京電力パワーグリッドさんに聞いてみてください」



■電力が足りなくなると自動装置が発動

つまりどういうことかというと、どこかのエリアを人為的に停電にしないと、

2018年9月の北海道胆振東部地震(震度7)で起きた
全域停電のブラックアウトのようなことが起きてしまうのだ。

では、改めて東京電力パワーグリッドに聞いてみよう。

「地震などで発電所が停止した場合、

一部地域の送電を停止するシステムが自動で、発動するようにできています。

停電するエリアは恣意的ではなく、
人口密度やライフラインなど総合的に判断しております。

また送電の停止は、コンマ数秒で行われます。
すべてプログラムされたもので、
職員が停止ボタンを押しているわけではありません」(広報担当者)

まさしく肉を切らせて骨を断つ、といった苦渋の選択というわけだ。

ただ・・東京の人を守るために、人身御供にされる住民はたまったものではない。


今回は川口市のほか、千葉県では市川市・船橋市、
神奈川県では川崎市(高津区・宮前区)、横浜市港北区、相模原市、
寒川町・茅ケ崎市などで各1万戸超の停電が確認されている。

2つの市域にまたがるのは、利用する変電所が同じためで、
反対に同じ市でも変電所が異なれば、停電しない場合もある。

さらに東北から遠く離れた静岡県でも、
富士市の6万戸など県全体で約17・5万戸が停電した。

こう言っちゃ悪いが、そこそこ人口が多くて、その割に重要官庁がないところが、
“都合のいい街”にされてしまったようだ。

そうは言っても、東京電力の職員が、

何も意地悪でそうしているわけではない。

現在は非公開だが、電力不足の万が一の備えとして、
「計画停電」のグループ分けが行われた。

さらにこれを変電所単位の5つに分け、計25グループに細分化。
これこそが、送電を止めるエリアの優先順位の目安になりそうなのだ。


■東京23区と横浜市中区は優遇

東京電力は、全ての地域を計画停電の対象としているが、

“社会的影響”を考慮し足立区と荒川区を除く東京23区と、
横浜市中区は対象外になっている。

この地域に住んでいる人は、
少なくともブラックアウトを防ぐために行う停電に関しては、
めったに起こらないと考えていい。

次に技術的に可能な範囲で「特例」が考慮されるのが、

「医療機関」(救命救急センター・周産期母子医療センター・災害拠点病院など)、
「国の安全保障上極めて重要な施設」「国の主要な機関」「都道府県庁」
「警察本部」「消防本部」などのあるエリア。

つまり、県庁のあるさいたま市浦和区、千葉市中央区などのエリアのこと。
ちょっとブラックだが、「原子力発電所周辺30キロ圏内」も特例の対象だ。

さらに、鉄道、航空、金融システムなどについても

影響を“できる限り緩和”するとしているので、
羽田空港の大田区や東京証券取引所の中央区はダブルで安心できる。

関西圏や中部圏も考え方としては同じだ。

「自動で停電させる範囲は、発電所の停止規模によっても違います。


その地域が、必ず停電すると決まっているわけではありません。
また、電力は各電力会社で融通し合っておりますので、
今回の福島県沖で起きた地震のように、東海地方以西で発生する南海トラフでも、
東京など関東で停電が起きる可能性はあります」(前出の東京電力パワーグリッド広報担当者)

一方、県庁所在地など特例エリアの属するグループとは

別のグループに入ってしまった市区町村は、
停電の可能性が高まるエリアだという見方もできる。

例えば、千葉市中央区と別グループになった、
市川市、松戸市、千葉市美浜区、船橋市など。

さいたま市浦和区と別グループの、
さいたま市西区、ふじみ野市、所沢市、富士見市などだ。



■復電も優先される

復電についても、優先順位はある。


経産省の「災害時における現行の優先復旧の考え方」によると、
首都直下地震など東京が被害を受けた場合、
官公庁施設、病院施設、報道機関、広域避難所などが優先復旧の対象。

東京電力管内には、全体で1614もの変電所(地中も含む)があるが、
これら優先順位の高い地域からインフラの修理が進むという。

災害時、自衛隊の駐屯地となる予定の
東京臨海広域防災公園(13・2ヘクタール)のある江東区有明のタワマン住人は、
他のエリアより電気の明かりが戻るのが少し早いかもしれない。‥(略)・・》

注)記事の原文にあえて、改行を多くした。

              

今回、《・・地震で停電する?しない? あなたの街「優先順位」見極め方・・》、
多々教示されたりした・・。

こうしたことを学んだ後、過ぎし年の2011年4月上旬、
私の住む調布市でも、計画停電が実施された当時のことが思いだされたりした・。

我が家の門扉の近くにある郵便受入箱を覗いたら、
A4サイズを倍にしたような大きな用紙が三つ折が入っていた。


『東京電力からお詫びと計画停電へのご協力のお願い』
と大きく表題され、

  調布市のお住まいの皆様へ
と左最上段に宛名され、発行元は私の住む地域の電力管轄元の東京電力 武蔵野支社であった。


首記の内容は、お詫びと計画停電の依頼の内容であり、
具体的な内容として、計画停電の地域の内容が大きく表示されていた。


私は調布市のホームページで、ときおり確認していたので、対象グループと地域をチエックしたりした。

そして、左中段に於いて、
【 停電する地域と停電しない地域があるのは 】
と大きく黒枠で囲まれた内容が明記されていたのである。




私は風の噂では聞いたりしていたが、東京電力からの具体的に理由は不明であった・・。

《・・鉄道需要は国民の基本的生活レベルの維持に大きな影響を与えることから、
国等の要請を受け鉄道用変電所の一部を計画停電の対象外としております。


当市内の電力系統に鉄道用変電所がある場合、鉄道変電所と同一の電力系統
から送電させていただいているお客さまは、計画停電の対象外となります。

なお、今後の需要動向によっては計画停電の対象とさせていただく場合が
ございますのでご了承ください。・・》

私は原文の通り転記させて頂いたが、
私の現役時代は民間会社に勤めた身としては、
何かしら官公庁の告示の文章に思え、息苦しく固い感じたのである。

短的に表現すれば、鉄道変電所と同一の電力系統から送電している地域は対象外である、
と私は初めて東京電力の公文書、と知ったのである。




首都圏に住む私たちの多くは、もとより被災された方たち、
福島第一原発で事故で、周辺の一時避難、その上に農作物で甚大な被害を受けている方たち、
こうした方たちの前に於いては言葉もないが、
私の住む地域でも、度(たび)重なる余震におびえたり、
東電による『計画停電』が実施され、対象地域、時間による停電が行われている。

そしていつ停電になるの、と震災後に過ごしたりしてきたのである。

この後、遅ればせながら理由が解かり、やはり風の噂と同じだった、
と私は苦笑し、もう一度この東電の文書を見たりしている。



そして私の住む地域は、幸運にも計画停電は対象外と知り、
私は微苦笑をしたりした。

このようなことを思い浮かべて、私は運だけは強い男かしら、
微苦笑をしたりしている。
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ワクチン「6月末までに全国民分を確保は無理」、76歳の私は学び、動顛させられて・・。

2021-02-19 14:34:49 | ささやかな古稀からの思い


先程、ときおり愛読している公式サイトの【 AERA dot. 】の中で、
ワクチン確保に失敗

           「6月末までに全国民分を確保は無理」と政府関係者 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市の住んでいる年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古ぼけた一軒家に住み、 ささやかに過ごしている。

こうした中で、昨年の新春より、新型コロナウィルスの烈風より、
私は生まれて初めて外出の時はマスクをしてきた。



もとより新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、
おひとりおひとりが、「相手と身体的距離を確保すること」、
「マスクの着用」、「 手洗いや咳エチケット」、
「三密(密集、密接、密閉)」を避けるといった、
国民のひとりとして、私たち夫婦は確かな責務、と実施したりしてきた。

そして我が家は家内の提案で、マスクは使い捨てと決めたり、
玄関の片隅には消毒液を置き、外出から帰宅後は手を消毒したり、
もとより日常の室内で生活していても、洗面所など手洗いをしてきた。

こうした中で、新型コロナウイルスを終息化させる為に、
新たに開発されているワクチンが有力な手段と、
学んできた・・。



やがて2月18日の朝、ぼんやりと私はテレビのニュースを視聴していると、
《・・新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が17日、
国内で始まった。

第1例目の接種は東京都目黒区の国立病院機構東京医療センターで行われ、
医師に米ファイザー製ワクチンが打たれた。

政府は国立病院機構の施設など、まず全国100カ所の病院で
同意を得た医療従事者4万人に先行接種して安全性を確かめる方針。

流行収束に向けてワクチンの効果に期待が高まる。
滞りなく接種を進めるための供給確保が課題となる。 ・・》

このようなニュースを視聴して、やがて私たち高齢者の順番かしら、と微笑んだりしている。

このような心情で過ごしてきた私は、

《・・「6月末までに全国民分を確保は無理」と政府関係者・・》って、
どのようなことですか、と思いながら記事を精読した。

この記事は、『 週刊朝日 』の2021年2月26日号を一部加筆修正され、
関連の【 AERA dot. 】に於いて2月19日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。



《・・「国内産、国外産の別を問わず、
全体として必要な数量について、供給契約の締結を順次進める」

2月5日に都内で開かれた自民党新型コロナウイルスに関する

ワクチン対策プロジェクトチーム(PT)の役員会。

出席者に配られた「新型コロナウイルス感染症に係るワクチンの接種について(案)」と題する資料には、
こんな一文が盛り込まれていた。

政府は、すでに複数の製薬会社とワクチンの供給契約を結んでいる。


これと矛盾するかに見える
「供給契約の締結を順次進める」との文言に違和感を覚えた自民党議員は、
説明役の政府担当者に次のように問いただした。

「今の段階で『供給契約の締結を順次進める』というのは、おかしい。


文書作成時には、気を付けてほしい」




ワクチンが十分に確保できていないという印象を与え、
誤解を招くという危惧があったようだ。

だが、担当者はこの問いにはっきりと返答せず、
後に一般公開された文書にも文言はそのまま残った。

議員の指摘は、なぜ聞き流されたのか。
内情に詳しい政府関係者が衝撃の事実を明かす。

「実は、政府が製薬各社と結んだ契約は、
全国民にワクチンを行き渡らせるのに十分なものではなく、
供給スケジュールも実質的には白紙の状態です。

具体的な供給契約の締結に向けた交渉をこれからも、
進めていかねばならない状況なのです」



契約をめぐってはワクチン対策プロジェクトチーム(PT)の複数の出席者から
「ファイザー社の契約書の契約内容や日本への供給時期を教えてほしい」と要望が相次いだが、
担当者は、「契約書の内容はお答えできません」と突っぱねたという。

ワクチン対策プロジェクトチーム(PT)の事務局長を務める古川俊治参院議員は
「会合を通じて契約内容についての情報が提供されなかった」と認める。

これから供給契約を締結するのだとすると、
日本は今後、計画しているとおりの量のワクチンを入手できるのだろうか。



前出の政府関係者は暗い見通しを語る。
「国民に確実に供給できるのは2月12日に、
ファイザー社から成田空港に届けられた第1便の約20万人分だけで、
それ以降は不透明です。

つまり、政府はワクチン確保に失敗している。
G7でワクチン接種を開始できていないのは日本だけですから、
日本の交渉と契約がいかにいい加減だったか、ということだと思います」

菅義偉首相が「感染対策の決め手」と位置づけるワクチンの確保が、「失敗」とは、ただごとではない。

政府は6月末までに全国民に提供できる数量のワクチン確保を目指すとしており、
これまでに3種類のワクチンについて供給契約を結んでいる。

米ファイザー社製約1億4400万回分、米モデルナ社製約5千万回分、
英アストラゼネカ社製約1億2千万回分の計3億1400万回分だ。

ワクチンは1人2回接種するので、日本の人口約1億2千万人分をすでに上回る。

どのワクチンも、開発の成功や国内の承認が前提だが、
額面だけをみれば全国民に行き渡るだけの十分な量を確保しているように見える。



ところが、実際にはそう簡単なものではないという。
「日本が結んだ契約は、供給期限や供給量などの大枠しか定められておらず、
他国が結んだ契約のように、途中段階の供給量や時期など細かな決まりがない。
そのため次回以降の見通しを立てようがないのです。

それに、ファイザーとの契約は供給時期が『年内』となっており、
政府が目標とする『6月末まで』の記載はありません。

現在行われているE‌U圏外への輸出規制に対抗できる条項もない。
6月末までに全国民分を確保するなど『とても無理』というのが、
多くの官僚の本音だと思います」(前出の政府関係者)

これが本当なら、これから始まる接種は、政府の計画どおりには進まない可能性が高い。



厚生労働省などが1月に示した接種スケジュールによれば、
まず、2月17日にも医療従事者1万~2万人向けの先行接種が始まり、
3月中旬に医療従事者ら約370万人の接種がスタートする。

その後、3月下旬から高齢者約3600万人、
4月以降に高齢者施設の従事者約200万人や
基礎疾患のある人820万人の接種が段階的に進められる。

医療従事者や高齢者らを除く、一般の国民はそのあとだ。

河野氏は2月16日の会見で、
15日にはワクチンの第2便がEUの輸出許可を得て、
翌週には日本に届くと語ったが、数量などの詳細については語らなかった。

ワクチン確保の日程については、
「政府の基本的な対処方針は、令和3年前半までに、
国民に必要な数量のワクチンの確保を目指すということで変わっていない」とした。

一方、「確保を目指すと語っているわけで、
接種の時期について申し上げたわけではありません」とも語った。



また、東京五輪の開催前までに
国民への接種が間に合わなかった場合について問われると、
「五輪については橋本(聖子)大臣にお尋ねをいただきたいと思います」。

希望する全国民が接種を追える時期については、
「現時点では定かではありません」とした。(本誌・池田正史/今西憲之)・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。




今回の《・・ワクチン「6月末までに全国民分を確保は無理」・・》と学び、
無力な私でも動顛してしまった。

何よりも《・・「日本が結んだ契約は、供給期限や供給量などの大枠しか定められておらず、
他国が結んだ契約のように、途中段階の供給量や時期など細かな決まりがない。
そのため次回以降の見通しを立てようがないのです。

それに、ファイザーとの契約は供給時期が『年内』となっており、
政府が目標とする『6月末まで』の記載はありません。・・》

政府のどなたかが、このような悪しき契約の交渉をされたのか判らないが、
民間会社でこのような契約交渉をしたら、子供のお使いじゃない、
と担当者は上司より叱咤されて、契約の締結には至らなかった、
とサラリーマンを卒業した私は感じ深めたりした・・。



過ぎし1月下旬にワクチン接種担当大臣になった河野太郎規制改革担当相は、
「勝手にワクチン接種のスケジュールを作らないでくれ。
デタラメだぞ」
などとツイッターに投稿した、と報じられていた。


私は河野太郎規制改革担当相の力量に期待していたひとりであったが、
この当時の発言の意味合いが判らなかったが、初めて理解できた。

そして河野太郎さんがワクチン接種担当大臣になって、
今回の悪しきワクチンの契約書の内容を知り、驚かれて発露された、と思い重ねたりした。



何はともあれ、ワクチン「6月末までに全国民分を確保は無理」となれば、
夏季のオリンピックの開催は中止となり、
やがて秋風が吹く頃に殆どの私たち国民がワクチン接種が終われば・・、
と祈願したりしている。

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100円ショップで「買っていいもの・買わないほうがいいもの」、買物メール老ボーイの私は学び、多々教示させられて。

2021-02-18 08:24:07 | ささやかな古稀からの思い


先程、ときおり愛読している公式サイトの【 オールアバウト 】を見ていたら、
節約のプロに聞く! 
   100円ショップで「買っていいもの・買わないほうがいいもの」』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であり、
家内は私より5歳ばかり若く71歳となる。

そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、
我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後40数年の古ぼけた戸建てに住んでいる。


こうした中で、私は定年後の年金生活を始めた当初より、
我が家の平素の買い物専任者となり、家内から依頼された品を求めて、
スーパー、専門店に殆ど毎日行っている買い物メール老ボーイとなっているが、

昨年の新春より新コロナウィルスの烈風に伴い、3日に一度程度となっている。



我が家は朝のひととき、家内が新聞に添付されているスーパーのチラシを見た後、
赤のサインペンで丸印を付けたりする・・。

まもなく私は手渡されて、赤丸が付いたのが本日の買物の対象品であり、
そして私が店内で魅せられた品を追加するのが、我が家の鉄則となっている。

このような我が家の平素の買物に関して、買物メール老ボーイとなっている私は、
こっそりと今回の100円ショップに関しての記事を精読してしまった・・。

この記事は、節約ガイドとして名高い矢野 きくのさんの寄稿文であり、
 無断であるが転載させて頂く。

《・・100均でおすすめのものと、
100均で買ってはいけないものをまとめてご紹介いたします。



☆買わないほうがいいものもある? 100円ショップの上手な利用法!

100円ショップ(100均)が登場した当初は、
「安かろう悪かろう」などといわれたこともありますが、
今は商品のクオリティも高くなり賢い生活には欠かせない存在となっています。

食料品から掃除用品、文具、ガジェットまで100円ショップで買えるものは、
多岐にわたっています。

それでも100円ショップには弱点もあり、
できれば避けたほうがいいものがあるのも事実。

今回は100円ショップでおすすめの商品と、
逆に、買わないほうがいいものをご紹介します。



まずは、100均で買わないほうがいいものからお伝えします。

★100均で買わないほうがいいもの1:形を揃えたいもの

収納ボックスやファイルケースなど、
色や形を揃えて整頓したいという人も多いでしょう。
そのような場合は100円ショップは要注意。

100均の安さの理由として
「その都度安く作ってくれるメーカーに発注している」
という事情があります。

そのため同じ商品が、長期間あるとは限らないのです。
どうしても色や形が揃ったものを100均で買いたいという場合は、
多めに買っておくほうがよいでしょう。


★★100均で買わないほうがいいもの2:ゴムやバネがついているもの

商品の構造上ゴムやバネなど弱りやすい部分があるものは、
避けたほうが無難かもしれません。
使っているうちに、やはりその部分からダメになってしまうことがあります。



続いて、100円ショップで買ったほうがいい、おすすめの商品をご紹介します。

☆☆100均で買ったほうがいいおすすめ商品1:調味料や接着剤

同じメーカーの調味料でも100均用に容量を少なく作っているものがあり、
小さいサイズなのでgやml単価で計算すると割高な商品となってしまうのです。

しかし割高になるから100均では買ってはいけないか、というと、
実はそうではないのです。

調味料メーカーに問い合わせると
「開封したら2~3週間で使いきってください」
と言われることが多くあります。

しかし実際に家庭の冷蔵庫には開封してから、
何カ月も経過している調味料が並んでいるのではないでしょうか。

開封したての調味料は香りがいいし、味もいいのが事実です。
多少割高になったとしても、美味しい状態で利用するには、
容量が少ない100円ショップがおすすめです。

接着剤もしかり。
頻繁に使うものではないので、一度使ってからしばらく経ち、
次に使おうと思ったら固まってしまったということはないでしょうか。

このような商品も割高でも、少量ずつ購入したほうが結果的に節約になります。


☆☆100均で買ったほうがいいおすすめ商品2:便利グッズ

掃除用品や調理器具で便利グッズが多いのも、100均の特徴です。

便利グッズというのは
「便利だけど買ってもあまり使わなかった」という人が多いのも事実。
使うか使わないかわからない便利グッズは、
まず100均で試してみるといいでしょう。


☆☆100均で買ったほうがいいおすすめ商品3:トイレ掃除グッズ

トイレの掃除用品は衛生面を考えて、
掃除したあとの綺麗ではない状態で、長期間お手洗いに置いておくのも気が引けます。

ここは思い切ってトイレ掃除用品は、使い捨てを考えるのも一つの方法です。
そのためトイレ掃除用品は100均がおすすめです。

たかが100円、されど100円。
これだけ生活に根付いている100円ショップなので上手に利用したいですね。・・》

注)記事の原文にあえて、改行を多くした。

              

私は家内のホディガード兼お供で、ときおり駅前に買物に行くが、
こうした時、家内は殆ど100円ショップに立ち寄ってきたので、 男性の私でも、
私は100円均一ショップで買い求めた品、日頃愛用している。

過ぎし私が年金生活を始めた当時の2004年(平成16年)の秋、
100円均一ショップは風の噂で知っていたが、 店頭販売価格は100円で買い求めることができる品は、
製造元の原価を推定すると、たいした物はないだろう、と思ったりしていた。

やがて多彩な数多く品を知り、よくぞ製造元の方達は、創意工夫、企業努力で開発されて、
そして100円均一ショップに納品しているなぁ、と私は驚いたりしてきた・・。

              

我が家は100円ショップで購入してきた品は、
収納用品(ケース・ボックス)として小物トレー、ポリ袋、ハンガー、S字のフックなど、
生活雑貨としては家具脚カバー、家具脚滑り止めなど、
 キッチン収納としては吸盤小物ホルダー、マグネットスポンジホルダーなど、
或いは掃除用品としては洗濯ばさみ、ほうき(ミニ)などを家内は買い求めてきた。

私は100円ショップを知って、まもなくクリアケースとクリアファイルがあることを知り、
廉(やす)くて驚きながら、書類整理に積極的に買い求めたりしている。

そして数年過ぎた頃、文房具屋さんで少し高価なカレンダーを長年購入してきたが、
100円ショップでメモ書き欄のあるカレンダーを見つけて、これ以来、私は毎年買い求めている。

或いは私は旅行などをする時、表紙が堅牢なA4サイズのノートを文房具屋さんより買い求めて持参してきたが、
100円ショップでA4サイズのレポート用紙を見つけて、
これ以来、A4サイズのクリアファイルの中に、レポート用紙を入れて活用している。



このように私たち夫婦が買物に行ったりすると、
家内は殆ど100円ショップに立ち寄ったりして、 早や17年近くが過ぎている。

今回の記事で、買物メール老ボーイの私は学び、微苦笑しながら多々学んだりした・・。

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「コロナの本当の収束」想定しうる妥当シナリオ、76歳の私は学び、やがて光明を感じて・・。

2021-02-17 13:26:09 | ささやかな古稀からの思い

私は東京の調布市に住み、年金生活の76歳の身であり、
先程、公式サイトの【 東洋経済オンライン 】を見ていた中で、
『 「コロナの本当の収束」想定しうる妥当シナリオ
      2021年5月以降、これ以上の波はやってこない?  』
と題された見出しを見たりした。

昨年の2月の上旬の頃から、新型コロナウイルスに伴い、テレビのニュースなどで、
感染した事態が日々報じられ、重苦しい閉塞感に、戸惑いながら過ごしてきた・・。

そして、いつになったら終息なるの、と思いながらマスクをして、
人出の少ない処を選定して、独りぼっちで散策している。



こうした深情を秘めていた私は3月5日に散策している中、
昨夜の3月4日ひととき公式サイトで学んだことが、脳裏より舞い降りてきた・・。

私が敬愛している諏訪中央病院の名誉院長をされている鎌田實(かまた・みのる)医師が、
3月2日のニッポン放送に電話出演されて、「新型コロナウイルス」の現在・今後の状況や、
予防する方法について提言されていた。

《・・「WHO(世界保健機関)は、『パンデミックではない』と言っているが、パンデミックに近い。
世界流行の兆しが出始めているんじゃないか」・・

ただ、「(日本では、イベントの中止や外出を控えている現状があり)人が集まらなくなると、
下火になっていく可能性がある・・一時はまだまだ増える。
3~4週間後くらいに山の頂上が見えてきて、減りだしてくれたらいい」と、
1ヶ月後くらいが、ピークなのではないかと予測した。・・》

このようなことを私は学び、あと1ヶ月を過ぎれば終息化に向かっていくかしら、
と思い馳せたりして、無力な私は念願したりした。

そして4月中旬を過ぎ、重苦しい閉塞感から解き放たれて、
陽春の時節、平年通り私は、小躍りして遊歩道、公園を歩き廻りこと思い浮かべたりした。




しかしながら現実の新型コロナウイルスには、周知の通り、
日本中を悪夢のように蔓延して、終息には至っていない。

そして無力な私は、私が敬愛している鎌田實(かまた・みのる)医師だって、
予測できないことであったりした、難題である。

この後の私は、新型コロナウイルスの日本における終息化の予測は、
 専門の分野で御活躍されている御方が論説されていたが、
たまたま昨夜、【 東洋経済オンライン 】読んでいる中、
多々教示されて、無学な私でも明解できる未来予測にめぐり逢えたりした。

この御方は、経済評論家、百年コンサルティング代表の鈴木 貴博 さんであり、
寄稿文が【 東洋経済オンライン 】に於いて、2月13日の配信されていた・・。

https://toyokeizai.net/articles/-/411618
【 東洋経済オンライン 】==>
『 「コロナの本当の収束」想定しうる妥当シナリオ
      2021年5月以降、これ以上の波はやってこない? 』

お時間のある御方で、新型コロナウイルスの日本における終息化に関心のある御方はお読みください。

私が特に多々教示させられた箇所を、無断ながら転載させて頂く。



《・・「いったいいつまでコロナ禍は続くんだ!」
個人の心の叫びとしては、理解できるこの言葉。

ただ、経営者がもし心の底からそう思っているのだとしたら
ちょっとバツです。

経営者は、事業に投資をする役割を任された人です。
ですから投資の前提として、コロナ禍がいつ終わるのか、
想定しておく責任があるわけです。

ちなみに経営者としての私は
「コロナ禍の大きなピークは2021年5月まで」
と想定しています。


私は未来予測を専門とする経営評論家ですが、
そもそもは経営戦略コンサルタントとして、
クライアント企業の未来の経営環境を予測することからスキルを磨いてきました。
いわゆる業務用の未来予測を30年にわたり担当してきたのです。

現在、業務用の未来予測としては
「新型コロナがどうなるのか?」が最大の影響要因なので、
医学的なさまざまな意見を吸収しながら、
それが社会と経済にどう影響をおよぼすのかを分析するのが私の仕事です。

その観点で情報をまとめるとさきほど述べた
「コロナ禍の大きなピークは2021年5月まで」
という予測が出てきます。



☆2021年夏はどうなる?

では2021年夏は、どう考えればいいのでしょうか。
おそらくこれから起きることは、昨年と同じです。

今、政府が一生懸命新型コロナの拡大を抑えようと頑張っています。このままいけば2月20日頃には、
東京など10都府県で緊急事態宣言が解除できる条件に到達すると思います。

政府としては、その後の揺り戻しが怖いので、
正式解除は3月頭になるかもしれません。

そして実際にも、揺り戻しがあるかもしれません。
4月にはふたたび感染が拡大して、本当の意味で
新型コロナの重症者数が収まってくるのは
昨年と同じ5月頃になるのではないでしょうか。

2021年の後半までは、
ワクチンという「予測の前提条件を変えるもの」が出てこないので、
結果として今年の夏の予測も変わらないと考えられます。

6月になるとマスク、手洗い、ソーシャルディスタンスは前提ではありますが、
外に出ても大丈夫になるのではと見ています。

昨年がそうだったように、新型コロナは
気温が上がって夏に向かうと勢力が衰えるわけです。

昨年の夏は、こわごわと外に出なかったひとたちが半分、
積極的に外に出たひとたちが半分くらいでした。

そして結果として若者の新規感染者が目立つ第2波がやってきました。
しかし第2波は、現在の第3波ほどの社会問題にはならなかった。
理由は重症者に割り当てられた病床に余裕があったからです。



現在、緊急事態宣言がなかなか解除されない最大の理由が、
病床の逼迫です。

特に今年1月は東京の逼迫率が高く、入院を必要とする患者の数が
病床数を上回り、高齢者で発熱した陽性患者が
入院を断られるケースが出てくるところまで事態は悪化しました。

医療崩壊寸前、ないしは現場によっては、
もう医療崩壊が起きているということで、昨年のパンデミック以降の最大の危機を迎えていたわけです。

これが2月10日頃には、いいほうに向かい、
東京都でも病床使用率が60~75%程度と余裕が出てきました。

同時に1人の陽性者が、何人にうつすかを示す実効再生産数も
0.7台に下がってきています。

病床使用率は、新規陽性患者数が減少してから2週間くらい後に効いてきます。
今、すでに東京都では1週間の新規陽性者が
解除基準である一日500人をここ1週間の平均では下回ってきていますから、
このままいけば2月下旬には病床利用率でも解除基準が見えてくるはずです。



★昨年の第2波は危機的状況ではなかった


東京都の重症者数は1月20日の160人が最大時で、
現在は100人ちょっとまで落ちてきています。

昨年の第1波では、4月28日の105人が重症患者数のピークでした。

これらの水準を危機的な状況ととらえると、
それと比べれば昨年夏の第2波は、病床使用率の面では、
危機とはいえない状況だったことは確かです。

気温の高い夏は、新型コロナが勢力を落とすのです。
実際2020年7月10日時点で、東京都の重症患者数は5人まで落ちました。

そこから第2波が来て8月23日には、
第2波のピークとして39人まで重症者は増えます。

夏でも死者も出ました。
しかし重症者数が東京都で50人を超えるのは11月末、
そこまでは新しい生活様式の下での日々で、
わたしたちは持ちこたえたわけです。



そして2021年の夏から秋にかけては
かなりの数の高齢者にワクチンが行きわたるはず。

これらを未来予測の前提と考えて、ここまでのロジックで、
未来予測の「基本シナリオ」をまとめてみましょう。

1. 足元の緊急事態宣言は、2月下旬には解除できるようになる。
 安全を見て政府の解除は3月7日の期限ぎりぎりになるかもしれない

2. 解除後も5月までは、揺り戻しが心配される。
 第3波が収まるのは5月末

3. その後も集団免役はできないため、新型コロナへの注意は必要。
 7月から8月にかけて昨年同様に第4波が発生するリスクはある。
 ただし重症者数は限定的におさまる   

4. 秋頃には、新型コロナのワクチン接種がかなり広がる。
 少なくとも65歳以上の高齢者にはほぼ行きわたることが期待できる

5. ワクチンによって高齢者中心に集団免役ができたことにより、
 2021年12月には大きな感染拡大は起きない。
 そして世界的にも同じことが起きる。
 少なくとも欧米、中国などでは新型コロナは収束する


もちろん悲観シナリオも想定しておく必要はある

もちろん冒頭で申し上げたように、
これはシナリオプランニング的にみた1つのシナリオです。

悲観シナリオで提示したように、変異株が猛威を振るう場合も起きえますし、
楽観シナリオのように東京五輪をきっかけに
冬を待たずに経済が好転するシナリオもありえます。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。




私は、不用不出の外出自粛の規制の今日、日常生活のペースは戸惑い、
新型コロナウイルスは終息せず、心が幾分晴れないのが本音となっている。


今回、経済評論家、百年コンサルティング代表の鈴木 貴博 さんより多々学び、
私たち国民が多くがワクチン接種ができ、やがて終息化に向かっていく、
何かと単細胞の私は思い馳せたりしている。



幸いにも、本日の朝、ぼんやりとテレビのニュースを視聴していると、
《・・新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が17日、
国内で始まった。

第1例目の接種は東京都目黒区の国立病院機構東京医療センターで行われ、
医師に米ファイザー製ワクチンが打たれた。

政府は国立病院機構の施設など、まず全国100カ所の病院で
同意を得た医療従事者4万人に先行接種して安全性を確かめる方針。

流行収束に向けてワクチンの効果に期待が高まる。
滞りなく接種を進めるための供給確保が課題となる。 ・・》

このようなニュースを視聴して、やがて私たち高齢者の順番かしら、と微笑んだりしている。

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誰も気づかないコロナ自粛の恐るべき副作用、高齢者の筋力・認知力低下が顕著、76歳の私は多々教示させられて・・。

2021-02-16 14:56:57 | ささやかな古稀からの思い

昨夜、ときおり愛読している公式サイトの【 プレジデント・オンライン 】の中で、
『 「5年後、要介護者が急増する」
    誰も気づかないコロナ自粛の恐るべき副作用
            高齢者の筋力・認知力低下が顕著 』
と題された見出しを見たりした・・。

私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。




こうした中、昨年の1月下旬より新型コロナウィルスの烈風となり、
これ以前の日常生活と、この後の日常生活が年金生活の我が家でも
大幅に変更が余儀なくされたりした。

新型コロナウィルスの烈風の前は、たとえば私の殆ど毎日のように午前中は、
平素の我が家の買い物は、家内から依頼された品を求めて、
スーパー、専門店に独りで行ったりしている。

やがて帰宅後、殆ど毎日のように自宅から3キロ以内の周辺にある遊歩道、小公園などを散策している。

こうした根底として、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。


     

こうした中で、私は亡き母の遺伝を純粋に受け継いだ為か、
恥ずかしながら男の癖におしゃべりが好きで、
何かと家内と談笑したり、ご近所の奥様、ご主人など明るく微笑みながら談笑したりしている。

そして私は、遊歩道、公園などを散策していると、見知らぬ男性、
女性グループの御方たちと、話しかけられたり、或いは話しかけたりして、談笑し、
殆ど毎日過ごしている。

或いは、知人とか友人と時折お逢いする時は、しばらくねぇ・・、と私は笑いながら逢ったりして、
日中はコーヒー、夕暮れからはビールか水割りのウィスキーを飲みながら、談笑をしたりしている。

ときおり国内旅行は私たち夫婦の共通趣味のひとつで、幾たびか遊学を重ねてきたが、
旅先でも、私は食事処、ロビーなどて隣席した見知らぬ方でも、話しかけて談笑したりしている。
                          
こうした中で、好奇心をなくしたらこの世は終わりだ、と信条している私は、
体力の衰えを感じている私でも、その時に応じて溌剌とふるまったりしている。




しかしながら、コロナの烈風に伴い不要不出の中、
大幅に変更が余儀なくされて、戸惑いながら過ごしているのが、
実態となっている。

このような深情のある私は、今回の《・・誰も気づかないコロナ自粛の恐るべき副作用・・

高齢者の筋力・認知力低下が顕著・・》って、どのようなことですか、
と思いながら記事を精読してしまった。

この記事は、国際医療福祉大学大学院教授の和田 秀樹さんの連載寄稿文のひとつで、
【 プレジデント・オンライン 】に於いて、2月14日に配信されて
無断であるが記事の大半を転載させて転載させて頂く。


《・・長期間のコロナ自粛で、ほとんど外に出ない高齢者が増加している。

精神科医の和田秀樹氏は
「かなり足腰が弱り、歩けなくなってしまった人もいる。
筋力や認知力の低下により、フレイル(要介護状態の前段階)になる高齢者も多い。
5年後には要介護者が急増し、介護費は推計を大きく上回る可能性がある」と指摘する・・・。



★コロナ自粛で高齢者の筋力・認知力低下→廃用症候群・要介護者急増

コロナ感染拡大の影響で、病院の外来患者が減っている。
顕著なのは、高齢者だ。

私は高齢者専門の精神科医として、
認知症や老人性うつ病などの患者の診察をしているが、
最近、本人ではなく家族が来院し、薬だけ取りにくるというパターンが目立つ。

その際、患者の様子を家族に聞いている。
「足腰は衰えていませんか?」
「以前と比べて認知症状は悪くなっていませんか?」

大半の家族は、「ほとんど外に出なくなった」、
「そのせいでかなり足腰が弱っている」などと答える。
歩けなくなってしまったという人もいた。

こうした機能低下は「廃用症候群」と言われる。
高齢者の場合、使わなかった体の器官の衰えが激しい。

若い人なら、スキーで骨を折って1カ月寝ていても、
骨がつながるとすぐに歩ける。

ところが高齢者の場合、風邪をこじらせて寝込んでしまうと、
1~2カ月で歩けなくなり、リハビリをしないといけないことが多い。

寝込むまでいかない場合は、
外に出歩かないという状態が1~2カ月続いても歩けなくなることはめったにないが、
1年近く続くとかなり歩行困難をきたすことが多いようだ。

コロナ禍の自粛生活が続くと、
歩く量が大幅に減り、高齢者の筋力低下がかなりの確率で起こる。

またお腹がすかないので、栄養状態も悪くなる。
高齢者の運動機能と認知機能の低下がいま確実に進行している
と私は見ている。

2月2日に緊急事態宣言が10都府県において1カ月間延長されることが発表されたが、
これでますます機能低下を引き起こす高齢者が増えるのではないか。



★フレイル、プレフレイル、要介護者が数年後に大量に出る

高齢者などが要介護状態になるのを防ぐために、
「フレイル(虚弱高齢者)」という概念が近年、論じられている。

海外の老年医学で用いられる「frailty」の訳語として、
老年医学会が2015年に提唱した言葉だ。

簡単にいうと、要介護状態の前段階のような状態で、
体重減少、疲れやすい、歩行速度の低下、握力の低下、身体活動量の低下、
の5項目のうち3項目以上あてはまるとフレイル、
1項目でもあてはまるとプレフレイル(フレイルの前段階)とされる。

フレイル状態になると、死亡率が上昇し、
身体能力の低下がおきるほか、病気にかかりやすく、ストレス状況に弱くなるとされている。

コロナ感染者に関しては、無症状の高齢者がいるいっぽう、
重症化する人もいる。

高齢者全員がコロナに弱いわけでなく、フレイル高齢者が弱い可能性がある。

フレイルのうちにきちんとそれなりの対策を打てば、
もとの活発な高齢者に戻ることができるが、
これを怠ると要介護高齢者に陥ってしまう。

旧厚生省が高齢者の健康増進のために
設立した長寿科学振興財団が運営する「健康長寿ネット」には、
このフレイルの予防の項目として「持病のコントロール」、
「運動と栄養」、「感染症の予防」の3つが挙げられている。

高齢者は、持病が悪くなると、一気に元気や体力がなくなる。
またインフルエンザや風邪をこじらせると、やはり急激に衰える。

日常生活でもっとも注意すべきなのは、なんといっても「運動と栄養」だ。

東京都医師会のホームページでも、中高年から高齢になれば、
メタボ対策よりフレイル予防が大切であるとしていて、
何もしないと筋肉が衰えてしまう、と警鐘が鳴らしている。



以上のように、厚生労働省や老年医学会が、
この10年近くにわたって要介護高齢者の増加を食い止めるために、
 フレイルやサルコベニア(フレイルの一要素である筋力低下)の対策を行ってきたのが、
1年近く続くコロナ自粛によって、水の泡になりかねない。

要介護者急増で将来の介護費用が推計を大きく上回る絶望シナリオ
本連載の趣旨は、
「何が賢い人間をバカにするのか」ということである。

今回問題にしたいのは、不安に煽られ近視眼的な対応に走ってしまうと、
長期的には大きな損害をもたらすリスクを見落としてしまいがちということだ。

コロナの感染予防が大切なのは言うまでもない。
だが、その長期的な影響を考えないと、もっと大きな問題が起こる。

長年、日本老年医学会などは、
サルコベニアやフレイル対策などをメインテーマにして活動してきたが、
コロナ自粛をすることのリスク(フレイルなど)を訴えるような声明や
アドバイスについては2020年3月に一度
「高齢者として気をつけたいポイント」というチラシのようなものを出しただけだ。

感染対策ばかりでフレイル対策の啓蒙(けいもう)活動を
まともに行っているように思えない。


★5兆円の介護費用増、国はどのように捻出するつもりなのか

要介護高齢者の激増は、国家の財政を直撃する。
2020年3月に発表された2019年3月現在の要支援・要介護認定者数は約658万人。
高齢者の6人1人に近い数だ。

また2019年度の自己負担分を含めた介護費用の総額は
過去最高の10兆5095億円だった(2001年度の約2.4倍)。


1年以上続くコロナ自粛生活で、
今後、どのくらい介護費用が増えるかは、予想がつかない。

だが、例えば5年後、高齢者増加に伴うコストの自然増だけでなく、
 コロナ自粛の反作用によるプラスαのコスト増が、
巨額なものになるのではないか。

コロナ禍で運動機能に問題のない普通の高齢者の一部が、
フレイルに陥り、フレイルの人は要介護に近い状態になり、
要介護の高齢者のうち、まだ歩けていた人が相当の歩行困難となっている。

臨床の現場にいると、相当数の高齢者が、
介護を要する状態になってしまうと容易に想像できるからだ。

高齢者増加に伴うコストの自然増に加え、
仮に5年で5割上がるということになれば軽く5兆円以上の介護費用増である。

これを公費でまかなっていかないといけないのだが、
国はどのように捻出するのだろうか。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。




今回、《・・誰も気づかないコロナ自粛の恐るべき副作用・・
・・高齢者の筋力・認知力低下が顕著・・》、
多々私は教示されたりした。

昨年の2月より、新型コロナウイルスの烈風に伴い、
マスクの苦手な私は、外出する時は、やむなく生まれて初めてマスクをしてきた・・。

こうした中、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、
おひとりおひとりが、「相手と身体的距離を確保すること」、
「マスクの着用」、「三密(密集、密接、密閉)」を避けるといった、
国民の責務と思いながら、独りぼっちで出来る限り人影の少ない道を選定して歩いたりしている。


ご近所の御方とは、マスク越しに2メートル以上離れて、短めに歓談する程度となり、
平素の買い物も3日間に一度として、まとめ買いをしたりした。

或いは少し遠方は、路線バスを利用していたが、
「三密(密集、密接、密閉)」が怖くて、歩き続けて、
やがて膝(ひざ)に痛みを感じて、やむなく整形外科に通院したりした。

そして都心に買い物、懇親会などは自粛したり、都立の公園などの閉鎖もあり、
歩く範囲が限られて、以前より歩く距離は短くなったりしてきた。

もとより私たち夫婦の共通趣味の国内旅行も断念したりし、
いずれにしても年金生活16年で我が家としては初めての出来事となったりした。



こうした中、東京都は緊急事態宣言の延長を受けて、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、人流の抑制を最優先に、以下の要請を実施されている。

私の住む調布市の市報の2月5日の一面

日中も含めた不要不急の外出自粛を宣言されて、
医療機関への通院、食料・医薬品・生活必需品の買い出し、必要な職場への出勤、
屋外での運動や散歩など、生活や健康の維持のために必要な場合を除き、
原則として外出しないこと等を要請されている。

こうした中で、私は我が家の買い物は3日に一度、
病院の通院は4週間に一度、散髪屋(理容店)は3カ月に2回に減少し、
体力の衰えた私は散歩だけは欠かせないので、
人影の少ない処を独りぼっちで歩いたりしている。

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捨てるのは悪いが食べるのも怖い、「手作り」チョコに男の本音、無縁な高齢者の私は学び、微苦笑を重ねて・・。

2021-02-15 15:36:51 | ささやかな古稀からの思い
先程、ときおり愛読している公式サイトの【 オールアバウト 】を見ていたら、
『 戦慄!捨てるのは悪いが食べるのも怖い
         「手作り」チョコに男の本音』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住む年金生活の76歳の身であり、
家内は私より5歳ばかり若く71歳となる。

そして私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、
我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後40数年の古ぼけた戸建てに住んでいる。

そして齢ばかり重ねた身であるが、好奇心だけは衰えない私は、
どのようなことなの・・、と思いながら記事を精読してしまった。



【 オールアバウト 】に於いて、2月10日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。


《・・本命、義理ともに、コロナ禍でおうち生活が続いている今年は、
時間と愛情をかけてつくる「手作りチョコ」に注目が集まっているようです。

実際のところ、男性はどのように感じているのでしょうか。

株式会社Parasolが運営する未婚男女のマーケティング研究機関『恋愛婚活ラボ』の調べによると、
本命には「手作りチョコ」を渡したいと答えた女性が、
昨年より7.8%も増加したとのこと。


☆この記事に掲載されていた写真を拝借した☆


どうやら本命、義理ともに、コロナ禍でおうち生活が続いている今年は、
時間と愛情をかけてつくる「手作りチョコ」に注目が集まっているようです。

一方で、「手作り」は、チョコであれ弁当であれ
「何が入っているか分からなくて怖い」、
「シロウトが作ったものはちょっと・・・」など、
これまでにも折に触れて議論が巻き起こるテーマでもあります。

実際のところ、男性はどのように感じているのでしょうか。

過去、手作りチョコレートをもらった経験があるおふたりから
お話を伺ってみました。



☆手作りチョコが、結婚を決意するきっかけに!?

東京都在住の洸太郎さん(仮名・34歳)は、
子ども時代から「わりとモテる人生を送ってきた」といいます。

「バレンタインデーになると、下駄箱や机にチョコの箱が入っていて、
校門の前で女の子が待っている、なんてことがけっこうありました。

市販のチョコのほうが多かったのですが、なかには手作りチョコの子も。

僕がもらってきたチョコを、母と姉が全部チェックするのがお約束で(笑)。
手作りのものは『危険だから食べるな』って言われ、
勝手に処分されていたんですよ」

過保護気味の母と姉に阻まれ、
実は1度も手作りチョコを口にすることはなかったという洸太郎さん。

ご本人もふたりの影響を受け、
当時は「手作りチョコは悪! バイキンが入ってる! 気持ち悪い!」
 という気持ちを抱いていたといいます。



「それが、会社に入って5年目くらいのときかな。
僕の部署に、中途採用で女性がひとり入ってきたんです。

僕の妻なんですが、のろけさせてもらっちゃうと、
彼女を見た瞬間、周囲が明るく輝いているように見えました。

がんばってアピールして、ふたりで飲みに行く関係になって・・・
翌年のバレンタインに、彼女が手作りチョコをくれたんです。

ブラウニーっていうんですかね。
チョコレート生地を焼いて、食べやすいようにスティック状にカットしたケーキでした。

でも、これを家に持って帰ってしまうと、
母と姉に捨てられてしまうかもしれない。
そんなことはされたくない。
その時初めて、母と姉に逆らう気持ちが起こったんです」

もらったその場で「食べてみてもいい?」と彼女に聞き、
ブラウニーを頬張った洸太郎さん。

初めて食べた手作りチョコの味は、
「何とも言えない、幸せの味がした」といいます。

「ふわっとキルシュの香りがして、ほどよい甘さで、
口の中でほろほろ崩れる感じで、とにかくすごく美味しかったんですよ。
チョコってこんなに美味いもんだったっけ!?って。

包装もすごくきれいで、
ああ、僕のために時間をかけて用意してくれたんだなって実感しました。

その気持ちが嬉しくて、その場で
『僕と、これから、結婚を前提にしてお付き合いしてください』
って伝えたんです」

「好き」と思える相手から贈られたものなら、
どんなものでも嬉しいのだと悟った洸太郎さん。

家に帰り、残ったブラウニーを少しずつ母親と姉に食べさせ
「実は、こんなに心のこもったチョコを手作りしてくれた女性がいる。
彼女と結婚したいと思っている」と素直に伝えたところ、驚いたことに
「洸太郎にも、やっと本気で好きと思える人ができたんだね‼ よかったね!」
と祝福してもらえたのだとか。

「過去、手作りチョコをもらっても食べたいと思わなかったのは、
相手のことをまるで好きじゃなかったからなんですよね。

母も姉も、僕の薄情な性格を見抜いていたんです。

手作りチョコが悪いんじゃない。
それをもらうに値しないくらい精神的に幼かった僕が悪かったんです。
そのことに、妻のおかげで気づくことができました!」


.

☆料理ベタな女の子からのチョコ。食べるべきか、逃げるべきか・・・!?

やはり東京在住の貴幸さん(仮名・38歳)は、
昨年のバレンタインに会社の後輩女性から手作りチョコをもらい
「食べるべきか、食べざるべきか」で3日3晩、悩みに悩んだといいます。

「彼女はベビーフェイスで、男性ウケがいい女の子。
俺も、恋人になってくれたら嬉しいなぁと思っていたこともありました」

“ありました”と過去形で語るのには理由があります。
それは、バレンタインからさかのぼること半年。
山間のキャンプ場に、仲の良い同僚や後輩たちと赴いたときのことでした。

「現地でBBQをすることになっていて、
つまみ的なものをひとり1品ずつ用意する話になっていたんです。

彼女は『私の手作りなんです。お口に合えば嬉しいんですけど・・・』って、鶏の唐揚げを持ってきたんですが、
それが驚くほどマズくて・・・」

火の通りが甘く、唐揚げは半分以上が、生の状態。
しかも、暑い季節にもかかわらず保冷せず持ち歩いたらしく、
なんともいえない生臭さで、口に入れた瞬間に吐き出したくなった貴幸さん。

そっと口から出しナプキンに包んで捨てると、
他の同僚も微妙な顔で同じような行動をとっていました。

「まさかの“メシマズちゃん”だったんですよ・・・。



それ以後、俺的に彼女は“ナイ”って思っていたのですが、
渡されたのは、まさかの手作りチョコ。しかも、半生っぽいやつ。

本命チョコというわけではなく、
同じ部署の奴らも同じ手作りチョコをもらってましたけどね。
ただ・・・手作りだけに、捨てるのも悪いし、食べるのも怖いし(笑)」
結局、貴幸さんはどうしても食べる勇気が出せず、
燃えるゴミの日にそっと捨ててしまいました。

しかし・・・。
「同じチョコをもらった同僚が4人いたんですが、
そのうちふたりがノロで入院したんですよ(笑)。

どうやら奴ら、彼女が作ったチョコを食べちゃったらしくて。
俺同様に元気だった同僚は、やはり食べずに捨てたんだとか」

以来、「シロウトが手作りしたチョコ」が、
異様に怖くなってしまったという貴幸さん。

昨年夏から付き合っている女性には、
「頼むから、手作りチョコは止めて!」とお願いしているといいます。

「もう二度と、手作りのチョコは勘弁!って感じです。
もう、トラウマですね。
あれから、生チョコとか、柔らかい食感のチョコも怖くて食べられなくなりました。

衛生面の対策も万全のプロが作ったチョコのほうが、
絶対に安全かつ美味いと思うし、女性のみなさんはもうね、
無理して手作りしなくていいです!
 そんなところでポイント稼ごうとしなくても大丈夫ですから!」



――貴幸さんの場合は、さすがに「相手が悪かった」ようですが、
奇しくも手作りチョコが正反対の結果を生んでしまったおふたり。

このように、相手の価値観を左右する事態になりかねないので、
手作りする際はキッチンを除菌し、こまめに手指を洗浄。

マスクをし、換気扇をフルに回しながら行うなど、
感染対策はしっかりと行いましょう。
ただし、コロナ禍にある今年は、手作りではなく
敢えて「市販」に頼るほうがいいかもしれません。

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。




今回、《・・捨てるのは悪いが食べるのも怖い、「手作り」チョコに男の本音・・》、
多々私は教示されたりした。

私はバレンタイン・ディーに、女性がそれぞれの思いを男性に託してチョコレートを贈呈する風潮は、
確かに40年前の頃からあったと思われるが、もとより私の若き20歳の頃は記憶になかった。

そして今回、若き男性の「手作り」チョコを頂いた深情を学び、
微苦笑を重ねてしまった。

若き女性がまごころこめて「手作り」する情愛に、
私たち世代の男性は無縁だった為か、微笑ましく感じ深めたりしている。
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バレンタイン・デー、年金生活の我が家、恥ずかしながら実態を発露すれば・・。

2021-02-14 13:52:16 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の調布市の片隅みに住んでいる年金生活の76歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。




こうした中、過ぎし年の2004年(平成16年)の秋、
民間会社に勤めていた私は定年退職となり、
多々の理由で年金生活を始めた・・。

そして家内は、料理、洗濯、掃除などは専業主婦の延長戦として、積極果敢に了解してくれたので、
せめて我が家の平素の買物ぐらいは・・と私は思い、殆ど毎日のように家内から依頼された品を求めて、
スーバー、専門店に行っている買物メール老ボーイとなって、早や17年目となっている。

          

平素は、朝食後に家内は、いつものように新聞に添付されているスーパーのチラシを見た後、
赤のサインペンで丸印を付けたりした・・。

やがて私は手渡されて、赤丸が付いたのが本日の買物の対象品であり、
そして私が店内で魅せられた品を追加するのが、我が家の鉄則となっている。


こうした中、本日は最寄りのスーパーのチラシを手渡されたが、
平素と違い、チョコレートが掲載されて、
『 手作りバレンタイン 』2月10(水)~14日(日) 5日間 』、
可愛らしいハートのマークの中で表示されていた。

そして明治製菓の板チョコ系のミルクチョコレートと
ブラックチョコレートの写真が掲載されて、
税抜き価格として1コ98円、よりどり3コ288円、よりどり5コ470円と表示されていた。

こうした中で、よりどり5コ470円の箇所に、
家内は大きく赤丸を付けられていた。

やがて最寄りのスーパーより帰宅後、
まもなくして家内より明治製菓の板チョコのブラックチョコレートを2枚手渡しされ、
何かしらバレンタイン・デーの贈り物、と私は気付き、微苦笑したりした・・。



過ぎし3年前の時は、家内は前日の13日の昼過ぎに美容院に行き、
 やがて帰宅後に『おみやげですょ・・』
と家内は私に微笑みながら、小さな紙袋を手渡した・・。

そして私は紙袋を開けると、何かしらチョコレートの親戚ような物が三つ入っていた。



『明日、バレンタイン・デーでしょう・・先程、スーパーで買ったのょ』
と家内は私に微笑みながら、言ったりした。

『そうだょだったよねぇ・・明日は全国的にバレンタイン・デーだ・・いち早く有難う・・』
ともすれば祭日さえ忘れることが多くなっている私は、明るい声で応(こた)えたりした。

『でもねぇ・・全部で千円を超えていませんから・・』
と家内は笑いながら言ったりした。

『そぉ・・それだったら・・気楽に食べられるょ・・』
と私は安堵しながら言ったりした。

やがて私は、こっそりと見ると、昨年と同じだ、と微苦笑をしたりした。

  

私はチョコレートに関して、家内から長年に頂いているが、
私は少しだけ食べて、殆ど家内が頂いているが、結婚以来の実態となっている。

私はバレンタイン・ディーに、女性がそれぞれの思いを男性に託してチョコレートを贈呈する風潮は、
確かに30年前の頃からあったと思われるが、もとより私の若き20歳の頃は記憶になかった。

昨今、デパートのチラシの中には、高価な15000円もあったりしていたので、苦笑したりした。

もしも私が25歳ぐらいの若き独身の男性であったならば、昨今の経済の諸情勢を配慮すれば、
愛しき女性からは300円ぐらいのバレンタイン・チョコレートを頂ければ充分だし、
こうした中で、ささやかに食事をしながら語り合いたいなぁ、と思ったりした。




そして私には、チョコレートの板チョコには、人生観を変えるぐらい深い思いでを秘めている・・。

私が1954年(昭和29年)の小学3年生になったばかりの時、

私を可愛がってくれた祖父が死去した。 

前年に祖父の子息だった私たちの父が亡くなり、跡継ぎを失くし、
その上に祖父自身も病状が悪化して、落胆した表情が少年の私さえ感じていた。

そして祖父、父が中心として、程ほどの広さの田畑を耕し、
多忙な時期は小作人だった人たちの助けも借りて農業をしていたが、
大黒柱の2人を失った生家では、長年の農業の技量の伝承が絶たれてしまったので、没落しはじめた・・。

こうした中で、母、父の末妹の叔母、長兄、次兄、私、そして妹のふたりが残された家族となり、
生活は困窮し始めた・・。

            
          
        
このような状況下の時、祖父の妹に当たる祖母のような心優しい御方が、
何かと不憫に思い心配されて、
とても私たちが日常生活で買い求めることのできない和洋菓子などを持参してくれた。 

その上、妹の2人には、何かと品を頂き、ときにはお揃いの洒落た下駄などを頂戴した。

この御方が帰路する時、小学3年生だった私は、
駅までの15分ぐらいの町道をこの御方と共に歩いて、駅で見送った。

この少し前、この御方は私に、
『チョコレートでも買ってねぇ・・』
と私に百円玉ひとつを手渡して下さった。

この後、私は小汚い身なりであったが、駅前の商店街の菓子屋に行き、
まばゆい包装紙に包まれた一枚の板チョコレートを買ったりした。

そして私は駅前から急いで帰宅し、妹のふたりと割って食べたりした。

しかし恥ずかしながら告白するが、正確には私は少し大き目の3分の1であった・・。 



あの家も貧乏になった、と少年の私さえ、近所の人たちの風の噂を聴こえたりしていたが、
この時ばかりは妹2人と食べあった板チョコは、この時は何かしら貧乏のことも忘れさせてくれた。

こうした体験を秘めた私は、たった一枚の板チョコレートであるが、
ここ10年前の頃からのベルギー産の高級品、宇治抹茶生チョコなどのチョコレートより、
遥かに美味しく感じられるのである。

そして私は少年心に、たった一枚の板チョコレートでも人生観を変えることがある、
と思ったりしている。


           
 

私が定年前の現役サラリーマン時代は、家内からは程々に高価なハート・マークのような品を頂いたが、
定年退職後の多々の理由で年金生活を始めると、私は家内と結婚してまもない頃に、
私の小学3年生のチョコレートの思い出を話した為か、板チョコは一枚となってしまった・・。

やがて12年前に高齢者入門の65歳となり、このお祝いの為か、
ミルクチョコレート、ブラックチョコレート、ホワイトチョコレートの板チョコ3枚に昇格し、
これ以来、板チョコ3枚が毎年の恒例となってきたが、
4年前より更に昇格して、今回のようなチョコレートとなっている。



余談であるが、日常の買物メール老ボーイの私は、最寄りのスーバーで買い物をしている時、
特売として一枚80円前後の懐かしい包装紙に包まれた板チョコを見かけると、
確かに私が小学3年生の時に食べた板チョコだよねぇ、と思いを馳せたりして、買い求めたりしている。


そして昨今は、若き女性は、板チョコをそれぞれ加工して、
手作りで贈りものにされていると、風の噂で知り、
私は微苦笑をしたりしている。
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