私は東京の調布市に住む年金生活の71歳の身であるが、『都知事選』の清き一票と思い投票所に行った後、
いつもように家内から依頼された品を求めに最寄りのスーパーに向い、
路線バスも走る大通りの歩道を歩いていた・・。
まもなく前方の道路の彼方から、救急車がサイレンを鳴らしながら疾走してきた・・。
交差点の信号の近くは、少し減速したが、やがて私の近くを通り過ぎて行った。
やがて買物の責務を終えて、帰宅に向かう時、
私は若き40代の時に、救急車に三回ばかり、お世話になったよなぁ、と思いだされた・・。
この当時の私は、あるレコード会社の情報畑で、システムの開発、運営に従事して、
平日は15時間ぐらいの勤務は、当然のように感じながら、
ときには徹夜勤務して奮戦していた時代であった・・。
こうした中、突然にギックリ腰で三度ばかり入院した苦い体験がある。
最初は土曜日も休日出勤した翌日の日曜日、自宅の和室でゴロコロと横たわって休んでいた時、
家内から、掃除機を取って下さい、と言われた私は、
近くの押し入れの下段に収納している掃除機を、かがんで取ろうとした時、
まもなく腰に激痛を感じて、横たわったりした。
翌日の月曜日の早朝、相変わらず腰回りに痛み感じていた。
そしてタクシーで病院に行き、治療を受けて出勤しょうか、と思いながら、
布団から這(は)いずりだして、トイレを終え、何とか洗面所で歯を磨こうとした時、
激痛がはしり、くずれ、床に寝転んでしまった・・。
家内に声をかけ、
『みっともないけれど、救急車を呼んでくれないか・・』と私は言った。
そして家内は、救急先に電話口で、
『ご近所の手前・・近くにきたら、サイレンを止(と)めて下さい! お願いしますね・・』
と家内は言った。
まもなくサイレンの音を響かせ、救急車が自宅に来た。
そしてタンカーを持ち、救急員のふたりが入ってきた。
救急隊員のひとりが、家内を見ると、
『奥さん・・サイレンを止めろ、と先程に言われましたが、
サイレンを止(と)めちゃ、救急車が走っていても、他の車は徐行してくれませんょ・・
奥さん・・救急車の役割がしませんから・・』
と救急隊員のひとりが怒った顔で、家内に言った。
怒られた家内は、呆然(ぼうぜん)としていた。
私は近くで聴いていたが、救急隊員のもうひとりの方に、
『それより・・私を早く病院に連れてって下さい!!』
と私は懇願したりした。
この後、家内は少し青ざめながらも、救急車に同乗した。
まもなく救急車は、サイレンをけたたましく鳴り響き、他の多くの車を徐行させ、
やがて病院の正面口に着いた。
そして家内が救急員のひとりの方に、寸志のつもりで、
『ほんのお気持ちですが・・』と手渡そうとしたら、
『奥さん、何をおしゃるんですか・・』と家内は、救急員に怒られたりした。
私はタンカーに乗せられ、病院に入ったのであるが、
ロビーの椅子に入院患者の方たちが、数多くたむろしていた・・。
そして私を眺めていたのである。
『あれは、ぎっくり腰だなぁ・・間違いがねぇ・・』
とその中のひとりが言ったのである。
私の方は、腰は痛いが、頭のほうは正気だったので、
恥ずかしい思いであった・・。
そして診察室に向かう通路の中で、黄緑色の公衆電話が見えたので、救急員の方に私は言った。
『ちょうと、待って下さい・・会社に連絡するので、電話をしますから・・』
今度は私が、救急員から怒られたりした。
『ご主人、何をおしゃるんですか・・診察を受けるのが最優先ですから・・常識ですょ・・まったく・・』
と言われたりした。
こうしたことが私としては、生まれて初めての救急車に乗車した初体験である。
そしてこの時は、入院直後、医師の人から、
『3日ぐらい容態を診ましょう・・』
などと私は云われ、私は多忙時期であったので、焦(あせ)った。
そして私は医師に、『早く・・職場に戻らないと・・痛くても緊急の処置をして下さい・・』
と私は懇願したりした。
結果的には、1泊2日の入院生活を生れて初めて体験した。
この一年過ぎた頃、やはり腰に激痛を感じて、身動きができず、
やむえず救急車に、お世話になった。
この時は、治療を受けながら担当医師より、
『1週間前後、容態を診ましょう・・それから具体的に・・』
このような意味合いを、私は言われたりした。
やがて私は、看護婦長の姿を見つけて、
『早く・・職場に復帰しないと、会社に影響します・・
担当の先生に、短期決戦のような治療をお願いして欲しい・・』
と私はひたすら懇願したりした。
そして入院生活は3泊4日で卒業した。
この後、二年過ぎた頃、 やはり腰に激痛を感じて、身動きができず、
やむえず救急車に、お世話になった。
さすがに3度目に病院に運ばれた時は、私は 観念し、
担当医師の指示に基づいて、28日間の入院生活となった。
そして病室のベットから何とか車椅子に乗り、公衆電話のある室に行き、
テレホンカードで会社に業務の連絡事項を、毎日のようにしたりした。
その後、上司と共に私の関連する業務担当の方たちが来院したりしたが、
入院という非日常生活の視線から、何かしら遠くなってしまった日常の社会の動きを見つめたりした・・。
病室のベットに休んでいても、周囲の社会は順調に動いて、
自分の存在は、一体どこにあるのか、と疎外感を感じ深めたりしていた。
このような困苦した体験があったが、退院後、数ヶ月が過ぎると、
入院生活のことなど忘れ、サラリーマンとしての業務に没頭した。
こうして私は酷い腰痛で救急車に三回も、お世話になったり、入院生活も三度も体験した。
この時、担当医師に腰痛の原因を訊(き)いても明解な回答も得ず、
ただ具体的な検査をしながら、治療するばかりであった。
そして退院後、担当医師より、休みの日には、よく歩いて下さい、と助言を受けて、
この後、私は忠実に守り、自宅付近にある遊歩道、小公園を歩いたりしている。
過ぎし3年前、偶然に読んだ腰痛の原因のひとつには、
ストレスと疲労の蓄積、と海外の医師の発言を読み、そうかしら、と微苦笑したりした。
本日の昼下がり、ときおりネットで愛読している『NEWS ポストセブン』を見ていたら、
【 シニアに急増の脊柱管狭窄症 「脱力蹴り出し体操」で6割改善 】と見出しを見て、
私は40代に於いて、腰痛で三度も入院した私、そして家内の母は、ここ数年は腰、膝(ひざ)が悪化して、
要介護の身となっているので、真摯に学ぼうと精読した・・。
この記事の原文は、『週刊ポスト』の2016年8月5日号に掲載された記事のひとつで、
関連の『NEWS ポストセブン 』に於いて、7月30日に配信された記事であり、
無断であるが転載させて頂く。
≪・・厚生労働省の調査によれば、現在、日本では2800万人もの人が、腰痛に悩まされているという。
そのうち85%は原因がわからず、長期にわたって、痛みと付き合うことを余儀なくされている。
そうした慢性腰痛に対して、原因が特定できる腰痛を「特異的腰痛」といい、
なかでも近年、シニアを中心に患者数が急増中なのが「脊柱管狭窄症」だ。
日本整形外科学会の調査によれば、国内の患者数は約350万人にのぼり、50歳以上の腰痛の最大原因と考えられている。
脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)症は、加齢に伴う背骨の老化などにより、
腰椎の脊柱管(背骨にある脊髄中枢神経の通り道。脳から尾骨までつながる)が狭くなることで、
内部を通る神経を圧迫。
それが原因で、腰や下肢に痛みや痺れなどが生じる病気で、高齢になるほど発症率は上がる。
一般的な治療法は、消炎鎮痛薬、血管拡張薬の服用による薬物療法や
神経ブロック注射(神経やその周囲に局所麻酔薬を注入)などだが、
これらの治療で改善しなければ、神経の圧迫を取り除く外科手術が行なわれる。
だが、メスを入れても、症状が軽減されないという声が後を絶たない。
日本整形外科学会専門医で『清水整形外科クリニック』院長の清水伸一氏の話。
「当院のデータでは、外科手術まで受けた患者の約8割が、下肢のしびれが残ったままでした。
実際にMRIで脊椎管狭窄症と診断されても、それは仰向け状態のもので、
日常生活の大半を過ごす立位や座位での狭窄とは違います。
その考えで診断をし直したところ、なかなか治らない脊柱管狭窄症に悩まされていた患者の大半が、
脊柱管の外にも問題があることがわかったのです」
例えば、腰椎から足先まで伸びる坐骨神経が、脊柱管を出た後、
加齢により衰え、硬直した腸腰筋や梨状筋(お尻の筋肉)などに圧迫されて、
痛みや痺れが生じていたケースがあるという。
脊柱管内の狭窄が、痛みの原因ではなく、神経を圧迫していた犯人は、脊柱管の外にあった。
そのため、MRIでは捕捉できず、間違った診断が下され、治療も功を奏さない──
そんな患者が、少なくないのである。
「他院で脊柱管狭窄症と診断され、当院を訪れた患者のうち6~7割が『管外タイプ』、
または『管内と管外の混合タイプ』と考えられます。
これらのタイプに通常の治療法は効きませんが、注射や手術をせずに、改善させる方法があります。
腸腰筋などをほぐす体操をすることで、約6割の患者に症状の改善が見られました」(同前)
大きな効果を生んでいるのが、清水氏が考案した「脱力蹴り出し体操」だ。
左右の足を片方ずつ、後ろに上げてから、前に蹴り出す。
足に力を入れず、脱力することで、腸腰筋がほぐれる。
左右5回ずつで、1セット。
朝晩各5セット行なう体操である。
腸腰筋とは、腰椎と骨盤、左右の大腿骨を繋ぐ筋肉群の総称をいう。
硬くなった腸腰筋が、ほぐれて柔軟になれば、骨盤の位置が正され、
その骨盤を通る坐骨神経の圧迫も、解消されるという。
脊柱管狭窄症の治療を施しても改善が見られない人は、脊柱管外のトラブルを疑ったほうがいい。
その見分け方を清水氏が教える。
「前屈姿勢になって、痛みや痺れが和らげば、管内タイプ。
お尻や太腿の筋肉が硬く、シコリがあり、押すと痛みなどを感じる人は、管外タイプの疑いがあります」
タイプを見極め、適切な治療を行なえば、完治も夢ではない。・・≫
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
私はこ記事を読み終わった後、関連記事として、
【 シニア腰痛の脊柱管狭窄症 痺れ・痛み・残尿感・便秘の症状 】と題された記事も読んでしまった。
この記事の原文は、『週刊ポスト』の2013年2月1日号に掲載された記事のひとつで、
関連の『NEWS ポストセブン 』に於いて、2013年1月22日に配信された記事であり、
無断であるが転載させて頂く。
≪・・「眼」や「歯」などシニア世代が抱える体の不調を特集する「ヘルスケア・レポート」。
今回のテーマは「腰痛」だ。
日本人の8割が、一生に一度は経験するという疾患は、放っておけば歩くのが億劫になり、
さらに筋力が低下して悪化するという悪循環に陥りかねない。
アクティブな生活を取り戻す最新治療を報告する。
一口に腰痛といっても、その原因はさまざま。
中でも、年々増え続けているのが、脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)症だ。
シニア世代を悩ませる腰痛原因の代表的な病気である。
昨年退職した埼玉県のAさん(65歳)は、ようやく好きなゴルフ三昧の生活を満喫できると喜んでいた矢先、
以前からあった両脚太腿の痺れが悪化し、ゴルフどころではなくなった。
「歩くと痺れと腰の痛みが強くなり、グリーン上を移動するのも休み休みでした」
Aさんは整形外科を受診し、CT検査の結果、「脊柱管狭窄症」と診断された。
「脊柱管(背骨)は、神経の本幹(馬尾)が通るトンネルで、加齢と共に狭く変形していきます。
また、何らかの原因で脊柱管が狭くなることで、神経が圧迫され、
お尻から下肢にかけて、痺れや痛みなどが起こるのが、この病気です」
こう解説するのは、脊椎・脊髄の専門医である白石建・東京歯科大学市川総合病院整形外科教授だ。
脊柱管狭窄症の典型的な症状には、痺れや痛みに加えて、
一定の距離を歩くと、痛みが強くなり、少し休むと痛みが治まる「間欠跛行」という症状や、
重症化すると、残尿感や便秘などがある。
「症状が軽い場合には、経口プロスタグランジンE1、消炎鎮痛剤などの薬物療法や、
痛みの起こっている神経に、局所麻酔やステロイド薬を注入する神経ブロックなどでよくなります。
しかし、このような保存療法でも症状が改善しない場合には、脊柱管を広げる手術が必要です。
Aさんのようにゴルフを楽しむなど以前と同様の活動的な生活をしたい人には第一の選択肢となります」(白石氏)・・≫
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
今回、加齢に伴う背骨の老化などにより、
腰椎の脊柱管(背骨にある脊髄中枢神経の通り道。脳から尾骨までつながる)が狭くなることで、
内部を通る神経を圧迫する脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)症を改めて学んだりした・・。
そして「症状が軽い場合には、経口プロスタグランジンE1、消炎鎮痛剤などの薬物療法や、
痛みの起こっている神経に、局所麻酔やステロイド薬を注入する神経ブロックなどでよくなります。
しかしこのような保存療法でも症状が改善しない場合には、脊柱管を広げる手術が必要です、
と学んだりした。
しかしながら「他院で脊柱管狭窄症と診断され、当院を訪れた患者のうち6~7割が『管外タイプ』、
または『管内と管外の混合タイプ』と考えられます。
これらのタイプに通常の治療法は効きませんが、注射や手術をせずに、改善させる方法があり、
腸腰筋などをほぐす体操をすることで、約6割の患者に症状の改善が見られた、
と多々教示された。
私は今はこのような病状は幸いにもないが、いつの日にか老齢になれば遭遇するかもしれない。
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
私はひたすら歩くこと、睡眠、程ほどの食事が、セカンドライフ健康体の三種の神器として思い、
年金生活を過ごしている。
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いつもように家内から依頼された品を求めに最寄りのスーパーに向い、
路線バスも走る大通りの歩道を歩いていた・・。
まもなく前方の道路の彼方から、救急車がサイレンを鳴らしながら疾走してきた・・。
交差点の信号の近くは、少し減速したが、やがて私の近くを通り過ぎて行った。
やがて買物の責務を終えて、帰宅に向かう時、
私は若き40代の時に、救急車に三回ばかり、お世話になったよなぁ、と思いだされた・・。
この当時の私は、あるレコード会社の情報畑で、システムの開発、運営に従事して、
平日は15時間ぐらいの勤務は、当然のように感じながら、
ときには徹夜勤務して奮戦していた時代であった・・。
こうした中、突然にギックリ腰で三度ばかり入院した苦い体験がある。
最初は土曜日も休日出勤した翌日の日曜日、自宅の和室でゴロコロと横たわって休んでいた時、
家内から、掃除機を取って下さい、と言われた私は、
近くの押し入れの下段に収納している掃除機を、かがんで取ろうとした時、
まもなく腰に激痛を感じて、横たわったりした。
翌日の月曜日の早朝、相変わらず腰回りに痛み感じていた。
そしてタクシーで病院に行き、治療を受けて出勤しょうか、と思いながら、
布団から這(は)いずりだして、トイレを終え、何とか洗面所で歯を磨こうとした時、
激痛がはしり、くずれ、床に寝転んでしまった・・。
家内に声をかけ、
『みっともないけれど、救急車を呼んでくれないか・・』と私は言った。
そして家内は、救急先に電話口で、
『ご近所の手前・・近くにきたら、サイレンを止(と)めて下さい! お願いしますね・・』
と家内は言った。
まもなくサイレンの音を響かせ、救急車が自宅に来た。
そしてタンカーを持ち、救急員のふたりが入ってきた。
救急隊員のひとりが、家内を見ると、
『奥さん・・サイレンを止めろ、と先程に言われましたが、
サイレンを止(と)めちゃ、救急車が走っていても、他の車は徐行してくれませんょ・・
奥さん・・救急車の役割がしませんから・・』
と救急隊員のひとりが怒った顔で、家内に言った。
怒られた家内は、呆然(ぼうぜん)としていた。
私は近くで聴いていたが、救急隊員のもうひとりの方に、
『それより・・私を早く病院に連れてって下さい!!』
と私は懇願したりした。
この後、家内は少し青ざめながらも、救急車に同乗した。
まもなく救急車は、サイレンをけたたましく鳴り響き、他の多くの車を徐行させ、
やがて病院の正面口に着いた。
そして家内が救急員のひとりの方に、寸志のつもりで、
『ほんのお気持ちですが・・』と手渡そうとしたら、
『奥さん、何をおしゃるんですか・・』と家内は、救急員に怒られたりした。
私はタンカーに乗せられ、病院に入ったのであるが、
ロビーの椅子に入院患者の方たちが、数多くたむろしていた・・。
そして私を眺めていたのである。
『あれは、ぎっくり腰だなぁ・・間違いがねぇ・・』
とその中のひとりが言ったのである。
私の方は、腰は痛いが、頭のほうは正気だったので、
恥ずかしい思いであった・・。
そして診察室に向かう通路の中で、黄緑色の公衆電話が見えたので、救急員の方に私は言った。
『ちょうと、待って下さい・・会社に連絡するので、電話をしますから・・』
今度は私が、救急員から怒られたりした。
『ご主人、何をおしゃるんですか・・診察を受けるのが最優先ですから・・常識ですょ・・まったく・・』
と言われたりした。
こうしたことが私としては、生まれて初めての救急車に乗車した初体験である。
そしてこの時は、入院直後、医師の人から、
『3日ぐらい容態を診ましょう・・』
などと私は云われ、私は多忙時期であったので、焦(あせ)った。
そして私は医師に、『早く・・職場に戻らないと・・痛くても緊急の処置をして下さい・・』
と私は懇願したりした。
結果的には、1泊2日の入院生活を生れて初めて体験した。
この一年過ぎた頃、やはり腰に激痛を感じて、身動きができず、
やむえず救急車に、お世話になった。
この時は、治療を受けながら担当医師より、
『1週間前後、容態を診ましょう・・それから具体的に・・』
このような意味合いを、私は言われたりした。
やがて私は、看護婦長の姿を見つけて、
『早く・・職場に復帰しないと、会社に影響します・・
担当の先生に、短期決戦のような治療をお願いして欲しい・・』
と私はひたすら懇願したりした。
そして入院生活は3泊4日で卒業した。
この後、二年過ぎた頃、 やはり腰に激痛を感じて、身動きができず、
やむえず救急車に、お世話になった。
さすがに3度目に病院に運ばれた時は、私は 観念し、
担当医師の指示に基づいて、28日間の入院生活となった。
そして病室のベットから何とか車椅子に乗り、公衆電話のある室に行き、
テレホンカードで会社に業務の連絡事項を、毎日のようにしたりした。
その後、上司と共に私の関連する業務担当の方たちが来院したりしたが、
入院という非日常生活の視線から、何かしら遠くなってしまった日常の社会の動きを見つめたりした・・。
病室のベットに休んでいても、周囲の社会は順調に動いて、
自分の存在は、一体どこにあるのか、と疎外感を感じ深めたりしていた。
このような困苦した体験があったが、退院後、数ヶ月が過ぎると、
入院生活のことなど忘れ、サラリーマンとしての業務に没頭した。
こうして私は酷い腰痛で救急車に三回も、お世話になったり、入院生活も三度も体験した。
この時、担当医師に腰痛の原因を訊(き)いても明解な回答も得ず、
ただ具体的な検査をしながら、治療するばかりであった。
そして退院後、担当医師より、休みの日には、よく歩いて下さい、と助言を受けて、
この後、私は忠実に守り、自宅付近にある遊歩道、小公園を歩いたりしている。
過ぎし3年前、偶然に読んだ腰痛の原因のひとつには、
ストレスと疲労の蓄積、と海外の医師の発言を読み、そうかしら、と微苦笑したりした。
本日の昼下がり、ときおりネットで愛読している『NEWS ポストセブン』を見ていたら、
【 シニアに急増の脊柱管狭窄症 「脱力蹴り出し体操」で6割改善 】と見出しを見て、
私は40代に於いて、腰痛で三度も入院した私、そして家内の母は、ここ数年は腰、膝(ひざ)が悪化して、
要介護の身となっているので、真摯に学ぼうと精読した・・。
この記事の原文は、『週刊ポスト』の2016年8月5日号に掲載された記事のひとつで、
関連の『NEWS ポストセブン 』に於いて、7月30日に配信された記事であり、
無断であるが転載させて頂く。
≪・・厚生労働省の調査によれば、現在、日本では2800万人もの人が、腰痛に悩まされているという。
そのうち85%は原因がわからず、長期にわたって、痛みと付き合うことを余儀なくされている。
そうした慢性腰痛に対して、原因が特定できる腰痛を「特異的腰痛」といい、
なかでも近年、シニアを中心に患者数が急増中なのが「脊柱管狭窄症」だ。
日本整形外科学会の調査によれば、国内の患者数は約350万人にのぼり、50歳以上の腰痛の最大原因と考えられている。
脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)症は、加齢に伴う背骨の老化などにより、
腰椎の脊柱管(背骨にある脊髄中枢神経の通り道。脳から尾骨までつながる)が狭くなることで、
内部を通る神経を圧迫。
それが原因で、腰や下肢に痛みや痺れなどが生じる病気で、高齢になるほど発症率は上がる。
一般的な治療法は、消炎鎮痛薬、血管拡張薬の服用による薬物療法や
神経ブロック注射(神経やその周囲に局所麻酔薬を注入)などだが、
これらの治療で改善しなければ、神経の圧迫を取り除く外科手術が行なわれる。
だが、メスを入れても、症状が軽減されないという声が後を絶たない。
日本整形外科学会専門医で『清水整形外科クリニック』院長の清水伸一氏の話。
「当院のデータでは、外科手術まで受けた患者の約8割が、下肢のしびれが残ったままでした。
実際にMRIで脊椎管狭窄症と診断されても、それは仰向け状態のもので、
日常生活の大半を過ごす立位や座位での狭窄とは違います。
その考えで診断をし直したところ、なかなか治らない脊柱管狭窄症に悩まされていた患者の大半が、
脊柱管の外にも問題があることがわかったのです」
例えば、腰椎から足先まで伸びる坐骨神経が、脊柱管を出た後、
加齢により衰え、硬直した腸腰筋や梨状筋(お尻の筋肉)などに圧迫されて、
痛みや痺れが生じていたケースがあるという。
脊柱管内の狭窄が、痛みの原因ではなく、神経を圧迫していた犯人は、脊柱管の外にあった。
そのため、MRIでは捕捉できず、間違った診断が下され、治療も功を奏さない──
そんな患者が、少なくないのである。
「他院で脊柱管狭窄症と診断され、当院を訪れた患者のうち6~7割が『管外タイプ』、
または『管内と管外の混合タイプ』と考えられます。
これらのタイプに通常の治療法は効きませんが、注射や手術をせずに、改善させる方法があります。
腸腰筋などをほぐす体操をすることで、約6割の患者に症状の改善が見られました」(同前)
大きな効果を生んでいるのが、清水氏が考案した「脱力蹴り出し体操」だ。
左右の足を片方ずつ、後ろに上げてから、前に蹴り出す。
足に力を入れず、脱力することで、腸腰筋がほぐれる。
左右5回ずつで、1セット。
朝晩各5セット行なう体操である。
腸腰筋とは、腰椎と骨盤、左右の大腿骨を繋ぐ筋肉群の総称をいう。
硬くなった腸腰筋が、ほぐれて柔軟になれば、骨盤の位置が正され、
その骨盤を通る坐骨神経の圧迫も、解消されるという。
脊柱管狭窄症の治療を施しても改善が見られない人は、脊柱管外のトラブルを疑ったほうがいい。
その見分け方を清水氏が教える。
「前屈姿勢になって、痛みや痺れが和らげば、管内タイプ。
お尻や太腿の筋肉が硬く、シコリがあり、押すと痛みなどを感じる人は、管外タイプの疑いがあります」
タイプを見極め、適切な治療を行なえば、完治も夢ではない。・・≫
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
私はこ記事を読み終わった後、関連記事として、
【 シニア腰痛の脊柱管狭窄症 痺れ・痛み・残尿感・便秘の症状 】と題された記事も読んでしまった。
この記事の原文は、『週刊ポスト』の2013年2月1日号に掲載された記事のひとつで、
関連の『NEWS ポストセブン 』に於いて、2013年1月22日に配信された記事であり、
無断であるが転載させて頂く。
≪・・「眼」や「歯」などシニア世代が抱える体の不調を特集する「ヘルスケア・レポート」。
今回のテーマは「腰痛」だ。
日本人の8割が、一生に一度は経験するという疾患は、放っておけば歩くのが億劫になり、
さらに筋力が低下して悪化するという悪循環に陥りかねない。
アクティブな生活を取り戻す最新治療を報告する。
一口に腰痛といっても、その原因はさまざま。
中でも、年々増え続けているのが、脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)症だ。
シニア世代を悩ませる腰痛原因の代表的な病気である。
昨年退職した埼玉県のAさん(65歳)は、ようやく好きなゴルフ三昧の生活を満喫できると喜んでいた矢先、
以前からあった両脚太腿の痺れが悪化し、ゴルフどころではなくなった。
「歩くと痺れと腰の痛みが強くなり、グリーン上を移動するのも休み休みでした」
Aさんは整形外科を受診し、CT検査の結果、「脊柱管狭窄症」と診断された。
「脊柱管(背骨)は、神経の本幹(馬尾)が通るトンネルで、加齢と共に狭く変形していきます。
また、何らかの原因で脊柱管が狭くなることで、神経が圧迫され、
お尻から下肢にかけて、痺れや痛みなどが起こるのが、この病気です」
こう解説するのは、脊椎・脊髄の専門医である白石建・東京歯科大学市川総合病院整形外科教授だ。
脊柱管狭窄症の典型的な症状には、痺れや痛みに加えて、
一定の距離を歩くと、痛みが強くなり、少し休むと痛みが治まる「間欠跛行」という症状や、
重症化すると、残尿感や便秘などがある。
「症状が軽い場合には、経口プロスタグランジンE1、消炎鎮痛剤などの薬物療法や、
痛みの起こっている神経に、局所麻酔やステロイド薬を注入する神経ブロックなどでよくなります。
しかし、このような保存療法でも症状が改善しない場合には、脊柱管を広げる手術が必要です。
Aさんのようにゴルフを楽しむなど以前と同様の活動的な生活をしたい人には第一の選択肢となります」(白石氏)・・≫
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
今回、加齢に伴う背骨の老化などにより、
腰椎の脊柱管(背骨にある脊髄中枢神経の通り道。脳から尾骨までつながる)が狭くなることで、
内部を通る神経を圧迫する脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)症を改めて学んだりした・・。
そして「症状が軽い場合には、経口プロスタグランジンE1、消炎鎮痛剤などの薬物療法や、
痛みの起こっている神経に、局所麻酔やステロイド薬を注入する神経ブロックなどでよくなります。
しかしこのような保存療法でも症状が改善しない場合には、脊柱管を広げる手術が必要です、
と学んだりした。
しかしながら「他院で脊柱管狭窄症と診断され、当院を訪れた患者のうち6~7割が『管外タイプ』、
または『管内と管外の混合タイプ』と考えられます。
これらのタイプに通常の治療法は効きませんが、注射や手術をせずに、改善させる方法があり、
腸腰筋などをほぐす体操をすることで、約6割の患者に症状の改善が見られた、
と多々教示された。
私は今はこのような病状は幸いにもないが、いつの日にか老齢になれば遭遇するかもしれない。
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
私はひたすら歩くこと、睡眠、程ほどの食事が、セカンドライフ健康体の三種の神器として思い、
年金生活を過ごしている。
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