先程、ときおり愛読している【 AERA dot 】を見ている中で、
『 WBCが地上波で見られず
侍ジャパンの「出場辞退」が相次ぐ可能性
Netflixの独占放送の衝撃 』、
と題された記事を見たりした。
私は東京の調布市に住む年金生活のまもなく81歳の身であるが、
私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。
こうした中、一昨年の2023年3月、WBCの試合がテレビで、
実況されるたびに、私たち夫婦は視聴したりしてきた。
この数年前より、大谷選手がエンジェルスで活躍しているのを、
偶然に家内がテレビで視聴して、
これ以来、家内は大谷選手のファンになり、
ときおりテレビで観戦したりしてきた。
私は野茂投手がWBCで活躍して、
これ以来、ときおりテレビで観戦したりしてきた。
このような私たち夫婦であるが、
今回の《・・WBCが地上波で見られず・・》、実態を学びたく、
記事を読んでしまった・・。
WBCが地上波で見られず 侍ジャパンの「出場辞退」が相次ぐ可能性 Netflixの独占放送の衝撃 | AERA DIGITAL(アエラデジタル)
米国の動画配信大手Netflix(ネットフリックス)が、来年3月に開催されるWBCの日本国内での独占放送権を獲得したことを8月26日に発表した。過去のWBCではNHKや民放の地上波...
AERA DIGITAL(アエラデジタル)
物覚えの悪い80歳の私は、学んだことを忘れないために、
無断ながら記事の殆どを転載させて頂く。
《・・ 米国の動画配信大手Netflix(ネットフリックス)が、
来年3月に開催されるWBCの日本国内での独占放送権を獲得したことを
8月26日に発表した。
過去のWBCでは、NHKや民放の地上波で試合が放送されてきたが、
来年の大会は、ネットフリックスの有料プランに加入しなければ、
見られなくなりそうで、各方面に衝撃を与えている。
WBCを運営するWBCI(メジャーリーグ機構とメジャーリーグ選手会で構成)は、
来年のWBCの日本での放映権料を前回大会の約30億円から、
5倍の約150億円に引き上げたと報じられている。
民放テレビ局のスポーツ部門関係者は複雑な表情を浮かべる。
「視聴者の皆さんに、申し訳ない気持ちがありますが、
放映権料が跳ね上がり、日本のテレビ局では、
資金面で太刀打ちできないのが現実です。
前回大会で優勝して、今大会も、
大谷翔平を中心に侍ジャパンのメンバーの一挙手一投足に注目が集まるはず。
情報番組やニュース番組もWBC一色になると思いますが、
肝心の試合が放送できない。悔しいですよ」
侍ジャパンが、世界一に輝いた2023年の前回大会は、
テレビの地上波で全7試合が中継され、視聴率がいずれも40%を超えた。
決勝の日本―米国戦は、平日の午前中に開催されたにもかかわらず、
平均世帯視聴率42.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と
驚きの数字をたたき出した。
都内の軟式少年野球チームの指導者は「WBC効果」を実感したという。
「少子化と娯楽が増えた影響で、10年前には50以上いた部員数が
13人まで減っていましたが、WBCで世界一になった後、
10人以上の入部希望者が来ました。
今まで野球を見たことがなかったけど、
大谷を見てカッコいいから野球をやりたいという子が多かった。
女の子も入部しましたね。
でも、地上波で放送しないとなるとどうでしょうか。
子供たちが野球の魅力を知る機会が失われてしまうのが心配ですね」
☆地上波放送が減り一体感失ったサッカー
来年開催のWBCが「地上波で見られない」状況は、
想定外の事態とも言い切れない。
野球に限らず、スポーツの放映権料は、
この数年で何倍にも跳ね上がっている。
そのため、サッカーの日本代表戦は、地上波放送が減り、
カタールW杯出場を決めた22年3月のアジア最終予選・豪州戦は、
開催地がアウェーだったこともあって、地上波で放送がなかった。
地上波で多くの人が見られる環境がなくなったことで、
以前のW杯出場決定時のように、
日本列島が一体となって歓喜でわくような
盛り上がりがなく、
当時の日本サッカー協会の田嶋幸三会長は
「自腹を払ってでも、地上波でできないかと考えている」
と危機感を露わにしていた。
「今のサッカー日本代表は、史上最強と称されるメンバーがそろっていますが、
一昔前のように地上波で日本代表やJリーグが見られる時代ではないので、
ライト層の関心が薄い。
サッカーを知らない人が、日本代表で名前が浮かぶ選手といえば、
久保建英や三苫薫ぐらいでは。
地上波での日本代表戦の放送が減ってから、
現地の応援の熱も以前より下がっている感覚があります。
野球も決して他人事ではありません。
前回大会のWBCが社会現象になるほどの盛り上がりを見せたのは、
地上波で放送したからです。
お金を払ってWBCを見る視聴者が、どれほどいるかというと不透明です」
(スポーツ紙デスク)
WBCは、野球の魅力を発信することで、認知度を世界中で高め、
野球人口の裾野を広げることが、大会開催の重要な目的にある。
セ・リーグ球団の関係者は
「放映権を高騰させて、野球の普及と矛盾した動きをし、
野球ファンの思いをないがしろにする大会運営に不信感を抱く」
と言い、選手の大会参加についても制約が生じかねないと指摘する。
「日の丸をつけて、世界一を目指す大会に出場したい選手は多いですが、
日本国内の地上波で中継しないとなれば、話が変わってきます。
球団とすれば、シーズン前の大事な時期に主力選手を送り出すことは、
ただでさえ、故障のリスクがある。
『侍ジャパンに選出されても、WBC出場は認めない』
と態度を硬化させる球団が出てきても不思議ではない」

☆ユニバーサル・アクセス権の検討を
スポーツの放映権の高騰の流れを受け、
今後は五輪も、地上波で中継しない時代がくるかもしれない。
この問題を解消するために、導入の検討を求める声が上がっているのが、
「ユニバーサル・アクセス権」だ。
誰もが自由に情報にアクセスできる権利を指し、
国民にとって重要なイベントは、無料の地上波で視聴できるようにする。
欧州では、多くの国で国民的関心が高いスポーツイベントについて
「ユニバーサル・アクセス権」が法的に保証され、
英国では、サッカーのW杯やテニスのウィンブルドン、
競馬のダービーステークスなどについて、
原則として有料放送事業者による独占放送を禁止している。
「欧州では、スポーツを文化や公共財と位置付け、
貧富の差に関係なく、誰もが楽しむ権利を重視しています。
放映権の高騰は、今後も進むでしょうが、
地上波で放送することの重要性を見つめ直すべきだと思います。
様々なスポーツで、伝説の試合が後世に語り継がれるのは、
アスリートの力だけでなく、試合を見て多くの視聴者が、熱狂するからです。
前回大会のWBCで侍ジャパンの激闘を見て、
野球に興味がなかった多くの人たちも、夢中になった。
その機会が失われてしまうのは、大きなデメリットです。
ユニバーサル・アクセス権導入に向けて、法整備を検討するべきです」
(冒頭のスポーツ局の民放テレビ関係者)
市場の論理によって、スポーツ観戦の自由を失う流れに歯止めを掛けられるか。
スポーツを文化として継承するためにも、
放送業界はターニングポイントを迎えている。
(ライター・今川秀悟)・・》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。
今回、《過去のWBCでは、NHKや民放の地上波で試合が放送されてきたが、
来年の大会は、ネットフリックスの有料プランに加入しなければ、
見られなくなりそう・・》
私は初めて学び、困苦したりした。
私は4月から10月の頃までWBCの公式戦が行われるが、
この前の善戦として、各国の選抜された選手が互いに、
親睦試合が行われている、と感じたりしてきた・・。
《・・WBCは、野球の魅力を発信することで、認知度を世界中で高め、
野球人口の裾野を広げることが、大会開催の重要な目的にある。・・》
こうした錦の旗の下で、各国が熱戦が行われてきた・・。
そして最も大切なことは、
《・・様々なスポーツで、伝説の試合が後世に語り継がれるのは、
アスリートの力だけでなく、
試合を見て多くの視聴者が、熱狂するからです・・》。
このようなことに私は、瞬時に同意している。
今回、特に学んだことは、
《・・「欧州では、スポーツを文化や公共財と位置付け、
貧富の差に関係なく、誰もが楽しむ権利を重視しています。・・》
私は、やはり欧州は経済は衰えきたが、やはり大人の風格がある、
感じ深めている。
☆ブログキングに参加していますので、よろしくお願い致します☆

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