過日、旅行先で、次世代MPU『セル』について、開発元の一社であるソニーの久多良木 健・副社長が日経新聞のインタビューに答弁していたので、興味があったので、手元に残した。
今後のパソコン、その周辺をくまなく全世界に影響をあたえるので、あえて転記します。
米インテルが圧倒的な強さを誇る超小型演算処理装置《MPU》の世界に新顔が登場する。
ソニー、東芝、米IBMの三社連合は次世代MPU『セル』を開発、年内に生産に入る。
用途はゲーム機やデジタル家電にとどまらず、コンピューターにも広がる。
セルはこれらをどう変えるのか。ソニーの久多良木健・副社長に聞いた。
問い
現行のMPUは半導体の頭脳に当たる『中核回路(コア)』が一つ。セルは複数搭載が特徴だ。
回答
今までコンピューターは一台でどれだけ早く計算できるかという方向で進化してきた。
だが、消費電力の急増などが起こり、限界が見えてきた。
コンピューターの半導体チップの集積度は一年半から二年で倍増するという《ムーアの法則》が仮に続いても、今のままでは飛躍的な処理能力増加は期待できない。
そこで発想をかえてみた。
複数のコンピューターの能力を一つの総和として使えれば、能力は台数分に高められる。
セルは一つのチップ内で複数のコアを持ち《マルチコア》型としたことで搭載機器が一台で複数の情報処理能力を持つことになる。
最大の特徴はセルを搭載した機器同士が連携することを想定して設計している。
例えば、家庭内に十台のセル搭載機器があってネットワークで結ばれていれば、その十台の能力を一つにまとめて使えるようになる。
この結果、機器の機能や性能はとどんどん進化していく。
問い
我々の生活に何を引き起こす。
回答
パソコンを生んだウィンテル《マイクロソフトとインテル》はコンピューターに革命を引き起こしたが、それはインターネットを想定していない時代のもの。
セルはネットワーク時代のコンピューターの概念を変える。
問い
具体的には。
回答
今のパソコンのMPUをインテル製からセルに変えても、使い道が同じならおもしろくない。
《コンピューター並みの能力を持つテレビ》などを作りたい。
パソコンの検索エンジンのように、世界中の番組など様々な大容量映像コンテンツ《情報の内容》を検索できるテレビはコンピューター機能なしにはできない。
テレビの場合、薄型にシフトしても、価格が毎年、年間三割以上下落している。
《絵がきれい》なことは新機軸ではなくなった。
ハイビジョン放送を受信するだけでなく、ブロードバンド映像などすべてを映す統合的なディスプレーになる。
ソニーとしては、セルを使った新型テレビの試作品を今秋ごろに披露したい。
問い
セルは低迷するソニーをけん引できるのか。
回答
大きな可能性はあるが、セル自体は技術革新のために開発した。
情報技術《IT》産業はスランプ気味だし、
家電も今のデジタル多家電があきられたら、そこで停滞感が出る。
デジタル機器に新しい機能を加えられたセルが広がれば、ソニーのみならず、これまでにないハードを開発する動きが活発になるはずだ。
上記がインタビューの全てであったが、発想事態はちょつと驚きました。
普及の具体的な商品は、・・・・。
マイクロソフト、松下、日立、インテル、富士通、NECがどの様な対抗策をとられるのか、興味は尽きません・・。
尚、ソニー、東芝はIBMと三社連合にしたのが、良い施策と思われます。
国益重視のアメリカに立ちはだかることは、アメリカのGE、マイクロソフトそしてIBMを除外することは容易ではありませんから・・・。
今後のパソコン、その周辺をくまなく全世界に影響をあたえるので、あえて転記します。
米インテルが圧倒的な強さを誇る超小型演算処理装置《MPU》の世界に新顔が登場する。
ソニー、東芝、米IBMの三社連合は次世代MPU『セル』を開発、年内に生産に入る。
用途はゲーム機やデジタル家電にとどまらず、コンピューターにも広がる。
セルはこれらをどう変えるのか。ソニーの久多良木健・副社長に聞いた。
問い
現行のMPUは半導体の頭脳に当たる『中核回路(コア)』が一つ。セルは複数搭載が特徴だ。
回答
今までコンピューターは一台でどれだけ早く計算できるかという方向で進化してきた。
だが、消費電力の急増などが起こり、限界が見えてきた。
コンピューターの半導体チップの集積度は一年半から二年で倍増するという《ムーアの法則》が仮に続いても、今のままでは飛躍的な処理能力増加は期待できない。
そこで発想をかえてみた。
複数のコンピューターの能力を一つの総和として使えれば、能力は台数分に高められる。
セルは一つのチップ内で複数のコアを持ち《マルチコア》型としたことで搭載機器が一台で複数の情報処理能力を持つことになる。
最大の特徴はセルを搭載した機器同士が連携することを想定して設計している。
例えば、家庭内に十台のセル搭載機器があってネットワークで結ばれていれば、その十台の能力を一つにまとめて使えるようになる。
この結果、機器の機能や性能はとどんどん進化していく。
問い
我々の生活に何を引き起こす。
回答
パソコンを生んだウィンテル《マイクロソフトとインテル》はコンピューターに革命を引き起こしたが、それはインターネットを想定していない時代のもの。
セルはネットワーク時代のコンピューターの概念を変える。
問い
具体的には。
回答
今のパソコンのMPUをインテル製からセルに変えても、使い道が同じならおもしろくない。
《コンピューター並みの能力を持つテレビ》などを作りたい。
パソコンの検索エンジンのように、世界中の番組など様々な大容量映像コンテンツ《情報の内容》を検索できるテレビはコンピューター機能なしにはできない。
テレビの場合、薄型にシフトしても、価格が毎年、年間三割以上下落している。
《絵がきれい》なことは新機軸ではなくなった。
ハイビジョン放送を受信するだけでなく、ブロードバンド映像などすべてを映す統合的なディスプレーになる。
ソニーとしては、セルを使った新型テレビの試作品を今秋ごろに披露したい。
問い
セルは低迷するソニーをけん引できるのか。
回答
大きな可能性はあるが、セル自体は技術革新のために開発した。
情報技術《IT》産業はスランプ気味だし、
家電も今のデジタル多家電があきられたら、そこで停滞感が出る。
デジタル機器に新しい機能を加えられたセルが広がれば、ソニーのみならず、これまでにないハードを開発する動きが活発になるはずだ。
上記がインタビューの全てであったが、発想事態はちょつと驚きました。
普及の具体的な商品は、・・・・。
マイクロソフト、松下、日立、インテル、富士通、NECがどの様な対抗策をとられるのか、興味は尽きません・・。
尚、ソニー、東芝はIBMと三社連合にしたのが、良い施策と思われます。
国益重視のアメリカに立ちはだかることは、アメリカのGE、マイクロソフトそしてIBMを除外することは容易ではありませんから・・・。