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枚方楠葉でデイサービスを経営されている方からの発信・・・「介護は希望」・・・ごきげん家

2020-03-05 21:37:07 | 介護・福祉すずらんの集い
自転車で散歩している介護施設が地域に根ざしているのが良くわかる。本当に身近な場、もっと地域に開かれればと思う。介護・福祉を考える「すすらんの集い」の会報の日高さんの投稿文を読んで心が温かくなった・・

はじめまして。ごきげん家の日高辰磨と申します。
楠葉でデイサービスを始めて有難い事に丸6年が経ちました。その間の楠葉の街の変化も感じる6年でした。
一昨年の事です。ごきげん家の近くの商店が閉店する事になりました。長年地元で親しまれているご夫婦で営まれている商店です。ごきげん家に通所されている皆さんが「商店のおっちゃん元気かぁ。」「昔は店が少なかったから本当に助かったんよ。」「閉店か。残念やねぇ。」と口々に思い出を語られます。これまで地元の生活を支えて来た、暮らしのそばにあった商店でした。
「この胡瓜は山城の農家の採れたてやから新鮮やで!」とおっちゃんに言われれば、それだけで安心して口に出来る信頼がありました。
最近は野菜にもラベルが貼ってあり、小さな文字で生産者や生産日等の数字やデータがたくさん書いてあります。顔の分からない社会の象徴です。
今は大きなショッピングモールは便利で何でも揃いますし、ネットでポチッとすると簡単に商品が自宅に届く時代になりました。
そこには人の顔はありません。商店のおっちゃんの人柄を懐かしく思う様なやり取りは便利さと引き換えに削られ、忘れ去られ、消えつつあります。
私はその様な状況にとても危機感を抱いています。人と人が顔と顔、手と手が触れ合う距離感の中で生活していかないと、取り返しのつかない事になりますよ。きっと。 
認知症になったり体が不自由になる事は、自身や愛する人が今後誰しも直面してゆく事です。しかしそれは恐れるものではなく“老いという人間的変化”です。自然な事です。本当に恐ろしいのはそれを受け入れない排除する社会です。
対照的に“介護は希望”と成り得る仕事です。それは一人ひとりの生活の中に在り、世代を超えて肌と肌が触れ合うとてもあたたかな仕事だからです。効率化や数値化や結果を求め、成果や効果のない者は排除する事はない、その逆だからです。
まだまだ皆さんと共有したい事がたくさんありますが、また機会があればよろしくお願い致します。


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