10月31日開催の「団結まつり」 遺骨収集をされている具志堅隆松さん
「枚方市民の会」の取り組みを伝えました。
私たちは、枚方市議会での「遺骨混じり土砂の投入は許さない」意見書の可決をめざしました。1部保守派議員の賛同を得ましたが、12対16で否決という残念な結果でした。枚方の沖縄出身者の「沖縄南部は、死者が多すぎて埋葬が間に合わずに、いまも土に放置したまま。東京の勝手な判断で沖縄を戦場にし、殺された。この土砂を米軍の車両が踏みつける。悔しい」との思いに触れ、すぐに、協力いただける議員と沖縄出身の方、フィリピンで父親を亡くした遺族と話し合いをしました。そして、私たちは、沖縄戦や遺族の思いを伝え560人の署名を集め議会に迫りました。
署名は、沖縄在住者83人内友好都市名護市民60人という動きもできました。採決の寸前に「大阪維新」と「公明党」は「反対」との情報があり、議員へ働きかけを強めました。議員へのFAXは1週間足らずで50はこえました。議員周りですが、遺族の「話をきっちり聞いてもらうまで控室の前に立ち続ける」と強い言葉で議員に迫り、3回目の訪問でやっと控室内に入れた会派もありました。反対の理由は「可決後、辺野古問題と関連付けてマスコミやSNSの拡散があった。単に人道問題ではない」「大阪市の可決された文面と1部違いがあり調整をする時間がなかった」と弁明。反対の理由は「意見書の趣旨」ではなく、理解しがたいところにありました。採決当日は、反対の理由を述べないという無責任な議会の現状を変えたいと痛感しています。
敗戦から76年、肉親の遺骨すら戻らない方が身近に少なからずおられました。今後つながりたいと思います。協力者への報告を終え、衆議院選挙候補者への公開質問書提出など取組を継続しています。