ウィトラのつぶやき

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民主党の新体制に思うこと

2012-12-26 11:05:42 | 社会

民主党は野田首相が代表を辞任して、昨日代表選挙が行われた。海江田氏と馬渕氏の争いとなったが海江田氏が勝って新体制を作った。それを受けて野田内閣は本日26日に総辞職している。

海江田氏と馬渕氏の代表選挙になったと聞いた時、私は馬渕氏ならばまだ可能性があるが海江田氏なら民主党はダメだろうな、と思っていたが、海江田氏のほうが勝った。挙党一致体制を作り易いということのようである。

民主党は少なくとも、私が今回の選挙で大敗したことの最大の理由だと思っていることを、そうは認識していないようである。このブログにも何度か書いたが、私は民主党の最大の問題は「政党としての体をなしていない」ということだと思っている。民主党の政策自体は前の二人の総理はさんざんだったが、野田総理になって大分持ちなおしたように思っており、自民党に比べてそれほど大きな遜色は無いように感じている。マスコミは「3年間の民主党政権に国民がノーをつきつけた」とか言っており、民主党自身もそう思っているようだが、前の二人の総理の時と、野田総理になってからは相当に質的な違いがあると私は感じていた。ただし、政党としての民主党は機能していないとも思っていた。

馬渕氏ならば民主党はどこを目指すのかを再議論して核のようなものを作れるのではないかと思っていたが海江田氏だと今の状態でこれ以上離党者を増やさないようにすることで精いっぱいで、「民主党は何か」という議論は進められないし、進める気もないのだろうと思っている。

私の見方では海江田氏は菅直人元総理と似ている。「機を見るに敏」ではあるが自分のポリシーというものはなくどうにでも流れていく人だと思っている。

おそらく参院選でも民主党は負けるだろう。負けの幅は海江田代表のほうが少ないかもしれないが底打ち感が出ず、更に党内の混乱が続いて、社会党のように無くなってしまうだろうと思う。

維新の会が2大政党候補として台頭してきて、民主党は分裂して維新の会と自民党に吸収されていくと思っている。ただし、早めに石原慎太郎氏が維新の会の代表から退くことが条件だが・・・


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