今日は仕事関係での今年1年を振り返ってみよう。
ウィトラは個人事業として開始したが昨年10月に法人成りして、合同会社ウィトラとした。実質は私一人でやっているので変わっていないのだが、収益を自分個人の収入と、会社の利益とに配分する選択肢ができるのが良いと思ったからである。
法人にすると、法人としての決算と、故人の確定申告との両方の手続きが必要で手間が増える。それでも何とか第1期の決算を終えてわずかながら法人としての利益が出た。おかげで会社の仕組みと言うものが分かってきた感じがする。
実は来年1月からは東京工業大学の特任教授として着任することになっている。特任教授というのは大学以外の場所から給料が出て、籍は大学にある教授のことで普通の教授とは若干位置づけが違っている。旧知の大学教授のかたから「ファンドが付いて講座を開設することになったので来ないか」というお誘いをいただいて、大学に行くことにした。1月からは大学に勤務することになる。
合同会社ウィトラは継続可能だが、大学から給料をもらっている以上、大学以外の肩書で出張するような場合には休暇を取らないといけないということになり、昨日書いた毎月1回標準化会議で出張するような大きな仕事は今年いっぱいで終了することにした。来年からは出張の機会がないと思うと若干さびしい思いもある。出張期間中の会議は、長時間にわたり、時差ボケもあって体力的にきついものだったが、世界のトップクラスの30代、40代の技術者と意見を交わしながら、最先端の技術に触れることは自分にとって大きな刺激になっており、自分の精神的若さを保ってくれていたと思っている。今後の会議の流れは資料などを見て追ってていくつもりだが、現場から離れるので自分の見識の弱体化は避けられないだろう。
今後は大学で20代前半の学生と接することになる。若さを保つ上では更に良いかもしれない。このブログでも書いたことがあるが、私は学生、特に理科系の学生の言語能力の不足を感じている。何とかして学生の言語能力を高めるような活動をしたいと考えている。英語で授業をやろうか、などとも考えている。
大学での生活はまだ始まっていないので現時点では分からないことが多い。来年になってもこのブログは続けていくつもりなのでその中で報告していきたいと思っている。