ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

熊野古道

2011-11-30 08:50:34 | 生活

今、岩波新書の「熊野古道」という本を読んでいる。来年あたり熊野古道を歩いてみたいという気持ちからである。

熊野古道と言うと山の中を歩く修験者のイメージがあったのだがそうではなく、一般人が神社参りをする、「お伊勢参り」の原型が熊野参りにあるようである。平安時代末期に白河上皇などが何度も京都から熊野まで歩いたことで街道沿いに宿場などが整備されていったらしい。この時に案内役をした人たちが次第に権力と結びつくようになっている。旅行代理店の始まりのようなものである。戦国時代以降は伊勢参りが中心となり熊野詣りはすたれていく。この頃から四国の巡礼とか、西国33ヵ所の巡礼とかが始まったようである。

熊野古道の本筋は紀伊田辺から入る道であまり温泉などはない。私は和歌山県の山の中にある竜神温泉とか高野山をめぐることをイメージしていたのだが、高野山と熊野神宮をつなぐ道は本当の山道になるようである。高低差も大きいが途中に十津川温泉がある点は魅力。コースをどうしようかと迷い始めた。季節は秋が良さそうなのだが、秋には授業があるのでこの点も難しいところである。

それとは別に私は神社というものに興味を持ち始めた。これは東海道を歩いた時に色々な神社に立ち寄ったことがきっかけなのだが、全国には様々な神社の系列がある。熊野神宮系、伊勢神宮系、出雲大社系、諏訪大社系、琴平神宮系、伏見稲荷系、・・・。これらはどうも宗教的教義で分かれているのではなく、もっと俗世間的理由で分かれているように感じる。そもそも、神社のそばにたいていお寺があり、宗教的側面はお寺のほうでやっている感じがする。

これらの神社の系列がどのようにして出来上がって行ったのかを調べて見たい気持ちになっている。

 


「維新の会」の今後に期待

2011-11-28 07:44:13 | 社会

大阪の知事と市長選で「維新の会」の候補、松井一郎知事と橋下徹市長が圧勝した。投票が終わり開票が始まる直前に「まだ開票は始まっていませんが出口調査の結果、松井知事と橋本市長の当選が決まりました」という速報が流れている。

印象的だったのは橋下新市長のインタビューである。普通なら「市民が自分を支持してくれた」等というところだが、「選挙戦で述べてきた、大阪市は大阪府の一部であり、大阪府のことは知事が決めるべきで、大阪市が過剰に介入すべきでない。これが市民に受け入れられたことを重く受け止めよ」というメッセージが最初だった。誰に向かって言っているのか、大阪市議会と市役所の職員に対してであることは明確である。

自分が当選して獲得したポジションに対して、その限界を当選の挨拶で述べたのは例がないだろう。これが「維新の会」の大阪都構想につながっていることは間違いないが、これまでの候補者だったら「大阪都構想が府民、市民に支持された」と言っただろうと思えるのに上記のような言葉で出てきたところに、これまでの政治家とは全く違ったものを感じる。大阪都がやりたいことではなく、意思決定をシンプルにすることが目標であることを明らかにする言葉だった。

自ら権限の大きい知事の座を辞して、大阪市長に立候補したというのはそれだけ大阪市が府政を行う上での抵抗勢力として強かったということだろう。橋下氏の本気度を感じる。大阪都の実現に向けてはまだまだ難題が山積みである。必要に応じて国政に対しても新会派を立てると橋下氏は言っている。そして既存政党はそれにすり寄ろうとしている。

民主党と自民党の連合が新党に大差で負ける。既存政党の力はそれだけ落ちている。私は何度かTPPが既存政党の再編のきっかけになれば良い、と書いたがそれは起こりそうにない。維新の会旋風が政界再編のきっかけになるかもしれないと今は感じている。


日曜の朝のテレビ

2011-11-27 09:43:30 | 生活

日曜日の朝、私は6時代に起きてテレビを見ながらパソコンをいじったりしている。6時からは「時事放談」、それが終わると「早く起きた朝は」、7時からは「カラダのキモチ」、7時半からは「がっちりマンデー」8時からは「サンデーモーニング」とというのが私の普通のプログラムである。

7時代は「がっちりマンデー」が好きでそれに引っ張られて他のTBS番組を見ているというのが実態である。日曜の朝は家庭でお父さんがチャンネル権を持っていると見えて政治経済に関する番組が多い。その関係では私が良く見るのは「時事放談」と「サンデーモーニング」である。

今朝は、起きるのが遅く「時事放談」は見られなかったのだが、「サンデーモーニング」は見た。今朝の「サンデーモーニング」はコメンテータが気にいらない人たちだったので色々と他のチャンネルを探した。落ち着いたのはNHKだった。8時代の「サキどり」続いて9時代の「日曜討論」だった。どちらもなかなか良い番組だったと思う。

「日曜討論」は随分前からやっている長寿番組だが出てくる政治家の発言レベルが低く、あまり見る気がしなくなっていた。今日見たのは随分久しぶりだったと思う。細野大臣と原発の専門家を呼んで、福島原発処理の今後を議論していたがなかなか前向きな良い討論会であったと思う。

政治家を出演させる番組は各政党から呼んで意見を対立させるよりも少人数で一人が何度も発言するほうが本音が出て良いと思う。その意味では早朝の「時事放談」も同様の企画なので比較的好きなのだが、今朝の「日曜討論」は「時事放談」よりもかなり質が高いと感じた。その違いは司会者の力量の差にあると思う。「時事放談」は東大の教授、「日曜討論」はNHKの論説委員が司会をしているのだが、NHKの論説委員のほうが見識が相当に上だと感じさせられた。それが出演者から問題点に対する重要な点に関する認識を引き出していたと感じる。

しばらく見ていなかった「日曜討論」だがこれからは時々見ていこうと思う。「サキどり」は経済番組だがこれもなかなか良かった。


深刻かもしれない日本企業の古い体質

2011-11-23 13:46:38 | 経済

つい先日、オリンパスと読売新聞社の問題について「日本企業の古い体質」と書いたが、その後の動きを見て、これは一部の企業ではなく多くの企業にあるのではないかと思うようになった。

最近では大王製紙の会長も問題もあり、背任行為で世間を騒がせている。大王製紙、オリンパス、読売新聞社それぞれ違う問題であり、ひとくくりで議論すべき問題ではないのだが、日本企業に多い共通課題が潜んでいると思う。

大王製紙は明らかに犯罪行為、オリンパスはグレー、読売新聞社は社内の内輪もめ、ということで明らかに問題の大きさとレベルは違っているのだが、私は3件に共通する問題として「誰も反対できないような社内の雰囲気」というのがあると思う。

背任行為や損失隠し自体は日本企業に特に多いわけではなく世界どこにでもある問題だと思うのだが、周りの人がそうしたトップに唯々諾々と従ったために傷が深くなったところが日本的だなーと思うのである。その意味では一番問題が大きいのは読売新聞社だと思う。80歳を過ぎた人が権力をふりかざして、会社全体がそれに従ってしまう。私から見れば渡辺氏の言動は老害にしか見えないのだが、そういうことを言う人はあまり見当たらない。周りのマスコミも読売を敵に回したくないので、できるだけ刺激しないようにしている、という感じが伺える。マスコミは世間に対する影響力が大きいだけに問題が大きいと感じる。

大手新聞社の社説は社会的にも影響力が大きいと思うが、これも鶴の一声で簡単に方向が変わってしまうような印象を受ける。こういった事態を欧米のメディアがどのように扱うのか、興味のあるところである。

こういう企業は日本には他の国よりも多いと思っていたが、今は私が思っていたよりずっと多いのではないかと思っている。「誰も反対できないような社内の雰囲気」を持つ企業は多いと言っても10%くらいだと思っていたのが、今は30%くらいはこの感じなのではないかと思う。社内のガバナンスをもっとチェックする機能を強化しないといけないという思いが強くなってきている。


味のある学士会会報

2011-11-22 10:06:39 | 生活

私は学士会という会の会員になっている。これは旧帝大のOB会のようなもので会報というのが毎月送られてくる。

記事を書いているのは大学教授それも名誉教授のような人が多く、「年寄り臭い」と思っていたが、最近次第に読むようになってきた。自分が年を取ってきたということなのかもしれない。それでもたいていは斜め読みで10分くらい眺めて終わり、というのが殆どだが、今年の11月号は面白い記事が多かった。

西元徹也氏の東アジア軍事論、亀山郁夫氏のドストエフスキー論、佐々木英忠氏の老化論、安保徹氏の細胞の成り立ちから見た癌、などの記事が特に面白かった。それぞれに思い切って断定的なものの言い方をしていて、信用できるかというと必ずしもそうではないのだが、「こういう見方もあるか」という意味では確かに新しい知見を与えてくれる感じがする。

こういう雑誌は自分の普段ほとんど触れないような分野の記事が結構多く、殆どは専門用語が出てきて読み切れないのだが、上の4本の記事はそこをうまく書いていた。これらのような話は普段なかなか見られないので貴重だと思った次第である。

この学士会会報にTPPの是非を書いた記事が何度か出ているがこれらは私の心を打つものはなかった。自己主張をしているだけで相手に意見を取り入れようという姿勢が無いと感じてしまう。どうもTPPも玉虫色のまま世界に遅れながらついていく、という受け身の立場を抜けられない感じが強い。


大宰府にて

2011-11-20 16:57:35 | 旅行

木曜日から土曜日にかけて福岡に出張し土曜日に大宰府に行ってきたので久しぶりに写真をUp しよう。

福岡から大宰府は西鉄の電車で30分くらいである。街全体が太宰府天満宮の観光地というイメージである。相撲取りの姿も見かけた。

太宰府天満宮の太鼓橋。木が迫っている感じが古い感じで良いと思った。

天満宮の境内。結構混雑している。受験のお守りと七五三の関係が多いようだ。

菊の花。品評会に出すような菊の花が掲題を飾っている。

猿回し。こういった芸人が境内に居るところが太宰府天満宮の庶民的なところ。伊勢神宮や熊野神宮とは趣が違う。

天満宮の隣にある九州博物館の博多山笠。山笠の祭りは見たことはないのだが、大きさには驚かされる。山笠を担いで走って競争するのが有名だが、これは担ぐものではなく街角に展示したものとのこと。博物館は建物が印象的だった。


軽薄短小から重厚長大へ?

2011-11-16 08:59:06 | 経済

私が入社したころは世の中は重厚長大から軽薄短小へ向かう、と言われており、「縮み志向の日本人」等という本も出て日本人は箱庭のように大きな世界を小さなところに押し込めるのが好きだからこれからの時代にマッチしている、と言われていた。

実際、半導体と通信技術の驚くべき進歩でこの分野は大きく発展し、日本企業も大きくなった。しかし最近は軽薄短小のいわゆる弱電企業は軒並み業績が悪く、重厚長大の部門を持っていた日立、東芝、三菱などの業績が良い。これらの会社は事業の力点を重電分野においている。世界的に軽薄短小の市場が小さくなったわけではない。新技術は今でも次々と生み出されて発展は続けているが競争が激しく価格低下も進んでいるので拡大のペースが大きく下がってきたということである。

日本の携帯電話産業などを見てもどんどん新技術が生み出され便利になっているし、生活に密着してきており、国民にとっての携帯電話の重要性は高まっているにもかかわらず、産業規模はここ10年くらい横ばいである。横ばいなのだからそれほど悪くないはずだが、拡大を想定して雇用などを続けてきた企業は業績が悪化している。しかし弱電企業の業績が悪い最大の理由は、国際競争力が下がってきているからだというのは衆目の一致するところだろう。

それではなぜ重電分野は好調なのか? 私は重電には詳しくないので良く分からないが、国際競争力が上がっているようには思えない。下がっていないという程度ではないかと思っている。重電分野が好調なのは過当競争に陥っていないからなのではないか、と感じている。

今、スマートシティや発電所、水道、鉄道、といったインフラビジネスが注目を浴びている。日本勢もそれなりに食い込んではいるがそれほど成功しているとも思えない。こういったインフラビジネスが個別の受注生産であった時代には日本勢もそれなりに存在感を示していたのだが、市場規模が拡大してきてあちこちで並行してビジネスが起こるようになってくると、個別対応するよりも標準化してパッケージビジネスにするほうが効率が良い。要素技術をパッケージ化した上で、それぞれの国の個別事情に合わせてコンサルティングをして、組み合わせを変えていく。今世界のインフラビジネスはその方向に向かっているのだが、その面で日本企業が主導的な役割を果たしているという話は聞かない。むしろ今だに日本市場で確立した技術を海外に売りに行く、というスタイルが中心のように思う。

重電が好調なのは参入が少ないというだけの理由ならいずれは弱電と同じ道をたどるだろう。日本の重電機器メーカがどれほど本気でグローバル市場を考えているかで今後、弱電と同じ道をたどるかどうか、今が分かれ道のように思う。


日本企業の古い体質

2011-11-14 08:24:03 | 社会

オリンパスが巨額の損失隠しをしていたと言って連日報じられている。マスコミは連日のようにオリンパスたたきをやっているし、株価も急落している。今後オリンパスが上場廃止になるかどうか、どうも上場廃止にはならない見通しのようだがどこかに買収されることはあってもおかしくないと思う。

これで日本の会社の信用が下がるなどと言っている人がいるが、そういう意味では問題はオリンパス自体よりも監査法人にあると私は思っている。もちろんオリンパスは悪いのだが、様々な理由で企業が粉飾決算をすることは世界的にある。それで監査という仕組みができているのだがこれが機能していないという点が日本企業の体質としては最大の問題だろう。

バブル時代の損失を隠し続け、今に至ったというのはいかにも日本的である。まだはっきりとはわからないが私利私欲のためにこのような損失隠しを行ったのではなく、会社のために損失隠しを行ったように感じられる点も日本的である。しかし今日取り上げたいのはこれらの点ではなく、解任されたイギリス人の社長が当時の副社長に「あなたの上司は誰か?」と聞いたときに「会長だ」と答えたという点である。CEOである社長の意向を無視して会長の指示で動く、それも大部分の役員がそういう動き方をする、この名目上の役割と実質的な役割の乖離をおかしいと思わない点に日本的体質を感じる。

同様の印象を今報じられている野球の巨人軍の人事問題にも見る。渡辺会長はどういう権限でジャイアンツの人事に介入しているのか、この点を誰も問わない。名目上の役割と実態とが乖離している。その状態をおかしいと思わない、あるいはおかしいと思っても言い出せないところが極めて日本的だと思う。一代で会社を築き上げた創業社長が元気な場合にこういうことはよくあるが、オリンパスの場合には会長は創業者ではなく、いわゆる優秀な社員がのし上がって行ったものである。それで周囲が社長を無視するほどの権力者になれるということは、日本では比較的簡単に独裁政権を作れるということだろう。

この点は日本の民主主義の弱さとつながっているような気がして、私にとっては一番気がかりなところである。


今のイタリア人はどういう人種?

2011-11-13 08:25:29 | 社会

ギリシャの問題はイタリアに飛び火してベルルスコーニ首相が辞任するにいたった。日本では急にイタリアが危なくなったような言い方で報道されているがそんなことは無く前からイタリアの政府の財政が悪いことは分かっていた。ギリシャ救済策がイタリア経済に影響を与えたわけでもなんでもなく、投資家心理の動きだと私は思っている。投機を奨励するような資本主義の問題だと言う私の認識は変わらない。

今日話題にしたいのは今のイタリアがどうして2000年前よりダメになったのか、ということである。2000年の間に科学技術は大きく進んだのに、公共工事の速度などは明らかに古代ローマより劣っているそうである。

数日前の毎日新聞に、今のイタリア人は古代ローマを作った人種と同じとは思えない、という記事が出ていた。私の好きなイタリア在住作家の塩野七三さんに聞くと「当然違う人種です。大陸では人は動くんだから」と言われたという記事が出ている。塩野さんの「ローマ人の物語」にでてくる古代ローマ人は真面目で禁欲的、公共の利益やルール作りを重視する人達である。今でいえばドイツ人のような感じで、今のイタリア人の快楽主義、色男というイメージとは程遠い。彼らが「別の人種だ」というのも分かる気がする。

私はイタリアの人種が変わったのだとは思わない。彼らも本当に別の人種とは思っておらず、別の人種かと思うほど変わってしまった、ということだろうと思う。イタリアは西ローマ帝国が滅んでから国力を失った。大きな事を考える人が激減したのだろ思う。そもそもローマ帝国時代の末期には皇帝はイタリアから出ずに周辺国から出ている。ルネッサンスで盛り返したがどちらかというと芸術のような個人の分野である。

イタリア人に限らず、国民気質というのは2-300年もあれば大きく変わるものだろう。今の日本人気質は殆どが江戸時代に形成されたものだと私は思っている。戦国時代の日本人気質はかなり違っていただろう。その江戸気質が明治以降変わり始めて、変わりきらないうちにまた次のステップに入って漂流し始めたという印象である。

ヨーロッパでは文明の中心が北へ北へと移ってきている。イタリアやスペインといった地中海諸国が没落してきたのは地球温暖化の影響があるのではないかと思っている。アジアではシンガポールや中国南部などはだらけているイメージは無いのでアジア人の方が暑さに強いのだろうと思っている。更に気温上昇が続くと21世紀はアジアの時代、22世紀はアフリカの時代になるのではないか、などと思っている。


不透明な民主党内のTPP議論

2011-11-11 08:47:45 | 社会

野田総理がTPP議論に関する決断を一日延ばした。民主党内での反対意見が強かったからだと言われている。

まず、野田総理が期限を切って自分が判断する、といった決定プロセスに対しては評価したいと思う。こういった国論を2分するような議論に対して、「自分が決断する」と明言した場合の決断当日までのプレッシャーは大変なものだろう。菅前総理なら、プレッシャーから逃れるために突然決断をアナウンスしたことだろうと思う。野田総理は決断のプレッシャーを受け止める覚悟ができていると思う。

さて本題の民主党内でのTPP議論だがどうも決断に向かって前に進んでいるのかどうか、進めようという意思があるのかどうかが見えない。基本的に閉じた世界の議論で、そこから漏れてきたことを報道しているのでそういう印象が強いのかもしれないが、話しを前に進めようとしている人はごく一部の人のように思える。

テレビなどを見ているとTPP反対派には、何が何でも反対の人(前回取り上げたウェークアッププラスで出演した小林議員はこのタイプだった)、TPP自体に必ずしも反対ではないが、今入るのは適切ではないという人(昨夜のクローズアップ現代に出ていた篠原議員はこの印象)、反対というとテレビに映るから、アピールのチャンスと思っている人(これは民主党内ではなく、社民党の福島党首のような人)、など様々な意見の人が居て、まとまっていないように思える。

これらの人がとにかく当面、野田総理が参加表明するのを阻止しようと動いていて、「決定させない」ということだけで一致している感じがする。全く非生産的なやり方だと思う。「クローズアップ現代」では国谷キャスターがその点をチクリと突いていたが落とし所にどうもっていくのかをマスコミはもっと政治家に対してプレッシャーを与えてほしいと思う。日本の将来に大きく関わる大問題である。結論への筋道を提案する人がもっと欲しいと思う。

私としては野田総理が参加を表明して、民主党内で話がこじれて党分裂のようなことになれば良い、と思う気持ちは変わらない。