ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

駆け込み購買でTVを購入

2019-09-22 15:23:26 | 生活

消費増税が近づいてきて、駆け込み購買で大型TVを買った。我が家でこれまで使っていたTVはアナログ送信停波の少し前にパナソニックのプラズマTV(42インチ)を買ったのだが、次第に画面が焼けてきて、時間の出る左上隅あたりにピンクの文字が出るようになり、そのピンクが次第に広がってきていた。まだ、十分に我慢できる程度だったがこれを機会に買い替えを決断した。

TVを買うときには画面サイズ、価格、4K対応、色味などが条件となるが、私の場合には対応は重みが低く、You TubeなどのネットTVを重要視していた。我が家はItscomのCATVなのでSTBを変えないと4K放送は見ることはできない。4K内臓TVとそうでないものがあったが4K内臓はほとんど意味は無かった。サイズはこれまでのTVは42インチだったのでその程度を想定していたが、ヤマダ電機の担当の人によると大きさ的には今では50インチがこれまでの42インチと同程度だという。それは最近のTVでは枠の部分が殆ど無く全体が画面になっているからである。

機種選択の重要な要素になったのが色作りだった。どの機種でも、所謂4Kで使われるような典型的な画面では同じようにきれいなのだが、なんでもない画面で随分色合いが違う。特に今日のように雲がたくさんあってところどころに青空があるような空の色が、機種によってはかなり作ったようなどぎつい色になる。見比べると「こんなに色が違うのか」と驚くほどである。結局、色合いとネット対応でソニーの機種にした。これはAndroid内臓なので将来的にネット対応が増えた時にも問題はなさそうである。ちなみに現在、私はNet TNを見ることは殆ど無いが、家族は見ている。

15日に買いに行って20日に配達してもらうことにした。20日に家に帰ってみると、TVはテレビ台の上に乗っておらず地べたに置いてある。TVを支える足の部分が左右に開いていて今まで使っていた台の上には乗らないのである。台をアマゾンで検索したがどうも適当なものは無い。改めてTVをよく見ると足の部分がハの字に開いていて開いている先が乗らないのである。左右を入れ替えると「がに股」が「内股」になってきれいに乗るように思えた。作業も簡単にできそうである。実際、足の左右を入れ替えてみると、比較的簡単にできてきれいに台に乗った。安定度も悪くなくそれで使用している。

大型テレビは新モデルが出て型落ちすると2%程度は軽く値下がりするので急いで買う必要は無いと言われているが、我が家では現在使っているTVの調子が良くないので買い替えた。やはり画面が大きくずいぶんきれいだと感じている。


囲碁トップ棋士若年化の必然性を思う

2019-09-15 15:54:24 | 生活

現在、囲碁の名人戦の挑戦手合い7番勝負が行われており、39歳の張栩名人に19歳の若手、芝野虎丸八段が挑戦している。数年前なら名人に対して若手が勢いに任せてどこまで通用するかを興味深く見守る、というところだが、現在では、私は実力は挑戦者の芝野八段のほうが上で、7割くらい名人が入れ替わると思っている。第1局目で芝野八段が優勢な碁を逆転負けして、張栩名人がリードして「これで面白くなった」と思ったくらいである。

現在の日本の囲碁界に関しての感覚的なランキングでいうと、1位:井山裕太4冠(30歳)、2位:一力八段(22歳)、3位:芝野八段(19歳)で、それに続いて平成四天王と言われる山下、羽根、高尾、張栩名人など40代前半から30代後半の4人と20代の多数の若手がいる感じである。平成四天王は、徐々に力が落ちており、あと2-3年で日本のトップ棋士は井山氏に20代の棋士を加えた状況になると思う。ちなみに世界ランキングベスト10は1位申氏(韓国19歳)、2位柯氏(中国22歳)、3位朴氏(韓国)26歳、4位辜氏(中国21歳)、5位楊氏(中国20歳)、6位芈氏(中国23歳)、7位連氏(中国25歳)、8位江氏(中国27歳)、9位陳氏(中国29歳)、10位謝氏(中国21歳)である。ちなみに日本人トップは一力氏で60位である。世界では20歳代それも20歳代前半がピークという傾向にある。

囲碁のトップ棋士は個人の才能に負うところが大きいので、才能豊かな人が現れると若くしてトップに立つのでトップの平均年齢が下がり、しばらくはその人の高齢化とともに平均年齢が上がる。現在の井山4冠がそのような存在であり、将棋の世界では羽生九段がそのような存在だった。しかし、最近の中国や韓国の若い棋士の台頭と、トップ棋士でも30代に入ると勝てなくなる現象は個人の才能ではなく、年齢と能力の関係だと私は考えている。若いときは読みが深く、正確だが、年齢を重ねると経験によるノウハウが重なるので読みでは負けていても勝負には勝てる、というのがこれまでの状況だったのだが、最近は勉強方法が進化してきて若くてもノウハウを取得することができるようになり、経験よりもその時点での能力のほうがはるかに重要になったのが最近のトップ若年化の理由だと私は考えている。

ここでいう能力は「仮説と検証」の能力である。仮説は発想であり、検証は実行である。囲碁の読みとは自らで仮説を立てて読みによって検証し、一番良い打ち手を探すことである。セブンイレブンは仮説と検証を繰り返していることで有名であるが、仮説は頭で考えることができても検証には実作業が必要である。しかし、囲碁の場合には仮説(発想)も検証(読み)も頭の中で行うことができる。仮説と検証は別の能力だと思うが、どちらも20代がピークだと最近私は思うようになった。

こう考えた時に、日本の学生のナイーブさが私は気になっている。現在の日本の大学の研究室では準教授が研究の中心であり助教、博士課程の学生あたりが研究実行の中心になっている。修士の学生や学部3-4年生などはお手伝いという感じで扱われているし、本人たちもその意識で手応えは弱い。しかし、本来の能力からすれば、修士、博士の学生がもっとも高い研究能力を持っているはずである。学生の研究能力をもっと引き出す、教育システムがあり得るのではないかと最近は考えている。



第4次安倍改造内閣に感じること

2019-09-13 14:53:42 | 社会

安倍総理が内閣改造を行った。新しい内閣に対する私の印象は「目玉は小泉進次郎環境大臣」というごくありふれたもので、それ以外で全般的な印象は側近を登用したのと幅広い派閥にチャンスを与えるが石破派は干す、というごく普通の印象で取り立ててブログに書くようなものは無いのだが、一点だけ他の人とはかなり異なるだろうと思う私の視点がある。

それは総務大臣高市早苗氏に関するものである。安倍内閣の総務大臣は新藤義孝氏、高市早苗氏、野田聖子氏、石田真敏氏と変わってきたのだがこの中では高市早苗氏が一番存在感があり、しっかりしていたと思われるので、高市氏に戻した安倍総理の判断はまともだというのが普通の見方だろう。私自身、高市氏が一番まともだと思っているのだが、気になっているのは彼女がかなり強く旧自治省のほうを向いている点である。

総務省は旧郵政省と、旧自治省が合体してできたもので、旧自治省系には地方創生という大きな課題があるので自治省のほうを向く人物を大臣にすることは選挙を考えても自民党総裁としては自然な判断だと思うのだが、このままだと日本の通信行政が大きく出遅れる点を私は気にしている。大臣にあまり興味がないと、政策は基本的に官僚の上げてきた提案に基づくことになる。しかし、総務省の通信系の官僚はかなり劣化していて、世界の動向が定まった後でないと動けない状況にあると私は考えている。その一方で通信は所謂デジタル革命の中心的部分で、最低でも世界の先進的な動きに付いて行くくらいでないと日本はかなりまずいことになる、特にこの2-3年が重要だと私は考えている。

日本の通信行政はこれまで総務省の官僚と旧電電公社(NTT)がリードしてきた。しかし、インターネット時代になって通信の主役は通信事業者ではなく、インターネットのサービスプロバイダになってきている。これから起こる様々な通信を巡る変化は、通信事業者にどう対応させるかではなく、その先にあるサービスプロバイダをどう育成するべきかになる。日本の通信官僚にはその視点はかなり弱いと私は思っている。

例えば、話題の5G移動通信に関していえば、電波をどのように通信事業者に割り当てるかではなく、事業者以外の一般ユーザが5Gを使えるようにする「ローカル5G」が重要になる。私は今の総務省にはこのような流れに対して適切に対応できないだろうと予測している。官僚の意識が低い場合、政治の側から官僚に圧力をかける必要がある。しかし、高市大臣はそのようなことには興味を示さないのではないかと懸念している。

通信官僚が通信事業者と結びついているのは日本だけでなく世界中で起きていることである。しかし、米国は進取の気性があるので比較的転換が早いだろうと思っている。欧州は日本と似ているが、通信事業者以外の声は日本よりも強い。中国は官僚(共産党)が産業全体を抑えているので、通信事業者の最適化ではなく産業全体の強化に通信をどう利用するかという視点を政治家が持っていると思う。日本はこういった点で出遅れるだろう。

このような傾向は通信分野だけでなくあらゆる分野で起こっている。AI、IoT、クラウドなどによるデジタル化の波に対する見識を適切に持って動いているには日本の省庁では経産省だけに私は見えている。そして日本は通信行政が総務省、IT行政が経産省と別れている点がますます政府全体の動きを遅くしている。私はICT行政全体を経産省に統合するべきだと思っているがそのような動きは簡単には出てこないだろう。

この2-3年で世界の通信行政が大きくは変化しないことを願っている。


帽子か日傘か

2019-09-10 19:54:59 | 生活

私は毎朝2時間ほど歩いているが、5月から9月くらいまではいつも帽子をかぶって歩いていた。それを8月後半くらいから日傘に変更している。若いころは帽子をかぶると頭が蒸れるような感じがして帽子はあまり被らなかったのだが、年を取ってくると直射日光を浴びると体力を消耗する感じになるので帽子をかぶっていた。ところが8月後半は1日のうちに曇り、雨、晴れが変化するような日が多く、ある日、曇っていたので帽子をかぶらずに家を出たら途中から晴れてきたときがあった。その時に傘を持っていたので日傘にして歩いたところなかなか調子が良かったので、それ以来、傘を持って家を出て、晴れてきたら日傘をさすようにしている。

ラジオで「日傘はポータブル日陰を作る」と言っていたがまさにそんな感じで、帽子をかぶっていても真夏は日陰を選んで歩くのだが、その日陰を自分の上に作るという感じが気に入っている。小さな折り畳み傘でそれほど重くはないがそれでも2時間傘を差し続けると手は疲れてくる。風があると力を入れなくてはいけない。しかし、緑道を歩くときなどは傘をさす必要はないので、晴れた日で全体としては半分くらい傘をさす感じて、それほど疲れることもない。本来、日傘は雨傘とは別物なのだろうが私は雨傘の青色のものを持ち歩いている。

自分が日傘をさすようになるとどのくらいの人が日傘をさしているかが気になる。男性で日傘は殆どいない。男性は高齢者は帽子、若い人ははにもなしが多いように思う。女性は帽子と日傘がそれぞれ15%くらいの感じで、年齢はあまり関係ないように思う。たまに女子高生でも日傘をさしている人を見かけるが、女子高生の帽子は見たことがない。

なぜ男性で日傘がいないのかは分からないが、たぶん習慣なのだろう。消耗を防ぐという意味では帽子よりも効果は高いような気がする。山道のようなたまには手を使って何かにつかまって歩かないといけないような場所では帽子にする必要があるが、普通に都会を歩く分には日傘は結構良いと思う。お試しください。