ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

徳島にて

2014-09-24 13:26:23 | 旅行

昨日から学会で徳島に来ている。私は25日のパネルディスカッションのパネリストになっているのだが、24日の午前中に学会会場で打ち合わせが入ったので23日の便で徳島入りしたのである。私にとっては徳島は初めてである。

同じ便で徳島入りする人に顔見知りがたくさん乗っていた。皆同じ学会に参加する人たちである。学会は23日も行われていたが23日午後は観光をしてきた。

駅前のアーケードの中の商店街。この中で昼食を食べたのだがご覧のようなシャッター商店街である。祝日の昼ごろでこれなのだから普段はもっと人が少ないのだろうと思う。

ロープウェイで眉山に上り上から見た徳島の街。吉野三郎と言われる吉野川が見える。

下りは歩いてこの神武天皇像を目指した。結構急な山道だった。初代天皇の神武天皇とどういう関係があるのかと思ったが、特に説明は無かった。像もかなり新しいものでできもそれほど良くない印象である。

徳島の名刹、瑞巌寺。ここはきれいなお寺である。臨済宗妙心寺派ということで親しみも感じた。

ロープウェイの乗り場になっている阿波踊り会館で阿波踊りの実演を見た。阿波踊りも時代と共に変わってきており、1970年の万博あたりから見せる阿波踊りになってきたそうである。昔のシンプルな阿波踊りから最近の派手な阿波踊りまでの変遷を解説付きで実演してくれる。私にとって印象的だったのは。バックグラウンドの鉦や太鼓に加えて三味線、笛などである。特に鉦は全体のテンポを決める指揮者の役割をしているそうで、シンプルな打楽器だが重要な役割をしており、音も良く通る音で印象的だった。最後に観客が舞台に出て行って練習をする。私もやってみた。手を上に上げて、右手と右足、左手と左足を同時に踏み出すという単純な動作なのだがやって見ると意外に難しい。踏み出してどのまま歩くように進むのではなく、戻してまた別の手足を踏み込む、この戻すリズムが難しかった。それでも良い運動になった。阿波踊りは夏の4日間だけしか行われないがここでは毎日見ることができる。

徳島の街全体はあまりうまく行っていないように感じる。駅前のシャッター商店街はその典型だが、街の規模に比べて市役所や県庁と言った公的建築物の割合が大きいように感じる。それで財政状態が悪くサービスが低下しているのではないだろうか。街の作り方も雑然としていてセンスが無いように感じた。私はこれまで学会で福岡、富山、新潟、岡山、岐阜などに滞在したが徳島が一番うまく行っていないように感じている。

関西に近いのでやりようではもっと発展させることができるのではないかと思う。



安房館山にて

2014-09-11 17:39:08 | 旅行

京都から戻って間もなく、今度は房総半島の館山に行ってきた。これは私がお世話になっている安藤研究室の夏合宿である。火曜日に田町で打ち合わせを終えてから東京駅前から高速バス「なのはな号」に乗って2時間ほどで館山まで来た。この合宿は勉強半分親睦半分と言う企画で、学生が研究内容を発表し、それが終わるとそれぞれが観光やスポーツをするという企画になっている。場所はどこかの大学のセミナーハウスで一泊3千円くらいの感じである。2泊するのだが2泊目の夜は大抵バーベキューをやる。安藤研はアンテナの研究をしているのだが私はアンテナには詳しくないので普段はあまり学生との交流は無い。この時が良い交流の機会になる。

午前中は学生の研究発表、午後は観光、夜は飲み会となる。観光では館山市内を歩き回ったのだが、南総里見八犬伝の舞台となった館山城をはじめとして総持院等の立派なお寺もあった。あまり産業が無く観光が主な産業なので観光案内は整備されている。春の花の時期と夏の海水浴の次期はにぎわうのだろうが秋冬は閑散とした感じである。駅前でバスを降りた時は随分閑散としているな、と思ったのだが港のほうに行くと大規模な工事をしている。町の中心部は港のほうなのかと思う。現在は小さな漁船ばかりだが大型船が入れるようにするのだろうかと思う。場所が東京湾の入口なので道路を整備すれば港として発展する可能性はあるように思った。

しばらく歩いて「人魚の湯」という温泉に入った。小さな規模の温泉だが風呂場もロビーも私以外誰も客がおらず、貸し切り状態だったので気分が良かった。夜のバーベキューとその後の飲み会では若干飲み過ぎた。今回はインターネットがうまくつながらなかった。研修所の無線LANにはなぜか私だけつながらず、UQのWiMAXも電波は来ているのにつながらない。iPhoneのテザリングも使い方が良く分からなかった。仕方が無いのでiPhoneを多用して大分使い方が分かってきた。



はじめての宇治

2014-09-08 10:29:08 | 旅行

昨日は宇治に行って観光をして帰ってきた。私は小学校の最後のほうから中学、高校、大学と10年以上関西に住んでいたのだが宇治に行ったことは無かった。そこでこの際宇治に行ってみようと思い立ったものである。ホテルが京都大学に近くだったので京阪電車で中書島に出て乗り換えて宇治に向かう。京阪宇治線にも初めて乗ったが、田園風景の中に大きな工場がいくつかあったのが意外な感じがした。

宇治駅を降りたところは広い道路になっているが少し行くと京都らしい細い道と木造の建物が立ち並ぶ街並みになる。多くのボランティアが清掃活動をしていた。天気は良く蒸し暑い。宇治川は思ったよりはるかに川幅もあり、水量が多く、流れも急だった。前日の雨の影響化もしれない。平等院を見て川の中州にある13重の石塔をへて、興聖寺、宇治神社を見て回る。平等院は均整がとれていてきれいなのだが、何か物足らなさを感じた。宇治神社の奥、歩いて5分ほどのところに宇治上神社というのがあってこちらのほうが規模は小さいのだが世界文化遺産と書いてある。但し修復中で一部しか見られなかった。それでも歴史を感じさせる建物だった。それから源氏物語ミュージアムに入る。これは新しい建物だが資料や見せ方はうまく、楽しめた。そしてJR宇治駅から京都に向かって帰ってきた。

川の両岸に観光ポイントがある嵐山と似たような感じで、観光地として整備されており楽しめる。2-3時間で一通りまわることができる。宇治は、他の観光地とは距離があるので嵐山のほうが観光地としてはランクが上という感じだった。

戻ってきて新横浜で降りたらば気温がずいぶん低く驚いた。横浜は暑いというよりも肌寒いという感じだった。



京都にて

2013-11-02 15:39:10 | 旅行

金曜日から土曜日にかけて、大学の同窓会で京都に行ってきた。

土曜日に飲み会をやるので、京都に泊まり、翌日は京都観光して帰るようにしたかったのだが、宿が全く取れず9時過ぎの新幹線で帰ることにした。代わりに前夜京都に泊まって午前中に嵐山を観光してきた。私は京都に4年間いたのだが、西のほうの嵐山、嵯峨野には行ったことが無かったので丁度良い機会だと思った。この前の台風で渡月橋のあたりが氾濫したのが心に残っていたこともある。

宿は阪急沿線の四条大宮だったので嵐山電鉄に乗って嵐山まで行くことにした。ホテルを出て喫茶店で朝食を食べる。マクドナルドやロッテリアもあったが昔ながらの喫茶店のモーニングを食べた。

嵐山電鉄は市電のような1両の電車。ラジオをピータ・バラカンのウィーク・エンド・サン・シャインに合わせて出発。四条大宮から嵐山までを走る路面電車だが、途中の駅名が如何にも京都らしい。

西院ー山ノ内ー嵐電天神川ー蚕ノ社ー太秦広隆寺ー帷子の辻ー有栖川-車折神社ー鹿王院ー嵐電嵯峨ー嵐山

私にも読めない駅名がいくつかあった。

終点で降りて今の渡月橋を渡る。この川が氾濫したなんて信じられない。台風の爪痕は感じられない。紅葉にはまだ早い。

丘の上の法輪寺。桂川から京都が見下ろせる舞台がある。

こんなお宮があった。私の仕事に関係の深いところだが小さいお宮だった。

渡月橋わたって戻り、嵯峨野に向かう。嵯峨野の竹林。人力車が走っている。

芭蕉の弟子の向井去来が住んだという落柿舎。見物していたら近くの木から熟れた柿がポトリと落ちた。

車折神社の中。芸能神社というのもあった。

広隆寺。何宗、というのが書いていない。日本で周波ができる前の飛鳥時代に聖徳太子の供養のために建てられたと言われている。ここは少し紅葉している。有名な弥勒菩薩像はやはり品があった。撮影禁止。

この近くに太秦映画村がある。そのあたりのキネマ・キッチンというところで昼食を食べた。「おでんうどん」というのを注文した。じゃがい尾と厚揚げを入れてもらった。おでんの出汁がうどんとよく合うあつあつの煮込みうどんでおいしかった。この後、父の墓がある妙心寺に行ってお墓参りをしてから京都大学に向かった。嵐山、嵯峨野は良いところだった。今度じっくりと見て回りたいと思った。

大学では京都大学の霊長類研究所の教授になっているこりらの研究で有名な山極君がゴリラのビデオなどを見せて解説してくれた。「以前、彼をモデルにした漫画を読んだな」等と思いだした。心残りながらタクシーで京都駅に向かい帰ってきた。

この日は2万5千歩歩き、9月末にAndroidの万歩計をダウンロードして以来最高の歩数を歩いた。

嵐山電鉄の振り仮名を書いておこう。

さいいんーやまのうちーらんでんてんじんがわーかいこのやしろーうずまさこうりゅうじーかたびらのつじーありすがわーくるまざきじんじゃーろくおういんーらんでんさがーあらしやま

 

 

 

 


富山にて

2012-09-12 10:46:10 | 旅行

現在学会で富山大学に来ている。

昨日は大雨警報が出るようがゲリラ豪雨だったが今朝は気持ちよく晴れている。

宿泊しているビジネスホテルのドーミーイン富山というところが気にいったので紹介しておこう。
少し広めの部屋で素泊まり4900円、朝食付き6000円である。

場所は総曲輪(そうがわと読む)という場所にあり、富山市内の富山城の近くである。天然温泉がついている。チェックイン15時、チェックアウト10時でこの間いつでも入れる。沸かし湯では無く熱い湯を薄めているようである。私は温泉大好きなのでこの宿に決めた。鉄錆のような若干赤みを帯びたお湯であり、 3種類の厚さの浴槽がある。更にサウナも付いている。内湯であるがある一角は換気が良くできていて露天風呂のような感じである。非常に気持ちの良い温泉である。浴衣も寝間着のような感じではなくホテル内を歩いてもおかしくない割ときちんとした浴衣である。

湯上りに休憩コーナーがあって漫画の単行本がたくさん置いてある。夜には夜泣きそば(食べてみたが実質はさっぱりしたラーメン)が無料でふるまわれる。

夕食は外で食べる。近くにこぎれいな商店街があるのでそこで食べた。小料理屋という感じの店だった。朝食はホテルで食べた。バイキング形式だが結構いろいろな種類がある。

最近、国内出張に時々行くようになってビジネスホテルに泊まる機会が増えてきた。私は相対的に満足しているが、このホテルはその中でも一番良いくらいだろうと思う。ドーミーインというのは温泉付きを目指すビジネスホテルチェーンで少しずつ増えているらしい。

また機会があればこの系列のホテルに泊まってみようと思う。


ソウルにて

2012-09-09 14:23:42 | 旅行

昨日、ソウルから帰ってきた。

会議があったのはソウルのパレスホテルというところだった。主催者がイグゼクティブ・フロアを予約してくれていて、快適だった。空港の航空会社のラウンジのような感じで、アルコールを含めた食べ物が置いてあるラウンジがあり簡単な食事なら無料でここでできる。値段も一泊19万ウォン(1万5000円くらい)でリーズナブルである。立派なサウナもついており、ジャグジーとサウナを楽しめる。お勧めのホテルである。

会議も面白かったが、夜の懇親会が楽しかった。懇親会では、3国の政治システムの違いなど色々な話で盛り上がった。最近は日中韓は政治的には仲が悪いが、尖閣諸島も竹島も関係無く楽しめた。

朝、散歩で近くを歩いてみた。デジタル博物館や公正取引委員会など国の設備があるところで近くは高級なマンションがある。丘の上には整備された公園がある。

道路はアスファルトでは無く走っても地面の反発が弱い柔らかい路面になっている。

ウサギが放し飼いにされている。

公園は地上20メートルくらいの高いところにある陸橋で道の反対側の丘に続いている。

陸橋の上から取ったソウルの街。幅広い道路と陸橋の高さが印象的。写真はGalaxyS3で撮ったものだが、ニコンのデジカメと比べると画質はいまいちのような気がする。

 


大宰府にて

2011-11-20 16:57:35 | 旅行

木曜日から土曜日にかけて福岡に出張し土曜日に大宰府に行ってきたので久しぶりに写真をUp しよう。

福岡から大宰府は西鉄の電車で30分くらいである。街全体が太宰府天満宮の観光地というイメージである。相撲取りの姿も見かけた。

太宰府天満宮の太鼓橋。木が迫っている感じが古い感じで良いと思った。

天満宮の境内。結構混雑している。受験のお守りと七五三の関係が多いようだ。

菊の花。品評会に出すような菊の花が掲題を飾っている。

猿回し。こういった芸人が境内に居るところが太宰府天満宮の庶民的なところ。伊勢神宮や熊野神宮とは趣が違う。

天満宮の隣にある九州博物館の博多山笠。山笠の祭りは見たことはないのだが、大きさには驚かされる。山笠を担いで走って競争するのが有名だが、これは担ぐものではなく街角に展示したものとのこと。博物館は建物が印象的だった。


イスタンブールの写真

2010-12-11 09:00:17 | 旅行

今日は土曜日。夕方の便で帰国予定なので午前中は観光に行こうと思っていたが、あいにく雨交じりの強風なのでホテルに留まることにした。月曜日に街を歩いて撮った写真をUpしよう。

ホテルから海岸まで歩いて降りた。この海がボスフォラス海峡。遠くに見える橋を渡るとアジアになる、ヨーロッパとアジアの接点である。橋の向こう側は黒海。

旧市街の入り口。観光船や土産物屋がある

旧市街入口にあるイスラム教のモスク。

モスク内部。中はがらんどうで天井一面に装飾が施されている。

オスマントルコの王宮の入り口前の公園

王宮内の建物。この辺りにハーレムがある

王宮の中庭。

アヤソフィア。かつてはレッドモスクと言われていたが今は博物館になっている。月曜休館日で入れなかった。建物としては最大規模のモスク。

ブルーモスク。モスクは真ん中のドームを塔が取り囲む。規模や装飾は異なるが大体皆同じ構造をしている。

ブルーモスク内部。私が行ったときには内部でお祈りをしていてしばらく外で待たされた。靴を脱いで入る。ミニスカート禁止。柵の内側が信者が入る御祈りの場。

教会もある。

トルコ料理。大人数で行ってたくさん頼んだ中の一部の料理なので料理名は不明。羊の焼き肉を薄いパンでくるんで食べるのが基本だが油をあまり使わずヘルシーな感じがする。

 


トルコ航空でイスタンブール

2010-12-06 05:35:32 | 旅行
今、イスタンブールに来ている。いつも参加している会議がここであるからだが、エキゾチックな雰囲気で楽しみにしている。私がイスタンブールに来るのは3度目だが、前回は8年前くらいのなので記憶もあいまいである。今回の会議は火曜日からで、日曜日の夜に入ったので、明日は街を巡りながら体調を整える予定である。

ここまでは、トルコ航空で来た。成田からの直行便である。ANAとの共同運航便だが、2か月前に予約したのにANAでは安いチケットが売り切れており、トルコ航空でチケットを買った。ANAの1/3くらいの値段だった。

普通、ヨーロッパ便は午前中の発つのだがこの便は14時過ぎで朝ゆっくりできるのが魅力である。成田でのラウンジはUAのラウンジを勧められた。機体はなかなか良い。エアバスのA330-200だがカナダ航空やANAの新型と同じレベルだと感じた。座席前のテレビのお画面も大きいし、プログラムも豊富である。

食事もヘルシーな感じでなかなか良い。前回のUAと比べると随分良く、ANAと比べても遜色ない。料金と合わせて考えるとお買い得という感じがする。

イスタンブールはヨーロッパの東の端、アジアとの接点なので、航路はかなり南寄りである。シベリアの南のほうを通って、モスクワの南から入る。風が強かったせいか1時間近く遅れた。機内の音楽番組でトルコ音楽を聴いたが、独特のアラブ風の旋律が心地良かった。音楽も、ヨーロッパ音楽とインド音楽のミックスという感じがする。

ヨーロッパとアジアの接点を楽しみたいと思う。

珍しいルートを通ったワシントンからの帰国便

2010-11-22 08:36:29 | 旅行

昨日、Jacksonvilleからワシントン経由で帰国した。

今回の帰国ルートでは色々珍しいことがあった。まず、どういうルートを通って帰るかであるが、私は土曜日の朝9時51分発のワシントン行きに乗って、ワシントンで乗り継ぎ、帰国した。他にも色々ルートがあるのだが、日曜日中に日本に帰り着こうとすると、朝の6時または7時発の飛行機に乗らないといけなくて、ずいぶん早起きをしないといけない。金曜日の夜の便で別の都市に移った人たちもいるのだが、午後5時までの会議に最後まで出て、それから空港に行って飛行機に乗ると、その日の夜の到着が非常に遅くなってしまう。

そんな訳で、私の乗った便が最も自然なのだが、たくさん(おそらく40-50人)居る日本人の中で知り合いは3人だけだった。しかも、私以外の3人はワシントンまでの便は私と違うフライト番号で出発時間も10分ほど早い便のチケットを持っていたのだが、その便はキャンセルになっていて、私と同じ便に乗った。乗り継ぎ時間が43分ということで少々心配したが悠々と間に合ったし、預けた荷物もちゃんと出てきた。

どうして皆、この便利な便に乗らなかったかというと、見つけられなかったからではないかと思っている。日本でANAかJALのサイトからJacksonvilleまで往復を検索すると、このルートは出てこない。UAとANAはコードシェアで全てUA便だが出てこない。私が見つけたのは朝早い便がいやなのでJacksonvilleの空港のサイトから検索して探したからである。殆どの出張者は「XXトラベル」というような自分の会社の子会社のトラベルサービス会社で出張便を予約するが、こういった会社の業務能力は一般的には低く、なかなか最適なルートを探せないものである。複雑な乗り換えの入る場所に出張するときに、好ましいルートを探すのには結構ノウハウが必要である。実は私は会社を辞めて自分で予約することになったときにHISに何度か頼んでみた。プロなら良いルートを提案してくれるかと思ったのだが期待はずれだった。それで今では自分で探している。

ワシントンから日本に向けた便は13時間半の長旅だった。飛行ルートがいつもとはかなり違っていた。普通はカナダ上空を通ってアンカレッジからアラスカの南岸、そしてカムチャッカ半島からアリューシャン列島の上を通って日本、というルートで飛んで、これが多分最短ルートだと思う。昨日はアラスカの北岸、殆ど北極海の上を飛んだ。そしてロシアに入ってからもなかなか南下せず、オホーツク海の北側、樺太の北端あたりからまっすぐ南下して、稚内、留萌、苫小牧、下北半島、仙台を経由して成田に到着した。おそらく強い西風を避けるためだと思うが、地図で見るとかなりの遠回りである。それでも予定より10分くらい早く到着した。昨日は窓側の席だったので北海道、東北の上空では下の日本に景色を見ていた。

偏西風の影響はすごいものだと改めて思った。

久しぶりのUAはサービスが悪いと感じた。食事もいまいちである。UAはまだ良いほうでAAはもっと悪いらしい。日本の会社は多少高くても乗ろうという気になる。それでもUA:10万円、ANA:10万8000円くらいが私の感覚的な許容運賃差である。