ウィトラのつぶやき

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ビットコイン問題は想像以上の大問題かも

2014-02-28 08:49:00 | 社会

インターネット通貨で有名なビットコインが取引停止になり、大きな話題となっている。私は昨日までビットコインについては良く知らず、「インターネットマネーで投機的動きがある」程度の認識だった。それが取引停止になり「詐欺の様相を呈してきたか」と思っていた。ところが昨夜のテレビ朝日のビットコイン問題の解説を聞いて「これは世界全体に大きな影響を与えるような問題だ」と思うようになった。

テレビ朝日によると、今回の取引停止は詐欺ではなく、システムのセキュリティが破られたことによる可能性が高いという。驚くことにその内容がパブリックキーが破られたらしいというのだ。パブリックキー方式はまず破られることがないだろうといわれている安全性の高い暗号方式で世界中で広く使われている。解説では「パブリックキー」という言葉は使っていなかったが、公開する鍵と、秘密にする鍵を組み合わせて使う方式で、その秘密にするほうのカギが解読された、と言っていたので多分パブリックキーだろう。

「この種の作業は小さな組織のコンピュータなどでは不可能なほどの大規模な演算が必要で裏には巨大な組織が絡んでいる可能性がある」として「ある国家」の関与を匂わせている。これは事実だとすると大変なことである。世界中の暗号システム、取引システムに重大な脅威となるはずである。世界経済が成り立たなくなる可能性があるくらいの問題だと思う。解説者の間違いなら良いが、専門家がこういうことを言うからにはそれなりの痕跡はあるのだろう。その割には世間は落ち着いているように思う。裏では世界的な大きな動きがあるのかもしれないが、今のところ大きな動きは見えない。

ビットコインを運営していたマウントゴックスの責任者が行方不明だというが、一刻も早くこの人を見つけて状況をただす必要があると思う。既にCIAが動いていて身柄を確保しているなら良いが、と思っている。



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