ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

政党とは呼べない未来の党

2012-11-29 07:59:31 | 社会

最近になって嘉田由紀子滋賀県知事が未来の党を結成し、小沢一郎氏が率いる「国民の生活が第一」が解党して合流を決めた。私はこの動きは嘉田知事の動きというより小沢氏の動きだと思っている。そして「国民は馬鹿にされている」という感じがして腹を立てている。

私の想像だが小沢氏は自分の政党を作って活動しているものの、ダーティなイメージがあってこのままでは殆ど選挙にならないと感じていたのだろう。そこでクリーンなイメージを持つ人を探していた。そんな中、嘉田知事が反原発で協調してきた橋下氏の最近の動きに反発していることを知って新政党を作るように働きかけ、「あなたは卒原発を言うだけで良い。他の政策は私が作るから」といって働きかけ、合意に至ったものだと思っている。遠因は太陽の党と維新の会の合流にあると私は思っている。

そもそも政党とは何なのか、国の政策を一緒に考える政策集団のはずである。それが「反原発」という一点だけの主張で政党を作る。外交、経済、福祉、財政、教育といった国の基本をなす部分に関しては何も語らない。ルール上は禁止されていないので作ることができる。こういう政党ができて大きく報道されること自体が、政党を作る側が「国民をその時の話題だけで投票行動をする存在」と認識していると感じている。

私は政党を作るときにはそれなりに国を運営するイメージが無くてはならないと思っている。嘉田氏に対するインタビューでマスコミが「外交は?、経済は?、福祉は?、財政は?、教育は?」と問いたださないことが不思議でならない。おそらく巧妙にそういった質問が来るのを避けているのだと思うが、もしそうなら「政策全般については語ろうとしない」という不満がマスコミから漏れてしかるべきだと思う。

日本では野党、特に弱小政党は反原発、反増税、反TPPといった政府のやろうとしていることに反対するだけで存在できてしまう。それもその中の特定の1項目を挙げるだけで。山田元農相が反TPPで旗揚げをしたときに、「こんな狭い政策で政党とは何事か」と叩かなかったことが現在の動きにつながったような気がする。以前このブログに「まともなマニフェストを掲げないと政党助成金を出さないようにしてはどうか」と書いた。「まとも」の判断が難しく実行は極めて難しいのだろうがやってほしい気持ちは強まっている。

この頃は頻繁にマスコミが政策に対するアンケートを実施している。政党支持率であったり、政策に対するアンケートであったりしているが、その結果を見ている限り、日本国民はちゃんと物事を見ていると思える。ただ、政治家の側が「国民は馬鹿だ。いかようにも踊らせられる」と思いこんでいるように感じられて腹立たしい。


キンドルの使い心地

2012-11-28 08:10:54 | 生活

月曜日に退院して昨日は普通に仕事をしていた。体調は良く、特に疲れも感じない。胆石除去後に胃の中に感じていたしみるような感覚は次第に遠のいてきて、胃の中をちょっと切った部分も治ってきた感じがする。次は12月17日入院の予定である。おそらく年末ぎりぎりまで入院だろう。

入院中に届いたキンドルの使いごこちを報告しておこうと思う。一言で言うとなかなか良い。眼が疲れないというのも本当である。使い方は簡単にマスターできた。あちこち触っているうちに分かってきたという感じである。既に3冊の本を購入して読み終えた。

入院中は昼間は検査などがゆったりしたペースで入る。暇なのだがまとまって空いた時間は作れないという感じで、仕事をできる時間はかなり限られている。夜は9時消灯で朝の6時まで部屋の電気は消されている。夜中に大声を出す患者がいたり、看護士が様子を身にきたりもするので時々目が覚める。浅い眠りが長時間続く感じである。

夜中に眼が覚めて眠れなくなると本が読みたくなる。枕元に個人用の照明はあるのだが、点けると光が広がるので何となくはばかられる。しかし、キンドルならば電気を使わなくても十分に読める。ページめくりは画面をこするようにして行う。私はまだ使っていないが難しい単語は辞書を引けるようにもなっている。ということでこれまでに3冊の本を購入して読んだ。江戸川乱歩、池波正太郎、藤沢周平の本である。価格は、本屋と比較して安いとアマゾンのサイトには書いているのだが文庫本と同じ価格水準かやや高いような感じがしている。本屋に行って比較してみないと分からない。ハードカバーよりは安いことは間違いない。

サンプルダウンロードといって一部(10ページほど)のサンプルをダウンロードして試し読みをすることもできる。試し読みでエッチ本をダウンロードして消そうとしたが消し方が分からない。一度端末に入れた本は消せないようになっているのか、私がまだ消去方法をマスターしていないのかは分かっていない。

入院中に本が買えるのはありがたい。私は3G内蔵ではなく無線LAN版のキンドルを買ったのだがスマートフォンのテザリング機能を使ってネットにアクセスして本を買うことができる。これは簡単にできた。最近は欧米への出張が無くなったが、遠方への海外出張にも極めて便利だと思う。一週間くらいの海外出張だと大抵本を買っていくが、一冊では足りないことが多い。そんな時、キンドルに入れておけば紙の本よりはるかに軽い。

日本語の本はまだ限られているが洋書はすごく数が多い。次の入院中には洋書を買って読んでみようかと思っている。

 


選挙の色分けもできてきた

2012-11-25 15:06:15 | 社会

衆議院選挙も公示へ向けて次第に骨格がはっきりしてきた感じがする。

自民党はかなり明確に方針を打ち出してきた。民主党は現時点では方針は不明確でどうしたいのかが今一つ分からない。いわゆる第3極は、「維新の会」を中心とするグループと小沢氏を中心とする「生活」の2グループに集約されてきた。この中で一番はっきりしないのが「維新の会」である。以前書いたように石原慎太郎氏の太陽の党と合併して急に骨格が見えにくくなった。一時、小林興起氏も合流するとかいうニュースが流れて「こりゃあダメだ」と思ったものだがその話は流れたのでまだ、基準はあるらしい。橋下氏の話などを聞くと、一応のポリシーは保っており、できる限り柔軟に、という態度で臨もうとしている態度は伺えるし、その基準は良く聞くと納得のいくものでありそうなのだが、果たしてそれをきちんと説明できるか、「訳が分からなくなった」という印象を覆せるかが鍵だと思う。

民主党は野田総理が自分の意思を前に出してきて、言うことに迫力が出てきた感じはあるのだが、具体的には中身がまだ出ていない感じがする。もし民主党が勝ったらどういうことをするかは私には少なくとも現時点ではつかめていない。今後、マニフェストを打ち出せばもう少しはっきりしてくるのだろうか。民主党のマニフェストも選挙のために作る選挙公約になったことは間違いない感じがする。

今時点では安倍総裁の発言が群を抜いて明確であり、それなりに一貫性があるように思う。私は安倍氏の方針に必ずしも賛成ではなく、疑問に思う点もあるのだが、「実際にやりそうなことを言っている」という感じはする。野田総理のほうは批判ばかりしているように見える。批判しているほうが勢い良く見えるのだが、選挙結果は最大政党がどういう行動をとるかである。民主党が果たして具体的なイメージを打ち出せるのかを今後見て行こうと思う。

 


キンドルが届いた

2012-11-24 10:04:23 | 生活

札幌から帰ると、注文していたKindle Whitepaperが届いていた。約8000円のアマゾンから出ている電子ブックである。私の購入したものは3G内蔵ではなく、無線LAN内蔵である。説明書は無く、電源ボタンを押すと、説明画面が出てきて、それに沿って動かしていくと一通りの説明が出る。

それで簡単に使えるようになった。私は別売のケース(ケースが4000円もする)を一緒に買っていたのでそのケースの中に本体をはめ込んで(ピタッとはまるので嵌め込む感じである)使う。蓋を開くと画面が現れるような形になる。早速自宅の無線LANからインターネットに接続して本を買ってみる。本の探し方はまだよく分からないが頭から順番に見て行って、江戸川乱歩の「孤島の鬼」という小説を買う。

ここまでやって病院へ戻った。病院で買った「孤島の鬼」を読み始める。文字自体が読みやすくできており、文字の大きさも調整できるので読みやすい。これ一冊で何百冊も入れられるので、文庫本を読むためには紙の本より良い感じがする。但し、ところどころに挿絵があるが挿絵の品質は紙には遠く及ばない。絵の多い本ではまだ紙にはかなわない感じがする。

字を少し大きくしたせいか、若干1ページの文字数が少なすぎるような気がするが、読みやすさには替え難い。E-inkの電子ペーパーはパソコンや携帯の画面と違って読みやすい。眼が疲れないというか紙の本を読んでいるのとあまり変わらない印象というのは本当だと思う。

入院生活には欠かせない友になりそうである。


井山本因坊、王座も獲得、5冠に

2012-11-23 13:04:53 | 囲碁

囲碁の王座戦挑戦手合いで挑戦者の井山本因坊が張栩王座に3連勝して王座のタイトルを獲得し、5冠になった。後は先日防衛した山下名人が持つ名人位と、今回敗れた張栩棋聖が持つ棋聖位だけである。この二つのタイトルが賞金額1,2位を占めているので、賞金という意味では効率の悪い稼ぎ方になっている。名人戦も羽根挑戦者と相星でリーグを終え挑戦者決定戦で敗れたので惜しいところだった。

今、天元戦で河野九段の挑戦を受けているが2連勝して後1勝で終わりなので多分防衛するだろう。その次の棋聖戦では高尾九段との挑戦者決定戦に勝って井山氏の張栩棋聖への挑戦が既に決定している。

今回の王座戦の挑戦手合いは碁の内容も含めて一方的だったが、井山-張栩戦は迫力があると感じる。この二人は波長が合うというかお互いに相手の打ちそうな手が分かるような感じで相当先の読みで勝負が決まっている感じがする。その相当先の読みで、井山本因坊のほうが上回っている感じである。以前「張栩の碁が荒れている」と書いたが、どうも無理を押し通すような張栩王座のやり方が井山本因坊には通用しない、という印象を受けている。

張栩氏も棋聖一冠だけになったので、勝ち急がずにじっくり構えるようになれば面白い碁になるような気がしている。


札幌出張

2012-11-23 09:13:10 | 生活

今日は病院から外泊許可を得て札幌に来ている。以前から約束していた講演会があり、医師と相談して来させてもらった。水曜日の午後自宅に帰って夕食を取りゆっくり眠る。しばらくご飯を食べていないので家内がお粥にしてくれた。

朝は6時過ぎに起きてトーストとフルーツと果物の朝食。それから大学に行く。8時過ぎには大学について9時から10時半まで授業。終わるとすぐに羽田に向かう。12時発の飛行機だが11時半に空港に着いた。空港で弁当を買って飛行機に乗り込む。殆ど待ち時間の無い流れるような運び。飛行機が飛び立ってしばらくすると雪を頂きにかぶった山が見える。丸い池があるので蔵王だろう。更に少し行くと栗駒山が見える。これもかなり雪をかぶっている。遠く東のほうには早池峰の峰がやはり白い。それからしばらく行くと岩手山の上を通る。火口にも雪が見えるので今は活動していないらしい。岩手山を過ぎて10分ほどすると雲が出てきて下は見えなくなった。

札幌で会場のホテルについてすぐに講演会。ここまで無駄のない時間の過ごし方だった。終わってからドーミーイン・プレミアム札幌というビジネスホテルに泊まる。夕食はアルコールが飲めないので寿司にした。札幌は寒く、ところどころに雪が残っている。大通公園のライトアップが今日から始まりライブのようなことをやっていた。

ドーミーインホテルは富山で気に入ったので、また取ったのだがここは富山より更によかった。部屋は一ランク上の部屋で朝食付きで7700円。温泉やサウナがついており、休憩室なども整備されている。部屋も落ち着いて静かで普通のビジネスホテルよりもやや広い。部屋の中の設備も必要なものはそろっており、無駄なものはなく清潔な感じである。温泉とサウナで体をゆっくりほぐして早めに眠った。しばらく歩いていなかったがそれほどの疲労感は無かった。

今日はこれからチェックアウトして午後の便で戻り、また病院のベッドである。


安倍総裁の金融緩和策

2012-11-21 07:17:32 | 経済

国会が解散して、自民党の安倍総裁が大胆な金融緩和策を打ち出した。2-3%のインフレターゲットを実現するための日銀の無制限の金融緩和である。日銀が建設国債を引き受ける、というような発言も出ている。これに対して野田総理は「禁じ手だ。借金は借金。国の借金を増やす行為だ」としている。

この点に関しては専門家でも意見が割れているようだが、私にとっては今一つピンとこない。それは日銀と連動した政策側の動きが見えないからである。基本的には今の日本は将来の見通しが明るくなく、投資意欲が少ないのが問題だと思っている。日銀はこの問題に解決策を与えることはできず、需要のほうは政策で実施しなくてはならない。安倍総裁は建設国債と言っているので一昔前のように土木工事をやるつもりだろうか。

震災からの復興のために、東北地方に高速道路を引いたり、街に高層ビルを建てたりすることを政府の補助金で行うことはできる。それで東北地方が活性化し、税収も増えるという経済循環になるなら成功である。しかし、それをやっても、さっぱり東北地方に人が集まらず、工事をしただけならば国の赤字が増えることになり、ギリシャのような状態になる。どちらかというと後者の方向に行きそうな気がする。日銀が建設国債を買うということは円の価値がそれだけ下がることを意味しており、国民全員で負担することになる。それならばうまく行く、というストーリーにはどうも納得できないものがある。

経済を活性化するお金の使い方が見えない中で金融だけを緩和するのは問題だと思う。

市場は反応して円安、株高に振れた。今後自民党が実体経済に対して何か思い切った政策を出してくるのかどうか、見ていきたいと思う。


胆管結石摘出

2012-11-20 09:27:30 | 生活

昨日、胆管結石の摘出を行った。胆汁が胃に出る出口のところをちょっと切ってそこから胆管にワイヤーを入れて石を取り出す。手術とは呼べないようなもので看護師たちは「検査」と呼んでいるくらいのものである。経過は良好で水曜日に退院する予定である。本来は4-5日いるのだが私が木曜日に用事があると言ったら、「いいでしょう」ということになった。息子は昨日退院した。

入院してから今まで何も食べていない。ずっと点滴である。点滴を受けたのも生まれて初めてだが、空腹感は来ないものだと思った。実はこれで終わりではなく、腹痛の原因を調べるために色々調べていると、別の問題が見つかった。これも詳細に調べなくては、と言われており、来週また病院に来ることになっている。

考えてみると、ここ数年間、時々強烈に胃が痛むことがあった。大抵2時間くらいで収まるので病院に行ったことは無かったのだが、あれも胆石だったのではないかと思っている。小さい胆石が胆汁と共に十二指腸で合流する。そこの出口が狭くなっていて通り抜けるときに痛みがあるのではないかと思っている。今回の胆石は大きかったので胆管をとおり始めてから痛みがあり何日間も痛みが続いたということなのではないかと思っている。そうすると肝機能にも影響が出る。肝臓の数値もずいぶん悪くなっていた。

今日の午後から流動食を少しずつ食べ始める。後は回復を待つだけである。とりあえず一安心。

 


選挙に向けた動き

2012-11-18 09:11:01 | 社会

解散が成立して選挙に向かって動き始めた。太陽の党と維新の会は一体化し、どういう政党なのか分かりにくくなった。

世界的に政党がどう分かれているかというと保守とリベラル、という感じで分かれていると思う。保守は現在の権力構造を維持する方向に向かうので、資本主義社会では資本家向き、競争政策、小さな政府、ということが言える。リベラルは福祉重視、大きな政府というのが一般的な傾向だろう。アメリカの共和党と民主党、イギリスの保守党と労働党などはその傾向が明らかである。しかしイギリスでは第3局が伸びてきている。

今の日本の政党を見るとこの色分けがはっきりしない。全部保守に見えてしまう。自民党は伝統的に保守であり保守系であることは間違いない。民主党は元々はリベラルだったのだが、野田総理になって保守色が強くなった。中身をみるとリベラル色の強い人が多いような気はするが、基本的に政策は自民党と変わらないと思っている。

いわゆる第3極は維新の会でリベラル色が強いと思っていたが、石原新党と合流して石原氏が代表になったので正確不明の政党になった。この政党の人達は地方分権だけでつながっていると思う。地方分権、官僚打破、というスローガンは必ず失敗すると思っている。まあ今回主流になることはないだろうからそれでも良いか、というのが私の見方である。私は、この政党の見方は「大阪は本当に良くなっているのか」で判断するべきだろうと思う。本人たちは「良くなっている」と言っているがマスコミに検証してほしいものだと思っている。

公明党はリベラル色が強いと思っている。この党は大勝ちも大負けもしないことが明らかだが、この政党がどこと組むかが鍵だと思っている。過去は自民党と組んでいたが状況が変わればどこと組んでもおかしくないと思っている。

それ以外の政党は大きな存在感は示せないだろう。日本ではまだ政党というものが確立されていない状態が続いていると私は思っている。


入院

2012-11-17 11:55:14 | 生活

今、物ごころついて初めて病院に入院している。

木曜日の午後に腹部の上のほうに痛みを関じた。かなり強い痛みで仕事が手に着かなかったので、早く帰って病院に行った。医師は問診と触診でそれほど大した病気ではないと思う。とりあえず薬を上げるから治らないようだったら明日またくてくださいと言われた。痛みは治まったのだが、夜中にまた痛みだし朝までずっと痛い。再び病院に行って「治らなかった」といって検査をしてもらった。鎮痛剤を点滴してもらったのだが、点滴が終わっても痛みが取れない。そのことを言うと「これは単純なものではないかもしれない」といって多方面の検査を始めた。午前中の検査が終わって、一度家に帰って3時から超音波検査を行った。その間に大学に行ってパソコンを取ってきた。痛みは消えてはいなかったが和らいでいたので大学まで行くことはできた。

超音波検査と血液検査の結果から医師は胆嚢を疑っていた。「こういう症状と体の現象は胆管結石だと思う。手術が必要なので入院しなさい。今夜のうちに詳細な検査をしよう」と言われた。その後CTとかMRIとかの検査を受けてそのまま入院になった。4人部屋である。検査が終わって病室に落ち着いたのは6時過ぎで点滴を受けた。家内が着替えとか細々したものを持ってきてくれた。CTの時の造影剤の影響とか、前日眠れなかったこともあって、7時頃からベッドの中でうつらうつらしていた。

私の病室は高齢者病室でときどき看護師か様子を見に来たり、夜中に「ここはどこだ」と言って動きまわり認知症の人がいたり、私の点滴を変えにきたりするのでぐっすり寝たという感じでは無かったが長時間浅く寝た。朝になって胃カメラを飲んで検査をした。胃潰瘍は検出されなかったがかなり大きなポリープが見つかった。「今回とは別だけど取ったほうが良い」と言われた。

昨日の一連の検査と、胃の検査で胆管結石であることが確定した。手術は月曜日である。手術と言っても開腹手術ではなく、胃カメラの先に鋏をつけて胆汁が十二指腸に出てくるところを広げ、ブラシのようなものを入れてたまっている石を取り出す手術で簡単なものである。しかし技術的には結構高度なものらしい。

実は私の息子も同じ病院に入院している。息子のほうはそろそろ退院である。我が家は今まで入院者は一人もいなかったが一気に二人になった。看護士さんが「高齢者病室は眠れないでしょう。息子さんと同じ部屋のベッドが空くので移りますか、」と言ってくれて移った。今は息子の隣のベッドである。

仕事もあるのでできるだけ早く退院したいと思っている。