ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

イグアナ

2009-05-31 02:31:17 | 旅行
パンの匂いを嗅ぎつけて寄ってきたイグアナである。
パンを加えているところも撮ったのだが、こちらの方が分かりやすいと思って採用した。

小さいほうが普通の日本にいるトカゲくらいの大きさである。

Arubaの小島にて

2009-05-31 02:09:12 | 旅行
現在、Arubaのすぐ近くの小島でこのブログを書いている。Aruba自体が、ベネズエラの北側、カリブ海の南の端に浮かぶ淡路島くらいの島にある街なのだが、そこの会議場となっているルネサンスホテルが所有する、長さ1Km、幅50mくらいの小さな島に来ている。

ここはホテルからシャトルのモーターボートで15分くらいで来るところでモーターボートに乗るにはホテルの部屋のキーを見せなくてはならない。そういう意味でホテルのプライベートビーチである。

島は自然が豊かでさなざまな魚や、フラミンゴやペリカン、そしてイグアナのような大型のトカゲがいる。それが動物園のように囲われたところに居るのではなく、海岸で寝そべっている観光客の間を歩くようにして人間と同居している。

朝食のつもりでパンとジュースを買って持ってきたのだが、パンのにおいをかぎつけてイグアナが出てきて欲しそうにしている。パンをちぎって投げてやると喜んで食べていた。

海岸はカリブ海に面していて波は結構高いのだが岩で防波堤のようなものができていてその中で泳ぐようになっているのでその分には安全である。 ヤシの木の間に日光浴用の簡易ベッドが並べられていてよく見るとヤシの木の根元には電源コンセントが引かれている。昨日、会議が終わった後に下見に来て、これならパソコンを持ってきて何かしたり、本を読んだりをゆっくりできると思い、今日はカメラとパソコンを持ってきた。

海岸で泳ぐというよりも部屋でくつろぐよりこちらのほうが快適だろうという感覚である。 ホテルのあるところは何となくごみごみしていてあまり好きになれなかったのだが、ここのビーチは気に入った。これで無線LANがあれば完璧なのだがそこまでは無いようである。

ホテルのプライベートビーチなどではウェイトレスが御用聞きにきたりするのだが、ここでは一応食べるところがあり、何か食べたくなったら自分でそこまで歩いていく。

何となく、遊び方まで考えて提案するような感じの日本型リゾートと違って「場を提供するのでお好きにどうぞ」という欧米型リゾートの典型のような気がする。

写真はホテルのロビーにある船着場であ

オランダ領アルバまでのフライト

2009-05-27 04:44:29 | 旅行
現在、オランダ領アルバに来ている。 オランダ領であるが、場所はカリブ海の南ベネズエラのすぐ北に浮かぶ島である。現在はアメリカのリゾート地になっている。

アムステルダムからの直行便もあるが、日本からここに来るにはアメリカ経由で入るのが普通である。私はニューヨーク経由で入った。それほど便が多くないのでニュ-ヨークで一泊しなくてはならなかった。

日本からニューヨークまでの便はガラガラであった。日曜日の午前中は普通は成田空港は混雑しているのだが成田自体がガラガラだったのでツアー等の多くが中止になっているのだろう。特にニューヨーク帰りのインフルエンザ患者が出たので空いているのもうなずける。

ニューヨークでは空港の近くのホテルに泊まった。昼過ぎに着いたのだが、機内で眠れなくて疲れたのと、ホテルが車がないと動きにくい場所にあったのでホテルでパソコンを使ったりテレビを見たり昼寝をしたりしていた。おかげで時差ボケはほとんど感じない。

翌日のアルバまでの飛行機は満席だった。ほとんどが夫婦、家族連れである。通常、同じ会議に出席するメンバーがかなり同じ飛行機に乗っているものだが、今回は日本人はゼロ、外国人を入れても数人だった。アルバで入国の際に健康チェック表に記入させられたが皆あまり気にしていないようだった。

他の日本人は、別の経路で来ている。その理由は普通の旅行代理店のコンピュータには私の乗った便は出てこないからである。 私がニューヨークからアルバまで乗ったのはJet Blueという格安航空機である。どうも普通の代理店のネットワークではこういう便は出てこないらしい。

そうはいっても素人の私が見つけられるのだからそれほど探すのに苦労するわけではない。 旅行代理店、それも大手の会社が契約している代理店などは意外に狭い範囲で検索しているのだとわかる。同様にANAなどの航空会社に依頼してもJet Blueなどは出てこない。こちらから「こういうのがあるでしょう」といえば「そうですね」、となるのだが、向こうから紹介はしてくれない。プロといっても結構この分野は大したことはないのだと思う。

格安航空機というのは初めて乗ったが、片道4時間半のフライトで往復で500ドル以下である。中では食事やヘッドホンも有料であるがジュースとスナックくらいは出る。それ以外は特に変わることはなく、安いのならこれで良いと思えるものだった。

こういう競争相手が出てくると航空会社も大変だと思う

議員の世襲制禁止の議論について

2009-05-23 08:53:49 | 社会
政治家の世襲制を禁止しようとか抑えようとかいう話があちこちで語られるようになってきた。しかし、これは変な話だと思う。

民間でも世襲は数多く行われている。歌舞伎のような芸能の分野が最も顕著だがスポーツ、会社経営などでも行われている。あのトヨタでも創業者の豊田一族から社長がまた出た。

世襲には良い面も悪い面もあるがどちらかというと世間的なトップレベルでは良い面が、小さな会社では悪い面が出ることが多いのではないかと思う。 世襲の良い面は子供の頃から親の背中を見ているので技能が体にしみこんで小手先ではなく本当に良いものを目指す人材が育つことである。

歌舞伎などではそうでもしないと人材が育たないし、自分の子供に才能がなければ養子を取ってでも叩き込もうとする。江戸時代の囲碁の家元などもそうだった。 親が立派なら子供も良く育つ可能性が高い。一方、親があくどい方法でのし上がってきたり単なる幸運で上がってきたりした場合には世襲は単なる利権の継承になりマイナス面が大きくなるだろう。

トヨタのような大きな会社になると、世襲とはいっても世間の目も強く、親から受け継いだ能力を持った上で本当に実力のある人でないと受け入れられない。これがトップレベルが良く出ると思う理由である。

政治家の場合はどうだろうか。両方が混じっていると思う。世襲と言っても、選挙で選ばれるわけだから人気がなければ当選しない。世襲と言っても候補者の世襲なのだから全く問題はないはずである。 それがなぜ、世襲が問題になるのだろうか?

親が政治家ならばいわゆる地盤と選挙のノウハウを引き継げてまともな選挙活動ができるのに対して、そのようなとっかかりを持たない人は実際上は立候補して選挙活動を行うことに対するハードルが極めて高い点にあるだろう。

なぜこうなってしまうのか、問題は国民の側にあると思う。選ぶ側は政策を聞いて判断するのではなく、その人を知っているか知らないか、どういうイメージを持っているかが大きな判断基準になっている。それでタレント候補が良く当選する。

自分の投票行動を考えてみると、立候補者にろくな人がいなくて気に入らない人の間の選択になってしまったり、その人の政策はよくわからなくて政党だけで判断して利している場合が少なくない。 選挙公約で良いことを言っても当選した後の行動は全く違っていたり、公約自体が実現性を無視した都合のよいことをいう人ばかりなのでこうなるのである。

問題の本質は、選挙の際に情報が不十分であり、公約に対するその後の追及が甘い点にあると思う。その問題の解決にはジャーナリズムの存在が極めて重要である。現在の日本のジャーナリズムの質が低く、将来も期待できないのでこういう話が出てくる。

まだ法案にもなっていないような意見がどうしてマスコミで大きく取り上げられるのか、そこにも意図的にニュースをリークする人と、それに乗っかる質の低いマスコミの存在を感じる。

国民の側がもっと本質を求める声を上げなくてはならない。そのツールとしてインターネットが活用できるし活用している人も増えてきたのでこの点に期待したいと思う。変わったと思えるようになるまでには20年くらいかかるだろうが・

新型インフルエンザと海外出張

2009-05-22 09:59:51 | 生活
新型インフルエンザは関東地方でも発病者が現れた。私は仕事上いくつかの会社を訪問するが、受付の女性がマスクをしている会社、入り口に消毒薬を置いている会社などが表れている。私は消毒薬のほうが現実的対応だと思う。

関西ではマスクをしている人がきわめて多いようだがこれは本当に予防に効果があるのかどうか疑問に思う。自分がインフルエンザにかかっているときに他の人にうつすのを防ぐには効果があるのだが、ほかの人からうつされるのに本当に効果があるのかどうかは疑問だというのがヨーロッパなどでは公式見解になっているようである。

確かに、マスクで直接インフルエンザウィルスを吸い込む可能性は減るだろうが、隠者が隣にいてその人の咳などでしぶきがマスクについた場合にすぐではなくともいずれは吸い込んでしまうように思う。長時間マスクをしているとリスクはむしろ高まるのではないだろうか。

私はこの情報を日テレで仕入れたのだが、彼らはこういう報道をする一方で、「神戸の駅前では9割の人がマスクをしています。関東地方ではまだ1割程度しかマスクをしていません」などとインフルエンザが蔓延したらマスクをするのが当然、といったトーンの報道をする。節操のないことだと思う。 マスコミはマスク売り切れなどと言ってマスクを買うことをあおりたてている。冷静に行動するとはこのようなマスコミのあおりに乗らないことだろう。

こういう点も医学的見地からきちんと見解を出すのが厚生労働省の仕事だろう。空港で検疫などと言って乗客を足止めしておきながら新型のインフルエンザではない人を怪しいと発表してみたり、発熱していると言って申し出た本物の新型インフルエンザ患者を見逃してみたり、空港の検疫は失敗ばかりである。厚生労働省はもっとしっかりしろ、と言いたい。

私は今度の日曜日からカリブ海の南のarubaという島に出張に行く。5月3日からのサンフランシスコの出張は取りやめになったのだが、今回はニューヨーク経由で、最近の報道を見ると感染リスクはむしろ高まっているように思う。

しかし、これまでの経過で私くらいの年齢の人はあまりかからない(1957年以前に生まれた人は感染率が低いそうである)、かかったとしても普通のインフルエンザ程度、ということであまり気にしていない。

帰国することにどうなっているかわからないが空港の検疫はなくなっていてスムーズに帰れるものと期待している