今日が仕事納めの方が多いことだろう。ウィトラも今日で今年の仕事は最後にしようと思っている。今回は私個人にとっての子に1年を振り返ってみようと思う。
2018年は私にとっては良くない年だった。最大の残念な出来事は自分が中心的に動いて取りまとめた自営無線のブロードバンド化の話が進まなかった点である。報告書としては内容のある提言を取りまとめたと思っているが総務省は動かなかった。実質的には無視されたと思っている。その理由は総務省内の権限だけでは動かせない、他の省庁とのかかわりのある部分がかなりあり、そういった点に対して総務省は動こうとしなかったということだと理解している。内閣府は後押ししてくれたがそれでも総務省は動かなかった。
日本の通信行政は方向性を見失っている。10年前くらいまでは通信事業者が業界の中心にいて、総務省は通信事業者の意見を聞きながら様々な手を打つことで、トレンドから外れることは殆どなかった。それがインターネットの普及によって通信事業者の存在感は下がってきて、米国で言えばGoogleのような新興企業が新機軸を打ち出すようになってきた。日本の通信行政はこれには対応できず、世界で大きな流れになってから動くような後手後手の対応なってきている。
ウィトラに関しても今年は業績が良くなかった。顧客が減少し、一時は「合同会社」を閉めようかと思ったが、思い直してまだしばらく続けることにした。技術的観点では私の専門である無線通信には飽和感が強く、面白い話が少なくなっているので、最近はブロックチェーンやソフトウェアのアジャイル開発のような、自分の専門ではないがこれから影響の大きそうな分野を勉強した。専門家とは言い難いが、いっぱしの見識を語るレベルにまではなったと思っている。
健康面では全般的に調子が良かった。病院へ行ったのは虫歯の治療と、秋の「丹毒」くらいだった。丹毒も軽症で済んだ。健康面では「食事の初めに野菜を食べること」に注意している。特に昼食を自分で作って野菜をたくさん食べるようにしているのが健康に寄与していると思っている。更に午前中に自宅からウィトラのオフィスまで2時間ほど歩いて通っているのが体に良いと思っている。体力は少しずつ低下しているので注意を払いつつこれからも生活していきたい。
皆様も、健康に留意しつつ、良い年の年末年始をお迎えください。