ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

シャープ、ストップ高

2012-03-29 08:57:05 | 経済

シャープの株に昨日注文が殺到し、ストップ高になった。何が理由かというと台湾の製造請け負いメーカであるホンハイ精密工業の出資を受け入れてホンハイが筆頭株主になる、という発表を受けてである。しかしホンハイの子会社になるわけではなく、ホンハイは10%の株式を所有するだけである。

なぜこれでこんなに株が上がるのだろうか?

ホンハイは一般人には知名度は低いが業界では極めて通名名会社でAppleのiPhoneやiPADをはじめとしてソニーやモトローラ、ノキアといった先進国の有名ブランドの製品をパソコンから携帯電話まで受託生産している受託生産の分野では群を抜くトップ企業である。台湾には半導体のTSMCというこれは半導体チップを受託生産する半導体の受託生産では断トツの企業があるが、自社ブランドではないけれど世界の中枢を握っているような企業がある。

今回のシャープとの提携は、シャープ本体に10%出資するということよりは、シャープの子会社で堺市の強大な液晶工場を持つ、シャープディスプレイプロダクトに46%出資するという合意が大きいのだろう。それを認めるために条件として資金繰りの苦しいシャープが本体にも出資を求めたというところではないだろうか。

シャープの堺市の液晶工場は大画面液晶の大量生産のために巨大な投資をして作ったもののテレビ市況が冷え込んでシャープの業績悪化の大きな要因になっていたのだが、ホンハイが入ってくればうまく行くものなのだろうか。今後はホンハイが大きな出荷先になるだろうと予測して、Apple TVを狙っているのではないかという観測記事が今日は出ている。

それにしても、子会社に出資を受けたことでストップ高になるという話は初めてである。この契約の成否はまだ分からないが、投資家は堺工場がうまく回り始めればまだまだシャープに力はある、と見ている証拠だろう。

これまで虎の子と言っていた液晶の工場に出資を受けることで資金を調達して挽回をはかる、経営者の大胆な発想は業績が悪化している他の電機系企業も参考にすべきだろう。

 


日本のニュータウンは失敗か

2012-03-27 15:36:52 | 生活

私の実家は大阪の千里ニュータウンにあった。私が中学生の頃に親が千里ニュータウンに家を買い、一昨年売るまで40年以上そこがホームタウンだった。売ったのは親が一人で住んでいて、子供は二人とも東京方面に出てきており、親の一人暮らしが難しくなってきたからである。

千里ニュータウンは良くできた街である。道は広く、高速道路も近い。医療施設も充実している。しかし、最近はどこの家庭でも高齢化が進み老人世帯が非常に多くなっている。高齢化が街の活力を奪っているような気がする。こうしたニュータウンは千里に限らず多摩ニュータウンでも高齢化が進んでいる。数年間の期間で出来上がったような街はどうしても30年以上たつと街全体が高齢化してくる。題名の「ニュータウンは失敗か」というのはこのことを考えている。1970年代などは郊外型のニュータウンがもてはやされあちこちに作られた。しかし、住宅地ばかりで産業が無いため家を買った人が高齢化してくると街全体が老人の街になってしまう。

もっと、若い人と老人とが入り混じって暮らすような街づくりができないものだろうかと思う。港北ニュータウンは少し感じが違うような気がする。住宅地ばかりではなく企業のビルがあちこちにあるからである。企業があればそこい働く若い人がいる。港北ニュータウンは比較的新しい(90年代から作り始めた))ので過去のニュータウンの反省が入っているような気がする。千里ニュータウンだと大阪大学があるのでそこを核にした街づくりをすればもっと違う感じになるのだと思うが、千里ニュータウンには学生向けの下宿屋とか喫茶店、食堂などがたくさんあるような大学町という感じにはなっていない。街の設計がそうなっていなかったからだろうと思うが、学生にとっても物足りないのではないだろうか。

大阪府や吹田市という行政の怠慢という気がしないでもない。今、世の中はスマートシティというのがもてはやされているが、技術的に先進的な都市を作るだけでなく、50年後の人口構成、年齢構成などを考えた都市計画が重要だという気がする。


岡山の違う側面

2012-03-25 07:58:33 | 生活

岡山に2泊して昨日帰って来たのだが、初日とは違った側面を感じたので書いておこう。

金曜日は一日雨だった。時間帯によるが結構激しく降った。折りたたみ傘を持って行っていたのだが大きな傘が欲しくなり、ホテルのロビーで「傘を貸してほしい」と頼むと大きなビニール傘を「返して頂かなくて結構です」と言ってくれた。一泊4800円のホテルにしては随分良いサービスだと感心した。

学会の昼休みに岡山大学の構内を歩いていると、和服の若い女性が続々歩いてくる。卒業式らしい。今は大学の卒業式に着物を着るのかと驚いた。昨年の東工大ではそれほど感じなかった。雨の中なので着物に足元は雨用のブーツという人と足袋に草履という人といる。雨で大変だったろうと思う。

土曜日は晴れていて、岡山城など観光地を見た。そこで初めて岡山駅の反対側が町の中心街であることを知った。

桃太郎通りというメインストリートからの岡山駅。道幅は広く、札幌を思わせる。

子供をおぶった母親の像。青錆が涙のように見える

小さなイタリアンレストラン。感じの良い店だった。

ランチの前菜でしっかりしたのもが出る。ちなみにメインはパスタだが写真を撮り忘れた。

パンはお代わり自由

岡山城。天守閣だけでなく石垣が広範囲に残っている

岡山後楽園。日本3大名園の一つというがここは大したことは無い。

全体的に都市インフラはしっかりしており、20世紀前半に構想力のある人が居たのだろうと感じられる。しかし、今一つその良さを使えていない感じがする。店の人なども人は良いのだが工夫が足りないような感じを受けた。初日に感じた高層ビルが少ないのは事実だが、実際の繁華街は女子マラソンでときどき名前を聞く天満屋というデパートの辺りのようで、このあたりは活気があった。

町を歩いている女性はおしゃれな人が多いように感じた。

 


岡山にて

2012-03-23 09:09:17 | 東工大

現在、学会で岡山に来ている。

電子情報通信学会の全国大会という学会で若かりし頃よく出ていた学会である。私は4月から標準化関連の研究会の副委員長に内定しているので、勉強を兼ねて出席している。

会場は岡山大学で岡山駅から2-3Kmのところである。岡山の街を歩くのは初めてだが、思ったよりも小さい町だという印象である。特に街の中心部に高い建物が無い点が印象的である。その分面積的に広いというわけでもなさそうである。

会場の岡山大学はキャンパスが広く、その中で多数の教室を利用してセッションを並行して行っているのだが、利用している教室が広い場所に点在しており移動が大変だった。

朝の飛行機で飛んで直接会場に行ったのでクロークで荷物を預けることにした。一つの教室をクロークに利用しているのだが、係員の腕章をした学生がたくさんいて暇そうにしているのだが誰も私の対応をしてくれない。どうしてかと思って見ていると、受付係は一人に決まっており、その人が別の人に何か説明をしているので対応してくれないのである。

クロークで受け付けて、受け取りのチップを渡すのは難しいことではない。少し説明すれば誰にでもできることである。学生はアルバイトなのだろうが、たくさんの人がいるのに役目を細かく分けて他の人の仕事には空いていても手を出さない、というような仕事のさせ方は教育上良くないと思った。

セッション自体は参加者が少なく、関係者のみの内輪のセッションのようだった。セッション終了後懇親会がありそこで色々な人と話をするのが楽しかった。しかし、関係者以外の一般聴講者が殆どいないというのはさびしいことである。


大震災からの立て直し

2012-03-20 09:32:35 | 社会

震災から1年が経過して、テレビではどのチャンネルに回しても震災特集という時期があった。しかし内容は物足らなかった。殆どが悲惨な災害を再現し、復興が遅れていることを指摘するか、芸能人が被災地の人達を励ますと言ったたぐいの報道であり、「どうするべき」という意見は殆ど無い。NHKは問題点は鋭く突いていた感じがするが、解答を与える役の評論家は「被災地の人達の生活が第一」といった抽象的な答えに終始していたように思う。

震災からの復興を議論する場合に重要なのは、この震災がまた来た時にどこまで対策を練った復興策にするかだろう。テレビなどでは震災は「また来るもの」と考えて津波で流された場所には住宅を建てない、というような意見が強い。それに対して反論するには勇気がいるのだが、私はあえて流された地域にも家を建てるべき、と言いたい。

海抜20メートル以下の地域には家を建てないとすると非常に広い地域が使えないことになり、実質的に街は成り立たない。今後100年は来ないであろう津波のために街づくりを放棄するのは現実的ではないと思うのである。考えるべきことは、仮に津波が来たとしても死者の数がはるかに少なくて済むような方策を考えることだと思う。例えば街に一つは10階建て以上の大きめのビルを建てて海岸に近い人たちはそのビルに逃げ込めるようにする、などである。個人の住宅は流されてしまうので経済的損失は被るが命は助かる、と言ったところを落とし所にするべきだと思う。

原子力発電に関しても同様である。こちらの問題は人類が大きな事故が起こったときに有効な対策を持っていないということが分かったので原発廃止論にはそれなりに強い根拠がある。しかし、やはり今後100年は起こらないだろう事故のために、原発をすべて停止するというのは現実的ではないと思う。実際これまで世界ではスリーマイル島、チェルノブイリ、福島と3度ほど大きな事故があったのだが過去2度の事故では原発廃止論にはつながらなかった。今回の事故の教訓で対策を強化するだろうから事故は一層起こりにくくなるだろう。原子力発電という技術を捨て去るよりは、事故が起こらないようにする、起こったときにも迅速に対処して被害の拡大を防ぐ、といった対策を考えるほうが賢明だろう。

それでも私は100年後くらいには原発は廃止するか、小規模なものにすべきだと思っている。それは原発の安全性というよりは地球温暖化の観点からである。このことは以前書いた。

問題だと思うのは日本国内で私が書いたような意見を言いにくい雰囲気をマスコミが作り上げていることである。実際の経済を考えると、そうしたほうが良いと思っている人が少なからずいるということは色々な動きから感じられる。それでも意見として言えないのは「命より経済が大切なのか」と言った原理主義的な意見に反論できないからである。そこで何となくごまかして実際の行動を決めてしまう、そうした社会の雰囲気は変えなくてはいけないと思う。


年金の運用の怪しさ

2012-03-18 08:53:47 | 社会

AIJ投資顧問の年金運用問題が連日大きく報じられている。

2000億円強のお金を預かって殆ど残っていないというのは運用の失敗というより詐欺に近いのではないだろうか。今のところ運用の失敗ということになっているが、どこか怪しげなところにお金を流しているのでないとここまで大きく損をすることは無いように思う。おそらくその点を調査中だろうからいずれ情報が出てくると思う。

この問題で年金の運用問題がクローズアップされて報道でも国会でも取り上げられるようになったのは良いことだと思う。AIJの問題で明らかになったのだが年金の運用損は企業の負担になるという。理由は良く分からないが5.5%の予定利率になっていてそれに不足する分は企業が埋めなくてはならない。しかも中小企業が組合を作っているような場合、どこかが倒産すると、残った企業につぶれた企業の負担もかぶって来るという仕組みになっているという。仕組みの作り方自体に問題があると思う。

先日の国会中継を聞いていて驚いたのは、何とかいう公的年金の運用組織が数年間で3兆円の損失を出している、ということである。純損失なのか、予定利率に達しなかったということなのか聞いているだけでは良く分からなかったが、代議士の質問に対してあいまいな回答をしていたので純損失だろうと思っている。AIJの10倍である。しかも損切りをしてリセットしているようである。責任はだれも問われない。厚労省の天下りの多い財団だという。私には詳しいことは分からないが年金運用、それも公的年金の運用はもっときちんと監視していくべきだろうと思う。

国会答弁を聞いていても社会保険庁のみならず年金に関わる官僚には全体的に大きな問題があるように感じる。この際、AIJだけでなく年金運用に仕組みと現状を徹底的に洗い出すべきだろう。


花粉対応メガネ

2012-03-16 09:40:29 | 生活

やっと春。

気温は低いものの日差しは暖かく、ここ数日晴れの日が続いていて春本番、という感じがする。同時に花粉症の人にはつらいスギ花粉の季節である。東京近辺では今週から来週がピークだと思っている。私はそれほどひどい花粉症ではないと思っているが、それでも鼻が詰まり目がかゆくなる。特に自宅に花粉が多いようで、夜寝ていると鼻が詰まって息苦しくなり目が覚めてしまう。昨夜はマスクをして寝たら良く眠れた。

今朝は今週初めて、徒歩通勤を行った。今週は色々予定が入っていて朝に1時間以上歩くのは初めてだった。歩くこと自体は良いのだが花粉が気になる。口と鼻には大きなマスク、目には家内が買ってきてくれた花粉防止メガネをかけて出かけた。ところがメガネをかけるとたちまち曇ってしまう。メガネは花粉防止で簡単なゴーグルのような感じになっているのだが、マスクをかけるとマスクの上の端から息が漏れる。その息が隙間からメガネに入って曇ってしまうのである。

最初は、メガネが冷えているからかと思い、かけて歩いているうちに曇りが取れてくるかと思いきやますますひどくなる一方である。ぼんやりとは見えるのだが霞がかかったようで10メートルも先になると良く見えない。年をとって目が悪くなるとこんな感じになるのか、と思いそのままできるだけ歩くことにした。やはり車が通る、信号の無い道を渡るときなどは心配でメガネを外す。なるほど目が悪くなると心配なものだな、と感じた。

視界不良で歩きにくかったが花粉対応は大きな効果があった。鼻も眼も殆ど症状が出なかった。そちらの面では大きな効果があった。

ここ数年、この時期には海外出張が入っていてうまく花粉症を逃れていたのだが今年はもろに花粉の影響を受けている。来週後半には岡山に出張が入っている。岡山はもう花粉がピークが過ぎた時期になっていることを期待している。


競馬に必勝法があるとしたら

2012-03-15 08:15:42 | 生活

国会中継を聞いていたら、法務大臣が国会内で重要な会議の前にケータイで競馬サイトを見ていたと攻撃されていた。この人は馬主なので自分の馬のレースが気になっていたそうである。予算委員会という重要な場でつまらない質問をするものだと思う。

ただ、この話を聞いていてふと思ったのが「競馬に必勝法はあるか」ということである。毎回必ず勝つというのは八百長でもしなければ無理なのだろうが、長期間で統計を取るといつも勝っている、という方法はあってもおかしくないような気がするし、たまにそんな人がいて競馬で儲けている人がいるというような話を聞くような気がする。ただし、必勝法は秘密にしていれば続くのかもしれないが、その方法が皆に知られてしまうと、他の人の購買行動が変化して、倍率が変わってしまい、必勝法が必勝法では無くなるはずである。そうするとその前提でさらに新たな必勝法を研究する人が現れる。

ところで、仮に誰かが努力して必勝法を見つけたとして、それは価値のあることだろうか。本人にとってはそれで儲かれば価値がある。しかし、社会的には価値はゼロのはずである。本人が儲かった分は他の人が損をしているのである。

今回この話を持ち出したのは、最近の金融界はこの競馬の必勝法に相当するものを皆が血眼になって探しているような気がするからである。競馬の必勝法というと馬鹿にされるが、投資の必勝法というと尊敬される。しかし、皆が探しているのは実は投資の必勝法ではなく投機の必勝法ではないか、それは競馬の必勝法と50歩100歩ではないかという気が私はしている。


円安、株高は本物か?

2012-03-12 07:36:03 | 経済

今年に入って以来株価が上昇している。日本の場合は円安と連動しているようである。

アメリカの景気が回復してきたと言ってもまだそれほどのことは無いだろう。大統領選挙のある年は政府がバラマキをやるので株が上がり易いというが、今のところまだそれは見えていない。アメリカの大統領選挙はオバマの楽勝になりそうなので特別にバラマキをしなくても済みそうである。

ヨーロッパでは問題が解決したとは言い難い。実際のところ、つい先日、ギリシャの債務不履行が宣言されて、保険金が下りるようになった。保険を扱っていたCDSの保有者が損失を被ったということなので、ヨーロッパの経済不安定は続いているはずである。今まではギリシャが債務不履行になりそうだと報じられるたびに円高・株安になっていたのに今回は何が違うのだろうか?

株価などは思惑で動くので、実態を表しているとは限らない。実態としての円高が行きすぎていたので調整状態ということもあるかもしれないと思うが、何か作られた円安という感じがしなくもない。

日本は復興需要で景気が回復していると聞くが、ここ数日のテレビの震災報道を見ると、復興は進まないという話が圧倒的で、復興してきているという話はまだ聞かない。これはマスコミがうまく行っていないところだけを取り上げているからだろうか?

その一方でカネが流れているのは土建業と飲み屋ばかりという話も聞く。政府の復興予算に対する申請はバブルの二の舞で工業団地や娯楽施設を建てろとかいった、保守、運営と言った継続性に疑問符のつく話しが大量に含まれていると聞く。その一方で政府は継続を重視していて、事業構造を変えるような新規提案を受け入れてくれないという不満も聞く。

どれが、本当なのか、おそらく全てが本当なのだろう。こういった全てのものがごちゃ混ぜになりながら復興は進んでいく。しかし、マスコミが報じるのは家族を亡くした人の悲しみとか、けなげに立ち上がる子供たちとか言った情緒的側面ばかりのような気がする。一社だけならまだしも、マスコミ全社が同じような報道をするのは各社の見識の無さを示しているのだろうと思う。


まともになってきたTPPの議論

2012-03-06 08:15:14 | 社会

先週のことであるが、ラジオで国会中継を聞いていたら自民党の小里泰弘という人がTPPに関して質問していた。

TPPの話題は昨年の10月頃に盛り上がって良くマスコミにも取り上げられていたが、そのころTPPの議論で話題に出る話しというと、「日本の農業がつぶれてしまう」「アメリカに健康保険制度を変更させられる」といった被害妄想的な議論が多くとてもまともな話とは思えなかった。テレビに出てきて発言する政治家も最初からTPP反対の人達を代表して出てきたという感じでありとあらゆる理屈をこねてTPPの話を進ませまいとする、という感じがしていた。

この日の小里議員の立場はこういった人たちとはかなり異なっていて、基本的に貿易自由化の方向には賛成でTPPによるメリットは認めつつも、TPPに参加しないと貿易自由化ができない訳ではなく、個別交渉やアセアン+3、アセアン+6というような他の選択肢もある。それらの他の選択肢と比較してTPP参加に本当に優位性があるのか、といった立場での質問だった。

私としては聞いていて質問者のほうが答弁側より良く考えているのではないか、という印象を持った。こういった議論はマスコミでは全く報じられない。対立軸が弱くニュース性が乏しいからだろう。だが感情的に反対している人ばかりを報じると日本国内で議論されていることに関して世界に対して誤った印象を発信してしまう。マスコミはもっと多角的に報じてほしいものだと感じた。