鳩山総理が施政方針演説で「いのちをまもりたい」を強く打ち出し、話題になっている。私は新聞で読んだだけだが、相当に強く強調しているようである。しかし私には心に響くものが感じられない。
私は日本ではすでに命は十分に守られていると思う。平均寿命は世界1である。生命の危険にさらされているような人はほとんどいない。ごくわずかな、自殺者や難病にかかっている人などの対策に全力を尽くすというのが施政方針演説で一番強調しなければならないほど国全体にとって最も大切なことだろうか?
鳩山総理的言い方をするならば「よりよい生活をしたい」というのが、国民全体にとって必要なことだろう。しかし、これを言うと「よりよい生活とは何か」という議論や質問が必ず出てくる。これに対する答えを持っていないために、反論しようがなく、響きのよい「いのちをまもりたい」という言葉を使ったのだろう。
具体的政策との関連はほとんどないと思う。あえて言うなら高福祉の大きな政府を目指す、という全体的方向性があるくらいだろう。 私は、以前にも書いたが、高福祉の大きな政府が日本の究極的なあるべき姿だと思っている。その意味では鳩山総理というか民主党と意見が一致している。
しかし、その実現のためには公務員改革が最低限の条件だと思っている。 現在の、民主党のやろうとしている公務員改革は、私の期待しているところと全く異なっている。現在言われている公務員改革は、高級官僚の天下りを抑えるとかいった、権限を抑えることに注力している。これは小沢幹事長の、高級官僚は自分の権力にとって最大の敵だから彼らをつぶして物を言わない従順な羊をそろえよう、という方針から来ていると思う。
私の考えでは、大きな政府を目指す以上、高級官僚をはじめとした公務員全体が自ら国をより良くするために全力を尽くす、民間に負けないくらい、あるいは民間以上の効率で仕事をするようになる仕組みを整えることが公務員改革である。
そのための問題は、一部の高級官僚よりも膨大な人数になる公務員全体の仕事の目標、評価をどのようにしていくかが課題である。 そのためには小泉元首相が目指したように、一旦小さな政府を作るのが必要だと思っている。
自民党自体が、小さな政府を否定してしまったので、今はこれを言う政党はない。日本が良い方向に向かうのは至難の業だと感じている。
私は日本ではすでに命は十分に守られていると思う。平均寿命は世界1である。生命の危険にさらされているような人はほとんどいない。ごくわずかな、自殺者や難病にかかっている人などの対策に全力を尽くすというのが施政方針演説で一番強調しなければならないほど国全体にとって最も大切なことだろうか?
鳩山総理的言い方をするならば「よりよい生活をしたい」というのが、国民全体にとって必要なことだろう。しかし、これを言うと「よりよい生活とは何か」という議論や質問が必ず出てくる。これに対する答えを持っていないために、反論しようがなく、響きのよい「いのちをまもりたい」という言葉を使ったのだろう。
具体的政策との関連はほとんどないと思う。あえて言うなら高福祉の大きな政府を目指す、という全体的方向性があるくらいだろう。 私は、以前にも書いたが、高福祉の大きな政府が日本の究極的なあるべき姿だと思っている。その意味では鳩山総理というか民主党と意見が一致している。
しかし、その実現のためには公務員改革が最低限の条件だと思っている。 現在の、民主党のやろうとしている公務員改革は、私の期待しているところと全く異なっている。現在言われている公務員改革は、高級官僚の天下りを抑えるとかいった、権限を抑えることに注力している。これは小沢幹事長の、高級官僚は自分の権力にとって最大の敵だから彼らをつぶして物を言わない従順な羊をそろえよう、という方針から来ていると思う。
私の考えでは、大きな政府を目指す以上、高級官僚をはじめとした公務員全体が自ら国をより良くするために全力を尽くす、民間に負けないくらい、あるいは民間以上の効率で仕事をするようになる仕組みを整えることが公務員改革である。
そのための問題は、一部の高級官僚よりも膨大な人数になる公務員全体の仕事の目標、評価をどのようにしていくかが課題である。 そのためには小泉元首相が目指したように、一旦小さな政府を作るのが必要だと思っている。
自民党自体が、小さな政府を否定してしまったので、今はこれを言う政党はない。日本が良い方向に向かうのは至難の業だと感じている。