ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

私個人の1年間を振り返って

2017-12-28 10:09:09 | 生活

クリスマスが終わるとあっという間に正月モードである。もう少し間が空いて「12月上旬がクリスマスだと良いのに」と思う。最近気になっていることが一つある。写真をアップするまでもないと思うが、富士山頂が冠雪しておらず黒々としていることである。この時期に黒い富士山を見るのは初めてだと思うが、何かの前触れではないだろうか。気象庁もテレビも何も言わないが、テレビ局は烏合の衆なのでどこかが取り上げれば全社追従するように思う。

さて、私個人についてであるが今年は「勉強の年」だった。私は30年以上無線通信の研究開発に従事してきたのでその分野にはかなり自信を持っている。退職後に出てきた5GやLPWAというような技術に関しても、筋が良いかどうか、どういう用途に向いているかについてはかなり正確に判断できると思っている。しかし、最近は無線技術があまり面白くなくなってきた。技術が成熟してきて、将来を見てもあまり変化が無いように思えるのである。これからは「無線はインターネットを拡張するための部品」という位置づけになると思う。

その意味で、本筋と思われるインターネットの新しい技術をいろいろ勉強した。Deep Learning、NOSQL Database、Security、Block Chain、GPUなどである。セキュリティを除いて「分かった」という感触を持っている。もちろんプロのレベルには至らないが、自分なりに技術の筋と、どのような分野に有効か、将来性はどの程度あるかを判断できる程度に理解できたので、ニュースを見て動向だけから予測する人とは一味違う発言ができると思っている。

しかし、理解するだけではプロのレベルではない。その意味ではウィトラの事業は苦しくなってきている。来年のどこかで合同会社ウィトラは閉じて屋号ウィトラの個人事業主に戻ろうかと考えている。

このブログもこれで今年の締めとしたい。1年間、ご愛読ありがとうございました。良いお年をお迎えください。


週末はスポーツ観戦三昧

2017-12-25 13:23:11 | 生活

この週末はスポーツのテレビ中継が目白押しで、私も多くのスポーツを観戦した。土曜日はサッカー天皇杯の準決勝と、全日本フィギュアスケートの女子があり、日曜日は高校駅伝を囲碁・将棋と交互に見ながら観戦し、その後は有馬記念、続いて世界卓球の日本代表選考会の伊藤みまと早田ひなの試合を見てから大学の同窓会に出かけた。

これらの中で私にとって一番印象的だったのはフィギュアスケート女子である。私はスポーツを見るとき特定の個人やチームを応援することはめったになく、ほとんどの場合良いプレーを見たい、という気持ちで見ている。しかし、今回のフィギュアスケートに関しては宮原知子選手を応援していた。彼女は浅田真央さんが引退した後のゆるぎない日本のエースと目されていたが、疲労骨折のため春から夏にかけて練習ができず、秋のシーズンが始まっても最初のほうの大会は出られなかった。最初に出場した11月のNHK杯では6位に終わり、「宮原、復活ならず」とメディアは騒いだが、本人は「復帰戦でここまでできれば、まずまず」と冷静なコメントが印象的だった。その後も大会に出るたびに少しずつ順位を上げ、「全日本で優勝すれば五輪出場確実」というところまで来ている。宮原選手には「優勝してほしい」と思いつつ見ていた。実際、演技は素晴らしいものだった。2位の坂本、3位の紀平の演技も素晴らしく、私には差は分からなかったが素直に審判を信じたい。演技を終えた時に宮原選手が見せたガッツポーズが印象的だった。彼女があのように「やった」という感情を見せたのはおそらく初めてだろう。
オリンピック出場のためには時間が区切られた中で、焦らず、自分にできることを着実にこなしていく彼女の計画性と実行力は賞賛に値すると思う。

もう一つ、印象的だったのは有馬記念である。私は「キタサンブラックは強いが武豊騎手がピークを過ぎているのでルメールに負けるのではないか」と思っていた。しかし、実際のレースはまるで計ったような運びで馬の強さを100%引き出したという感じがした。枠順が良かったこともあるだろうが、「武豊はまだまだやれる」という印象だった。

クリスマスイブの大学の同窓会も少人数で話が弾み、楽しかった。


私個人のこの1年を振り返る: 健康に関して

2017-12-22 11:39:46 | 生活

いよいよ年末が近づいてきたので、今日は私自身のこの1年の健康にかかわる面を振り返ってみようと思う。

少しずつであるが体力の衰えは来ている。それを感じるのは歩く速さが遅くなってきた点である。10年ほど前は、歩いていては女性を追い抜くことはあっても抜かれることはまずなかった。それが次第に追い抜けない人が増えてきて、最近は女性に追い抜かれることも珍しくなくなってきた。自分では汗ばむほどの速さで歩いているにもかかわらずである。

その一方で、この1年で歩く歩数は少し増えた。朝、歩く歩数は年初は16000-20000(2時間から2時間半)歩くらいだったのだが、今は20000-24000歩(2時間半から3時間)に増えている。これは歩いても疲れない距離が伸びてきたからである。歩いていて疲労を感じてくると、「後どのくらい」とか「今までどれくらい歩いたか」とかいうことが気になるのだが、今は3時間くらい歩いてもそのようなことを気にせずに周囲の風景などを楽しむことができる。

それと歩きながら腕を回していて、肩が柔らかくなってきた感じがする。以前は電車のつり革の上にある棒をつかみ、腕を真上に延ばす感じになると、肩が圧迫されて痛いような感じがしていたのだが、それが無くなった。腕を真上に上げても違和感を感じなくなった。これは歩きながら両腕を同時に前に回したり、後ろに回したりを1日20回くらい繰り返した効果である。はっきり改善を感じるまでには1年くらいかかった。この感じからすると毎朝、ラジオ体操をやると体調がよくなるだろうと思われるのだが、なかなかやる気にならない。それでも5年以内くらいには私はお年寄りに混じってラジオ体操を始めている気がする。

食べ物に関しては、毎食で最初に野菜を食べる、ということに気を付けている。テレビなどで最初に野菜を食べると血糖値スパイクが出にくい、と言っているが私はこれを体で実感している。これは数年前に胃を手術したときから感じるようになった。「一病息災」というやつだろう。

おかげで最近の体調は良い。



2017年の技術

2017-12-17 13:19:14 | 経済

「2017年の日本を振り返る」で書いたように、私は日本の産業が今一つ元気がないのは世界的な技術革新の波にうまく乗れないからだと考えている。2017年の技術革新で何が起こったかを簡単に振り返ってみたい。最大の技術進化は人工知能だろう。技術的には2016年から起こっていたのだが、今年になって日本でもスマートスピーカが発売されたりして人工知能が身近になってきたと思う。このブログにも何度か書いたように囲碁の分野では人工知能が完全に人間を凌駕した。人工知能技術はまだまだ広がりを見せ、多くの分野で利用されるようになることは間違いないだろう。

巷には人工知能の解説本や記事があふれているが、あまり中身がないのに人目を引こうと目立つタイトルにするようなものが多いような気がする。専門家の意見でもあまり納得できないものが少なくない。電子情報通信学会はこの分野では専門家が集まる集団の一つ(本当の専門家は人工知能学会)だが、彼らが100周年記念特集として50年後の未来をいろいろ議論した記事が学会誌に出たのだが、私にはピンとこなかった。

学会誌ではSF作家などと対談した後で将来はどのようになるかを座談会で議論しているのだが、50年後ということで倫理的な話や感情を扱えるか、というような技術的な目途のない話を根拠なく予想するような話と、目の前の問題を解くような話に2分されていたような気がする。人工知能がどのように導入されていくかを考えると、産業として成立する、つまり人工知能の活用によって儲かる分野から入っていくに決まっている。そして儲からない分野ではなかなか普及しない、というのが当然の視点だと思うのだが、そのような産業的視点からの見方は座談会では出ていなかった。50年後特集で一番良いと思ったのは、かつて私の同僚だった筑波大学の岡本英司氏の寄書だった。

どのような分野で人工知能を導入すれば儲かるか、と考えたときに最も分かりやすいのは人間を置き換えて人件費を減らすことである。つまり、肉体的ではなく、知的作業で、適度に難しい作業が最も導入されやすい分野である。そしてその分野で働いていた人たちは別の仕事を探さざるを得なくなる。これは中間層上位の没落を意味しており真剣に考えるべき問題だと思う。

今年、大きな話題となったもう一つの技術が仮想通貨である。昨年の今頃は10万円だったビットコインが今は200万円近くになっている。私は今年の6月頃にビットコインの仕組みを調べてみて、技術的な支えとなっているブロックチェーン技術は将来的に使われていくだろうが、ビットコインという仮想通貨自体にはそれほど発展性はなく、バブルっぽいと感じていた。当時ビットコインは30万円ほどだったので、私の予想は大きく外れたわけだが、今でもビットコインは怪しげで暴落の可能性が高いと思っている。アマゾンの取引をすべてビットコインというのは取引件数が多すぎて無理だと思うが、特定企業の取引くらいには使えるだろうと思う。例えばグーグルの支払いは原則一月に1回なので全てビットコインというようなことは可能だろうと思っている。


楽天の携帯電話事業参入は成功するか?

2017-12-15 09:53:52 | 経済

インターネット通販大手の楽天が携帯電話事業に参入すると発表した。同社はこれまでMVNOといってドコモの回線を借りて格安スマートフォンサービスを提供する事業は行っていたが今回は総務省から電波免許を受けて自前の基地局を作ってサービスをするという本格的な事業に参入するとのことで、6000億円を投じるとしている。周波数帯は1.7GHz帯と3.4GHz帯らしい。

この発表を受けてドコモや、KDDI、ソフトバンクの株価は競争が激化するとして下がった。そして当の楽天の株価も下がった。これはうまくいかないだろうとみる人が多いことを意味している。過去には世界最大のグローバルオペレータ、ボダフォンが日本のオペレータとして参入したがあまりうまくいかずにソフトバンクに売却している。ボダフォンよりもかなり資本力で劣る楽天の成功を危ぶむのは当然かもしれない。しかし、私は結構うまくいく可能性があると考えている。

その理由は、スマートフォンサービスがかなり技術的に容易になっているからである。携帯電話サービスは技術的には非常に難しい。しかしデータサービスはベストエフォートなのでかなり容易になっている。そしてLTEでは電話もIPになっているので容易になっている。問題は6000億円で全国網を構築できるかという点だが、おそらく他の3社に比べれば相当に見劣りするだろうことは間違いない。楽天はMNVOを継続して、田舎ではドコモの回線を利用してサービスを提供するつもりだろうが、本格的ライバルとなった楽天に対してドコモが今まで通りの契約を許すか、このあたりは政府の意図が大きく影響しそうに思う。安倍内閣は楽天を護るだろうが総理が変わるとどうなるか分からない、という気がする。

営業は楽天でも経験があるのでそれほど大きな問題にはならないだろう。問題は基地局を置く場所を確保できるかどうかである。世界では基地局用の鉄塔が別事業になっているので参入しやすいが、日本ではまだ別事業にあっていない。これがどの程度難しいか、ある程度見通しが立っているのか、あまり検討していないとすると相当に苦労するだろうと思う。私は楽天が通信事業に関して電力会社の資本を受け入れ電柱や高圧線の鉄塔を利用するようなことを考える必要があると思う。

楽天に有利な面もある。それは3G無しの4G技術だけでサービスを提供できる点である。これはシステム運用コストを大幅に下げる。インドでは4G専門のJioという会社が無料でLTEのサービスを始めて急速に加入者を集め、他の事業者に対して大きな影響を与えている。インドの場合にはリライアンスという大きな財閥が資本力を用いて無料サービスを始めて後から有料にする戦略を取っている。有料化後も他の事業者より安い価格でサービスを提供しているので、インドの通信事業者再編につながっている。

楽天がそこまで大胆なことはできないだろうが、十分なエリアをサポートするシステムが構築できれば運用コストは他社より安くなることは間違いなく、成功の道を歩む可能性は高いと思う。


囲碁の井山裕太7冠への国民栄誉賞はまだ早い

2017-12-14 10:25:25 | 囲碁

将棋の羽生善治氏が竜王戦挑戦手合いで勝って竜王位につき、これで全てのタイトルで永世竜王となることが決まり、政府は囲碁で全てのタイトルを独占している井山裕太7冠(羽生氏は現時点では2冠)と合わせて、国民栄誉賞を与えることを検討している、と発表した。囲碁ファンとして大変うれしいことだが、私は井山氏の国民栄誉賞は「まだ早い」と考えている。

羽生氏の国民栄誉賞に対しては諸手をあげて賛成である。永世のタイトルは棋戦によって条件が異なっており、名人は通算5期、竜王は連続5期または通算7期などとなっている。要するに一時的に調子が良いからタイトルを取ったということではなく、歴史に残るタイトル保持者として認定された、ということである。羽生氏は数々のタイトルを獲得しているが、年齢的にピークを過ぎており(47歳)、今回の竜王位獲得も本人も「ラストチャンスかもしれない」と言っていた戦いを勝ち取り、永世竜王となったことで全棋戦で永世タイトルを獲得した。大きな区切りだと思う。

一方、井山7冠のほうもすごい。昨年春に、全タイトルを制覇し、7冠保持者となったのが、秋の名人戦で高尾氏に敗れ6冠に後退した。そして1年間、他の棋戦で全ての挑戦者を退け、名人戦でリーグ戦を勝ち抜き再び挑戦者に名乗りを上げて高尾名人を破り7冠に復帰した。その後、王座戦と天元戦でも挑戦者を退けている。あの羽生氏でさえ、一度は7冠を制覇したものの一度7冠が崩れてからは、再び7冠制覇は実現できていない。ある意味で羽生氏よりもすごいということができる。

それにも拘らず、私が「井山氏に国民栄誉賞はまだ早い」と思う理由は、井山氏はまだ成長途中だからである。井山氏はまだ28歳で、本人も「まだ強くなれる」と思って修行をしている最中だと思う。井山氏は日本国内では無敵だが、中国、韓国には負け越している相手がたくさんいる。テニスの錦織圭のような立場である。そして本人がまだ上を目指している最中に、人生で一度しか与えない国民栄誉賞を与えようというのは本人の向上心をそぐような意味もあるのではないかと思う。

野球のイチローが国民栄誉賞を与えられようとしたときに「まだまだ業績を伸ばすつもりなので、賞はいただきたくない。私が現役を引退するときに国民栄誉賞にふさわしいと思ったらその時考えてほしい」と言って辞退した。私はこのイチローの態度が非常にすがすがしいと感じており、「井山氏もこのような態度を取ってくれると良いな」と思っている。もっとも、受けたからと言って井山氏を非難するつもりは毛頭ない。本来的には与える側が考えるべきことだと思う。

 


2017年の日本を振り返る

2017-12-13 11:07:25 | 社会

今日は、日本のこの1年について振り返ってみたい。

秋に衆議院の解散があり、野党第1党だった民進党が解体して大騒ぎになったが、結果としては多少の野党の組み換えが起こった程度であり、もともとまとまりがなく権限も持っていなかった人たちなので大きな影響はなかったとみてよいだろう。

日本にとって重要で、国民がいつも第1位に据える関心事の「経済」は好調といってよいだろう。業績は過去最高の企業が相次ぎ、日経平均株価も上がっている。国会などではそれにも関わらず庶民は好景気を実感できないと野党は指摘している。これもまた事実で、私も同じような実感を持っている。私の場合、定年退職の年齢になっているので給料が増えるというようなことは元々期待できないのだが、保有している株価が上がったりしてそれなりにメリットは受けている。それでも「景気が良い」という感覚にはなっていない。

これは、企業の好業績が主に人件費の削減によるものであるということだと私は感じている。大量の高齢者が退職し、それより少ない若者が入ってくるのだが、人で不足になるので補う必要がある。それは主に主婦のパートなどで補っているので、全体としての失業率は下がっていても、平均給与は下がっている。それが「余裕がない」という実感につながっているのではないかと思っている。

野党などは国会で平均賃金が下がっていることを追及しているが、これは構造的問題である程度は仕方がないと私は思っている。むしろ問題は日本の国際競争力が下がっているので将来的な発展が見込めず、手にした利益をため込む企業が多い点にあると思う。政府はそれを何とかして使わせようとしているのだが、経営者が事業拡大に投資しようとしないのは「ケチ」だからではなく、勝ち目のある戦いが見えないからだろうと考えている。勝ち目が見えない理由は、現在あらゆる産業に影響を与えているシリコンバレー発のインターネット関連事業で日本が出遅れていて巻き返すシナリオが見えないからだろう。日本企業がいろいろ考えても、大抵のことはシリコンバレーですでに検討されていて、自分より優れたアイデアに思える内容でも決して成功しているとは言えない、というのが実態ではないだろうか。

そして、シリコンバレーでだれもやっていないような内容では、なかなか大きな事業の芽が見つからないということだろうと私は思っている。これに対する解決策は私自身、持ち合わせていない。


2017年を振り返る

2017-12-10 16:57:40 | 社会

12月も10日を過ぎ、次第にいろいろなところで「今年のなんとか」という発表が多くなってきた。私なりに2017年をまとめていこうと思っている。まずは世界情勢から。

2017年の世界情勢での最大のイベントは何といってもトランプ大統領の誕生である。私は軍事以外のトランプ大統領のアクティビティを殆ど評価していないが、アメリカ国民の支持率が35%程度で安定しているのは驚異だと思っている。1年ほど経過して、トランプ支持者の多くはトランプ政権が自分にメリットをもたらすものではなく、金持ち優遇政策だ、と感じ始めているはずだが、今でも大統領選挙を行なえば最有力候補になり得るだけの支持率を維持している。

私は2017年における世界各国の存在感がかなり動いたと感じている。Brexitを決めたイギリスは大きく存在感が下がった。もはやイギリス政府が世界に対して発信してもほとんど無視されるだろうと思う。そして、この1年でアメリカの存在感が中国と同等になった、と私は感じている。年初にはアメリカのほうが確実に上だったのが、今では全体としての存在感でアメリカと中国が並んだ、という印象である。これは私が予想したより早かった。

ロシアはトランプ政権誕生にかなり尽力したらしいが、その果実を取ることには成功していない。一方、中国は北朝鮮問題や、貿易不均衡でトランプに押されたように見せながら、うまくトランプ政権を利用しているように感じている。アメリカと中国が世界の2大強国であるが、実力はまだアメリカがまだ上であることは疑う余地がない。私の感覚は「中国のほうがアメリカよりまともなことを言っている」という感触から来ている。「世界貿易は推進するべきだ」、「北朝鮮問題は軍事力ではなく話し合いで解決するべきだ」という中国の発言がアメリカよりもまともに聞こえる。本心がどこにあるかは別として。

北朝鮮問題に関していうと、ロシアは北朝鮮が核を持っても良いから自分の言うことをきく国にしたい、と思っていて、中国は北朝鮮に核を持たせたくない、と思っている感じがしている。従って、中国は北朝鮮に対してかなり強硬な態度に出る必要があるのだが、アメリカがさらに強硬な態度に出ているので、アメリカの態度をやわらげ、正論を吐きつつつつ北朝鮮を締め上げる、という態度を取ることがやりやすくなり、助かっている、という印象である。

私は2016年の初めころには第3次世界大戦に向かうのではないかと心配していた。今、その心配は減少した感じがしている。私が心配したのは中国が南シナ海問題などで周辺国の反発を買い、経済封鎖のような形で経済的に孤立して、国内にも反発が起きて共産党が苦しくなり、ロシアと結んで反米連合を作ることにあったのだが、今はむしろ中国のほうがまともだという雰囲気が盛り上がり、経済的孤立の可能性がほぼ無くなった、というのがその根拠である。

北朝鮮ではひょっとしたら軍事紛争が始まるかもしれない。日本も影響を受けるかもしれないが、それは世界的に見れば極東のローカルな紛争で処理できるレベルで収まるだろうと思っている。


Android oneの使用感

2017-12-09 20:09:08 | 生活

Android oneにスマホを買い替えて4日ほど経過した。利用した感想をまとめておこう。

・サクサク感はiPhone 5Sとそれほど変わらないが、Android oneのほうが良い感じがする。もっともネットワークのせいかもしれない。

・音質はiPhoneのほうが若干良い
以前書いたように私は歩きながらラジコでラジオを聴いているのだが、iPhoneの方が臨場感があった感じがする。

・パケ詰まりは無くなった
ラジオの音が途中で途絶えることはほとんどなくなった。これは端末のせいではなくネットワークのせいである。つまりAUのネットワークは時々パケ詰まりを起こすが、ソフトバンクのネットワークは殆ど起こさない。Android oneがサクサク動く感じがするのもネットワークのせいかもしれない。

・入力はしやすい
一つには画面が大きくなったからだが、これはiPhoneとかAndroidは関係なく、画面の大きな端末に変えたからである。しかし、Androidはアルファベットと数字が同じ画面上にあるのでURLやパスワードを入れやすい。

・Chromeとの連携は良い
Googleが作っているので当然だが、私はスケジューラなどをChromeで管理しているので連携は良い

・電池の保ち時間は同等

・画面の質は同等

・写真のきれいさは同等

端末は3年以上前のものと比較しているので、iPhoneが頑張っていたというべきかもしれない。しかし、全体としてChromeとの連携が良いのでパソコンでChromeを多用している私には使いやすい。ネットワークの品質も私が住んでいるエリアではソフトバンクの方が良い。


スマホを買い替えた

2017-12-06 21:24:45 | 生活

私はiPhone 5Sを3年半近く使っていたのだが、壊れてしまった。水の中に落としたら電源が入らなくなってしまったのである。Appleのサイトで色々調べたが修理に出すしかなさそうである。修理代も取られるし、この際、買い替えようかと思って色々調べた。

最初はソフトバンクにしようかと思ってソフトバンクのショップに行ってみたのだが、どうも今のAUとほとんど変わらない料金のようである。料金が変わらないならAUを継続した方が良いかと思ってあざみ野のAUショップに今日行ってみたら店舗改装中で休みだった。帰ろうかと思って歩いていたらY Mobileのショップを見つけたので入ってみた。そこで私の求めていた価格帯の料金体系を見つけた。

私の希望はデータ使用量は5GB程度で、通信料金は今より2000円程度安くなることだった。端末にはあまりこだわらない。Y Mobileでは私にぴったりのプランがあった。端末はHuaweiかGoogleのAndroid oneだったがGoogleが好きなのでGoogle製のAndroid oneを選択した(製造はシャープ)。2年しばりで端末はほぼ無料で手に入る。

以前、Androidを使っていたのだが、3年半も違う機種を使っているとすっかり変わっている。これからいろいろ触って勉強しようと思う。困るのは今までのiPhoneのデータを移せないことだが、電話番号を除くとクラウドになっているのでそれほど困らないと思う。写真が取れないのは残念だがそれだけのために修理に出さなくても良いかと思っている。

私はAppleは好きではないのだが、端末は良くできていたと思う。今回はGoogle製の端末なのでどんな感じになるか楽しみである。Google Homeに続いて私のところにもGoogle製のハードウェアが増えてきた。

通信オペレータもソフトバンクは初めてである。Y Mobileは高い周波数しか使っていないのかと思ったが、ソフトバンクとY Mobileは無線通信では一体になってサービスをしておりブランドを分けているだけだそうである。AUとUQは周波数を分けているようなのでUQよりは使いやすいのではないかと期待している。