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暮らしの菓音vol.3 「福浜会」



初回から連続して参加して下さっている地元の障害者福祉施設「福浜会」さん。
福浜会は磐田市内に点在する複数の施設で構成されている。
「福浜会との交渉とかも、杜屋さんがひとりでやったんですか?」と聞かれたことがあるけれど
そもそも福浜会の施設のひとつ「松ぼっくり」は、うちと同じ自治会だし、
ドルチェ倉庫のすぐ近くにある「はまぼう」で私は今も毎週ボランティアをしているので、
職員さんも所長さんも理事長さんも顔見知りなのだ。



第一回目は、「はまぼう」単体で参加してくれたけれど
その後は福浜会として参加、ということで「はまぼう」だけではなく「松ぼっくり」「そるとぽっと」
の三カ所の施設で作られた自主製品をひとりの職員さんが代表して販売された。



今回は「そるとぽっと」の職員さんが担当して下さることになった。
私は「松ぼっくり」も「はまぼう」も行ったことあるけれど、「そるとぽっと」ってどこにあるのか知らないし
一度も行ったことないから、一度ご挨拶に行ってみようかな。
アポ無しでいきなり行ったりしてもいいのかな。
「ドルチェ倉庫での菓音イベント主催している杜屋です」って言えば分かるかな。
と、ボランティア時にはまぼうの職員さんに相談したら「じゃ私からそるとぽっとに電話しておきますからー」
ほんの一言でも「紹介」の有無で心構えは異なり、初対面でもお互いに緊張はほぐれる。



「あーそるとぽっとってこんなところにあったんだー」というくらい、自転車ですぐの距離だった。
しかし施設前の道路が一方通行になっており、プチ店舗も併設されているが正直これでは目立たない。
福祉施設の建物をセンスよくデザインする建築家は少ないのだろうか。
対応して下さった若い女性の職員さんが、自主製品の作り方や販売場所など丁寧に説明して下さった。
同じ福祉法人でも施設毎に作っている製品や行っている作業って全然違うのだ。
「福祉センターや福祉専門学校の文化祭などの福祉に関わる場以外の場所で、
 福祉に関わる人以外の人の目につくところで販売してみるというのも、
 民と公の関わりというと大げさだけど、ちょっと違った視点をつかめるかもしれませんよ~」
という話をしたら共感して下さった。
それにしても、ひと昔前は仕事がらみで関わる人は皆自分より年上の人ばっかりだったのに、
最近はずいぶん年下の人が増えてきた。
特に福祉関係の仕事をされている若い人の多いこと。
「若いのにしっかりしててエライですね~~」←おばば発言。



「1%の福祉」が私の根本=マイルール。
なので私が自腹で自主製品を全品買い取るという気も現金を寄付する気もない。
「1%の福祉」とは、自分のもっている能力、時間、労働、収入のいずれかの
1%を福祉のために使いましょう。という考え方。
1%の小さな力なら、福祉業界に全く無関係な私でも無理なく長く継続出来る。
小さな力を多くの人が使えばいつか大きな力になる。
職員さんに休日出勤してもらうのは気がひけるが、
菓音の場に彩りを添えてもらって、少しでも売り上げがあれば施設運営の足しにしてもらって
菓音を訪れた方に地元にこういう施設があるということを知ってもらって、
その上で少しずつでも「1%の福祉」への共感が広まって
福浜会に限らず、自分と縁のあった場所や地域へボランティアする気持ちが浸透していけばいいと思う。
ちなみに私が福浜会でボランティアを続けている理由はただひとつ。「家から近いから」。それがご縁というもの。

コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
Unknown (ミンミン)
2011-07-07 17:54:08
杜さん、こんにちは。
そして、イベントお疲れ様でした。

福浜会さん、いろいろな製品を作られているのですね~。
地域によって作られているものに特色がありますよね。
私はよく旅先で作業所の方が作られた
作品や製品を買うことがあります。
手漉きの和紙でできたはがきだったり、しおりだったり…。
北海道では牧場の山のてっぺんにお店があって
羊毛のセーターやぬいぐるみなどがありました。
「冬は雪がすごいからお店できないんですよ~」と
そんなやり取りも楽しい思い出です。

近所ではお菓子やパンを時々購入したりします。
どこのお店もとてもおいしいんです。
おいしいから、かわいいから、という理由で私は
作られたものを手にしていますが
それでどこかで少し役立てるならいいなぁと思っています。
 
 
 
ミンミンさま ()
2011-07-10 12:00:41
ミンミンさん、こんにちは。
お返事すっかり遅くなってしまいました。

作業所の製品、ほんと施設や地域により
いろいろなものがありますよね。
たまに飛び抜けて完成度の高い
木工製品やアートなポストカードなどを見つけると
思わずうなってしまいます。
生産効率第一の世界ではありえないような品質。
ゆっくりだからこそ出来るものもあるんですよね~
北海道の共働学舎ってご存知ですか?
とてもおいしいチーズを作っています。
 
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