goo

暮らしの菓音vol.3 「合唱」



「歌が始まった途端にお客様がどん引きしたり帰ったりしたらどうしよう~」
そんなかそけき不安もないではなかったが、それも杞憂で終わった。
というか、こんなにうまくいくとは正直思っていなかった。
ダメならダメでハミング程度でも十分だろう。と。



ピアノ生演奏に合わせて歌うというのも今回初の試み。
曲はいきものがかりの「YELL(エール)」と「上を向いて歩こう」の2曲。
YELLは、私含めてミュージックヨガ教室の生徒でもあるスタッフさんの他
歌いたいとお申し出下さった方々もご一緒に。
はっきり言ってYELLは難しい。私も練習したけど難しい。
しかし、この場限りの即席合唱隊がうまくハーモニーを奏でることが出来たのは
みなさんいきものがかりのCDを聞きまくって曲をしっかり覚えて練習したのもさることながら
ご協力下さった方が飛び抜けて上手だったおかげだろう。
ひとりでも上手な「核」がいると合唱ってこんなにラクなんだ~と体感。ありがとうございました!

「上を向いて歩こう」に比べるとYELLはマイナーな曲だから、「お客様もご一緒に」というのは無理だろう。
と思っていたけれど、終わった後「子供はこの曲知ってたので、一緒に歌いましたよ~」と
帰り際にお声をかけて下さったお客様もいらした。



YELLを歌い終えて、「次は上を向いて歩こうを歌いますのでお客様も是非ご一緒に~」と申し伝え
快活に始まるピアノの前奏、そして歌が始まる。
うわ~~こんなに大勢のお客様が一緒に歌って下さっている~~



ドルチェ倉庫を満たすひとつにまとまったハーモニー。
歌でつながった静かで大きな一体感。これには感動してしまった。
「涙がこぼれないように」と歌うところで涙がこぼれて声を出せなかった。
基本的に私は涙もろいので「ぐっ」とくるといつでもどこでもすぐに泣けるのだが
それにつられて私の隣のスタッフRさんも声をつまらせている。
「感動して泣く」というと何やら気恥ずかしい気もするが、でもこれって恥ずかしいことじゃない。
つらくて悲しくて泣いてるわけではないのだ。



二部の歌を終えてちょうど4時ぴったりに終了。
外に出て出入り口のところで帰り際のお客様をお見送りしていたら
「楽しかったよ」「ありがとう」たくさんのお客様が笑顔でお声がけ下さってまた感動。
「かけがえのない」ってこういう瞬間かもしれない。

ひとつ裏話。
私は人前で話をしたり挨拶したりということが超苦手である。
しかし今回のように演奏だけでなく歌を盛り込むとなると司会進行せざるを得ない。
第一部で、「歌が始まる前って何て言えばいいのかな~」胸中どきどきしながら待機し
「それではこれから歌を歌います。曲は・・・」そそそとお客様の前に出て挨拶したら
えぇ!?という演奏者さんの驚き。実はまだピアノ演奏曲が三曲残ってた。ぎゃーー間違ったーーー
そんな話を、菓音が終わってしばらくした後に話上手な年下男子君と話していたら、
「そういう時は、”歌うのが楽しみで、つい気持ちが早まってしまいました”とか
 フォローのひとことを言えば場が和んだと思いますよ~」
と言われた。なるほどね~~。しかしテンパッてる私にその余裕はカケラもない。
今後は話得意な人に司会をまかせちゃおうかな~

裏話その2。
今回の「歌う」ことを一番楽しみにしてくれていた菓音ご協力者のIさん。
通勤途中の車中でいきものがかりのエールを毎日聞いて歌詞カードもコピーして練習してますよー。と。
そもそも「菓音で演奏を聴く楽しみだけではなく歌うという楽しみもあればいいですね」
という提案をして下さったのもこの方。「歌う」企画の発端はIさんだったのだ。
当日午前中に皆で合わせて練習しましょう~などとメールでやりとりしていた。
しかし、何と小さなお子さんが熱を出して菓音に行けなくなってしまいました。との連絡が当日早朝入った。
残念!またの機会に是非。
それにしても来れなくなったIさんのその後のフォローが素晴らしかった。
仕事出来る人ってすごい。おかげさまでとっても助かりました。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )
« 暮らしの菓音v... カノンチャリ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。