小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

ヒガンバナを求めて

2010-10-05 | 野の草花
多少の天候不順にもかかわらず、律儀に彼岸の日に合わせて咲く彼岸花が、今秋は10月の声を聞いて、やっと田んぼのあぜ道や土手を赤く染め始めました。その咲き方は、まるで土の中で、顔を出す日を決めているかのように一斉なところがなんとも不思議な気がします。
別名「曼珠沙花」は、仏教用語の梵語で「天上の華」という意味を持っているのだそうです。一方、球根に有毒を持っているところから、ネズミ除けなどのためにお墓などに植えたところから墓花とも呼ばれ、忌み嫌うことも多かったようです。
今、私たちはこの花が咲くと、郷愁に誘われるかのように、この群生地を求めて出かけていきます。また、庭に植えている家も最近多く見かけます。このモダンな花の色と姿が、今ではかえって現代的なのでしょう。
コメント (10)
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