小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

ロンドンの街(歩く、そして食べ物)

2017-01-25 | 旅行

市内の車の多さには驚きました。赤い2階建てバスは狭いロンドンの街中を引っ切りなしに
走り、よく渋滞もしていました。歩道は信号はもちろんあるのですが、その信号の変わりの
速さ、渡り始めるとすぐに点滅始めます。信号は目安でしかないのか、ほとんど信号は無視。
多分これは、道路の幅が狭いし、一方通行が多いからなのかもしれません。

ただ、この道路の渡り方は慣れてくるととても快適でした。もちろん、車に気を付けなければ
ならないのですが、赤信号を長い間待つということがなく、歩くペースが保たれるということ
に気が付きました。
クラクションが鳴ることもなく、多分この街は人も車も秩序が保たれているのだろうと思いま
した。

公園
ロンドン市内は大きな公園が点在していて冬でも、芝生が青々としてとてもきれいでした。
芝生の中も自由に行き来していました。季節がいい時はどんなに気持ちがいいことでしょう。

水鳥も多く、鳥たちも自由に芝生内で羽を休めたり、リスも出てきたりする姿は、ここが
ピーターラビットの絵本が生まれた国だということを思いました。
(絵本のモデルはイギリス湖水地方ですが)


 食事編
イギリスの家庭料理を体験したわけではなく、街のレストランやパブ、ホテルでの食事でしたので、
イギリス料理についてのウンチクはもちろん語れません。が、食材も日本のように和洋中華と揃っ
ているわけではなく、とても簡素だという印象でした。

さすがお茶の国、紅茶はどこもとても香りもコクもあり、とても美味しかったです。
アフタヌーンティーは甘党には応えられないほどどっさりと、サンドウィッチ、ケーキに
スコーンが3段に重ねで盛られてきます。食べる順序は下のサンドウィッチからということ
らしいのですが上段まで行きつくのがたいへん。
スコーンにはたっぷりのクロテッドクリームとイチゴジャムを塗って食べます。

 もっとも代表的なイギリスの食べ物はローストビーフ、日本のローストビーフとは
イメージが違い焼き方も堅いようでした。
組み合わせについているのがヨークシャー・プディング、これは定番のようでちょうど
シュークリームのシューだけの感じで味はあまりしませんでした。付け合わせのロースト
ポテトと一緒にローストビーフのソースをつけながら食べます。

ハンバーガーも分厚いハンバーグとベーコンがサンドしてあるのですが、これはパンと中身を
分解して、ナイフとフォークで食べました。
パイ料理もよく食べられているようです。レストランでもスーパーでも種類が多く、とても
美味しかったです。
ブリティッシュパイは、中に煮込んだビーフシチューやひき肉が入っています。(写真右)

何といってもイギリスの代表的なのファーストフード「フィッシュ&チップス」、白身魚に
衣をつけて揚げたもので、ビネガーソースやタルタルソースをつけながら食べます。
私は量が多くて少ししか食べられませんでした。
生野菜はほとんどなく、レストランで一度だけ出た野菜サラダはキュウリもレタスもぶつ
切り状態、野菜はほとんどが温野菜でした。

朝食メニューは、ソーセージ、ベーコンそれぞれ焦げ目がつくほど炒めてあります。
卵やポテトのほかに、スコットランドのお料理「ハギス」(写真右)、
これは羊や牛の内臓を野菜やオートミールと一緒に煮込んだお料理ですが、私はちょっと
苦手でした。でもビーンズはとてもおいしかったです。

メニューや食材が少なく感じたのは、この国の人は食べ物にあまり関心がないのかなとも
思いました。きっと日本のようにテレビ番組のグルメリポートなんて無いのかもしれません。
イギリスの食文化を垣間見たような気がしました。

コメント (6)
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