小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

秋の遠足 「城ケ島へ」

2012-10-03 | 小さな旅


やっと、秋が満喫できる季節になったと思っていたところ、次々とやってくる台風に気を揉んでいました。
沖縄の南沖にあった台風17号は、台湾方面へ向かっていたはずが、まさかの進路変更で東海に上陸したりと、
台風の進路に最後まで振り回されました。

ところが台風は足早に一昨日には抜けてくれて、昨日は教室のメンバーとの「城ケ島遠足」を気持ちのいい
ハイキング日和で決行することができました。
城ケ島は三浦半島の最南端に位置する島で、京浜急行線の終点「三崎口」駅からさらに、バスに乗り約20分ほどで
つきます。
島の周囲約4Kmの小さな島ですが、神奈川県では最大の自然島です。

「城ケ島の雨」の歌が刻み込まれた北原白秋の詩碑が建つ三崎港側の海は穏やかですが、太平洋側に面した海は
荒磯と断崖が続く岩礁地帯で、昨日は穏やかな海でしたが、台風17号の風雨が激しく荒れたのでしょう。塩害で痛
めつけられた植物が目立ちました。

城ケ島西側に建つ城ケ島灯台は、紺碧の海と秋の空にその白い姿をくっきりと浮かび上がらせていました。
現在はオートマ化されて、常駐する灯台守がいなくなった灯台ですが、なぜか灯台には海の安全をいつも守り続けて
くれているという、人のような暖かさがあるものですね。

長い年月の風雨などに浸食されて、くっきりと洞門のように抜けた「馬の背洞門」。
このメガネの洞門を通して、水平線上に白い帆船が見えました。

荒波によって削られた岩礁は南側に位置しているので冬でも暖かなのでしょう。ウミウの越冬地としても、
11月からは、その飛来し生息する姿もみることができるそうです。

何年か前に城ケ島を訪れた時、海岸の淵にたくさんのイソギクを見たように記憶しています。
今回、イソギクの姿がなかったのは、季節が少し早かったのかも知れません。

海岸で野カンゾウを、城ケ島公園でノコンギク、ツルボを見つけることができました。

コメント (10)
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