小さな庭

デジタルな仕事について20数年、だからという訳でもありませんが、アナログな世界に惹かれます。

ドクダミと呼ばれて

2010-06-11 | ガーデニング
まもなく、梅雨の季節。
ドクダミの花が、日陰や樹木の陰、野原や空き地などで今盛んに咲いているのをみかけます。今まさに旬の花です。
ただ、日陰の花というイメージか、または独特な臭気によるものか、実はあまり咲いても喜んでもらえない悲運な花という気もしますが、ドクダミの花の白さにはいつもハッとさせられます。この4枚の白い花弁のように見える部分は苞で、シベのように見える黄色い部分が花、しかもたくさんの小さい花が集まって、ひとつの花のような形を作っています。
優れた薬効効果があり、昔からたくさんの人がお世話になった万能薬でした。わたしも煎じたドクダミ茶を飲んだ覚えがあります。どうもあの強い匂いが苦手でしたが。
我が家にある斑入りのゴシキドクダミは、日陰を好まず、陽に当たると、葉の色がどんどん赤みを帯びてきます。また、あの匂いもあまりしません。園芸用に改良されたのでしょうか。
独特な臭気とともにドクダミが咲くと季節は初夏に、そんな暦のようなドクダミが改良されてしまうのは少し寂しい気がしますが。
コメント (6)
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