あけましておめでとうございます。本年もFXでよろしく御願いします。
昨年の相場の2大イベントと言えば、Brexitとトランプ当選、いずれもその後ドル高を引き起こしたが、その共通点は反グローバリズムと言えよう。ヨーロッパはひとつを掲げたEUの理想の敗退、そして、米国ファーストを目指すトランプの当選は、為替的にはユーロ下落、ドル上昇となったのはある意味当然のこととも言える。今年の相場も基本はこの流れに沿うと見てほぼ間違いないと考えている。ドル円の動きは、大底からの3波構造で上昇していると見られ、前回の125円をはるかにこえて数年のうちに150円近くまで上昇するというのがやはり第一シナリオだろう(N計算値など)。昨年のアナリスト予想では、Brexitを切っ掛けにダウの大下落から大上昇へ大きく予想を変えた宮田レポートがその後ぶっちぎりで予想を当てたわけだが、今年も参考としていきたい(もちろん、あくまで参考です。)
ただ、トランプの政策には不安定さもあり、大きく相場がゆらいでドル安となり、ドル円が下落する時期もあるだろう。ダウの天井がその時なのかどうなのか、ということが常に問われる一年となるはずだ。そこにまずは全力を注いで注目していきたい。ダウの2万ドル超えは前人未踏の地となるのでその天井を計るのは極めて難しいが、テクニカル的にはドルインデクスの110をひとつの目安としておきたい。自分のトレードとしては、ドル円の頂上がわかれば、ただただ押し目買いでポジションを増やすのがベスト。今年はドル円のスワップもどんどん増えそうである。しかし、頂上がわからない以上、テクニカルの節目ではポジションを縮小して、短いタームでの押し目買いに転じるという、今年通りのトレードで進めていく予定である。ドル円では120円前後、125円前後にはまずは注意したい。
それで、当面の相場だが、年末年始は、主力プレーヤーが欠けたため、ドル買いのパワーが弱くなっていたが、徐々に戻っている気配である。ドル円のテクニカルで言うと、トランプ当選以来、初めて、4時間足の一目の雲下に降りていたが、今日は雲のねじれを抜けて上に出てきている模様である。雲上で少し買い足してみるところからはじめたが、このまま進めていきたい。
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