ドル円は、円の動きや株価の思惑などいろいろとノイズがあるので、現在の為替の動きの中核である米ドルだけを見てみたい。ドルインデクスの週足は次の通りである。
前にも書いたように、100.5あたりのサポートで止まることを1年半以上続けている。この同等のサポート(レジスタンス)は、他にもあり、ユーロドルの1.1、ポンドドルの1.32などがそれにあたる。類似のものでは、米国10年債利回りの3.7などもそうである。しかし、今回の雇用統計など一連の動きで、先日の「だまし」のドルリバウンドは終わり、遂にこれらのサポレジを突破しつつある可能性が高いと思われる。一番の状況は、米国10年債利回りで、三角保ち合いから下落再開したように見える。3.6から3.5への下げがあればほぼ確定と思われるので、ここは注目したい。ドルインデクスの週足チャートでわかるように、ここがもし破れてドルが下落するとひじょうに大きなものになる。FOMCを通過してからどうなるかが本番だと思うので、これを再度守るか、完全に抜けるか、ますます注目していきたいと思う。