FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



週末の動きでついにドル円100円を超えたが、円安が強烈だったわけではなく、ドルの全面高だったのは、ドルストレートも見ていれば明らかだ。他にも、ユーロスイスの明確な上昇など、あきらかに相場の様相が変化を始めたことがわかる。豪ドルもひさしぶりにパリティを割った。米国の金利先高観測からのドル高への動きであるが、金の先安を示すチャート、米銀行株指数の上昇など、ドル高を示唆する材料は他にも多いので、いよいよ2000年から始まった長いドル安期間の逆回しが明確になったと言えるのではないか。
 
この後、何かの要因で、円高となり、ドル円、クロス円が調整する時期があると思っているが、その時も、当然、ドル高(ユーロドル安)になるので、ドル円は下がっても、ユーロドルが急騰することはあり得ないだろう。その観点から言うと、ここしばらくのFXで一番簡単なのは、ユーロドルの戻り売りだと思う。売りスワップは変動はあるものの、極めて小さいかゼロであり、豪ドルの売りよりもコストは安い。
 
ドル円の買いと合わせて、ユーロドルの売り、つまり主要3通貨ペアでのドル買いであるが、これを軽いレバレッジでやっていけば、2016年くらいまでは、FXで大きな損をする可能性はひじょうに少なくなった、そう思った週末である。なお、参考までにユーロドルの長期月足チャートを貼っておく。確かに8年周期があるようだ(1982年-2000年、2000年-2008年、2008年-2016年)。


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