Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

マキシマム・フォルテッシモ!! by スヴェトラーノフ

2006-07-11 | Weblog
 ラフ2を勉強しようと、評判の高いプレヴィン=LSOを買ってみたが、これを「名盤」なぞと褒め称える人はあまりオーケストラ演奏というものを聴き比べたことがない人に違いない。一体、この弛緩しまくったメリハリのない散漫な演奏のどこが名演なのか?久々の大はずれだ。ディスク・ユニオンへ直行である。
 もともと、ラフマニノフの交響曲の音源としては、スヴェトラーノフの旧全集を持っていたのだが、この全集中の2番では残念ながらカットが入っているのだ(プレヴィン盤はカット無し)。しかし、プレヴィンの演奏を聞いてみて、いかにスヴェトラーノフの演奏が尋常でないのかがわかった。歌いまわし、テンポ変化、メリハリ、パワーいずれも超ド級。1楽章の重厚さ、2楽章の疾走感、3楽章のメロメロさ、そして4楽章の炸裂具合。調べてみると完全版の録音もあるようだ。速攻で購入するぞ。スヴェトラーノフの偉大さは、ファンのサイトに詳しく書かれているが、彼が好んで使った言葉に「マキシマム・フォルテッシモ」というのがあったらしい(笑)。聖闘士星矢の技みたいでツボにはまった。しっかし、このファンの方の文は読むだけで熱くなる!まさに私が理想とする指揮者像のひとつである!一度、生で見たかったなあ。

コメントを投稿