Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

メンゲルベルク(1)

2008-09-02 | Weblog
 週末は外食が続いた。行きつけのワインセラーの店員さんが、とあるレストランのソムリエーヌになったことから、挨拶も兼ねて夕食を食べにいった。結局、1人でブルゴーニュをボトル一本空けてしまったのだが、まだこのぐらいは飲めるんだな、と我ながら驚いた。翌日の朝にプレゼンの当番があったので、帰宅してから準備作業の詰めを行い、自分にしては非常に少ない睡眠時間(4時間半)だけで早朝出社。プレゼンはつつがなく終わったのだが、午後は、脳みそが空のかなたにあるかのような朦朧感との闘いで、手に力は入らないわ、いやな汗は出るわで、定時で退社。2日酔いではなかったが、いわゆる「酒鬱」と睡眠不足とのダブルパンチで、階段で足がもつれて転落するのではと慎重になるくらい、体のコントロールがきかなかった。「そうだ、心の充電をしよう」と思い立ち、久しぶりに名曲館へ。入った途端、地鳴りのような重低音がズシーンと響く。曲はマタイ受難曲。指揮はメンゲルベルク。超名盤として名高い1939年収録のコンセルトヘボウとのライブ。帝都屈指の巨大スピーカーから発せられるドラマティックなヘビー級のマタイは、頭の朦朧感と疲れを吹き飛ばしていった。1時間ほどの音楽浴で驚くほどに頭と体が軽くなる。この出会いは運命的だと、これまで値段の高さ(といっても3500円くらい)から買い渋っていたメンゲルベルクのマタイ(Naxos版)を購入して帰宅した。
 

最後っ屁

2008-09-02 | Weblog
 人事の季節ですね。
 総理、絶妙のタイミングで辞めたと思う。戦略としては悪くないのではないか?そして、最後の演説が一番力強かったのが残念。やはりこの人の本質は「キレキャラ」なんだから、これまでの記者会見でも怒るなり嫌みを言ってれば、独特のキャラを維持したと思うのだが。これで次は麻生さんか。私としては「中川昭一」希望なんだが(ガマガエルの中川ではない。)
 思うのだが、政党は同じ政治ポリシーをもつ人間が集まるという基本概念に立ち返って、一度政党を再編していただけないだろうか?特に民主党。右(旧自民)もいれば左(旧社会)もいるわけで、方向性がまったくわからん。政権奪取ばかり目指して、じゃあ政権維持はきちんとできるのかと?無選挙で党首を3選させないと求心力が保てない党に、政権任せられるだろか?最近の自民の総裁選挙や、アメリカの大統領選挙を例にしても、国民は党首の力量ってのを間近でみたいってのがわからないとは。

 しかし、これで霞ヶ関はまた一から引き継ぎか。もう少し腰をすえて仕事をさせてあげたいものだ。