Wilhelm-Wilhelm Mk2

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なぜかブルックナーの日

2008-09-06 | Weblog
長文が続いているので短く。・・・ならなかった。

1)出勤中の電車の中で、フルトヴェングラー指揮でブル5を聴いた。終楽章は血湧き肉躍るの世界。昂奮して目が泳ぎました(スイミング・アイ)。これだけ豪快になる金管(シカゴではない)と太鼓のもとで弾いてみたい。賛助でやったことはあるが、もう一度きちんと演奏してみたい曲の最右翼。

2)春に来日したフランクフルト放送響のサントリー公演が地上波で放送されてる(鑑賞中)。指揮はパーヴォ・ヤルヴィ。ネーメ・ヤルヴィの息子さんである。遠目には井上道義、接近すると「プーチン大統領」なのだが・・・。皆が「よい」と激賞するので期待していたが、まあ今のところ普通としかいえない。エッシェンバッハもそうだけど(雰囲気似てるな)、なんでマオカラーなんだろか?タキシードを着ろといいたい。オーケストラ(日本人が多い。ワグチュー吹いてるのはトラ?)のレベルは、さすがに名の売れたドイツオケだけある・・・ように聞こえるが、N響でも放送ではよく聞こえるからなあ。後半のバスの首席は、超絶技巧奏者で有名なこの人だろうか?
 前半のグリモーのソロによる皇帝は、弦楽器にノンヴィブラート奏法を課していた。グリモーはいつも通りきばって頑張っていたが(でも滑らかとか余裕って感じはなかった。小指にテーピングしてたし)、伴奏がスコーンのように軽い演奏で萎えた。拍子抜け。今、ブル7の2楽章が始まったが・・・・これはフルヴェンのテレフンケン録音という絶対無比の演奏があるので、悪いが並み以下にしか聞こえない。フルヴェンと比較しなくても、ちょっとクールすぎやしないか。こういうのは見通しがよいとか、切れ味がいいっていうのかね。金管はあまり上手に聞こえない。
 ずっと昔、インバルがこのオケと来日してマラ7を振ったビデオを持っている(はず)。あれは恐ろしく感動した。演奏よりも曲に感動しただけかもしれないが。