Wilhelm-Wilhelm Mk2

B級SFからクラシック音楽まで何でもあり

長寿と繁栄を!

2008-09-16 | Weblog
 以前にも書きましたが、スタートレック(宇宙大作戦)で操舵手スールー役を演じた日系俳優のG・タケイ氏が、カリフォルニアで21年つきあっている同姓の相手とついに結婚式を挙げました。ST原理主義としては、心から祝福したいと思います。(私は同性愛には全く興味はありませんが)彼のHPをみると、ウーラ中尉(ニシェル・ニコルズ)とチェコフ少尉(ウォルター・ケーニック)も元気そうですね。長寿と繁栄を!

超男性

2008-09-16 | Weblog
ジャリ:「超男性」(澁澤訳)を途中まで読む。期限切れがきてしまったので、現在古本を注文中。不条理文学の原点といわれている問題作で、読んでいると、あまりの荒唐無稽さに、異空間に入ったような不思議な浮遊感に浸れる。といっても、その荒唐無稽さの土台に冷徹な現実の鉄板がある感じがして・・・よくわからないがその辺りがただ「電波」ではない名作なんだろうか?

ニーチェ:「この人を見よ」を途中まで読む。期限切れでこれも注文中。ニーチェの事実上最後の作品。全編にわたって自爆的な攻撃性に溢れ、愚民(ドイツ人)を徹底的にこき下ろす。専門的な哲学や思想のことはよくわからないが、ニーチェの「固定観念から脱却せよ!」という信念だけは多いに共感できる。変な言い方だが・・・不思議な勇気を与えてくれる本。(ニーチェはこの作品のあと発狂してしまうのだが・・・。)北斗神拳の神髄は怒りである。

「笑の大学」という映画を借りて観た。もともと三谷幸喜のラジオ作品だが、これは役所広司のための映画だと思った。