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山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた  

2013-01-17 | 読書感想文
著者 山中伸弥 聞き手,緑慎也  

出版社/ 講談社

発売日: 2012/10/10

受賞発表の2日後という10月10日発売。すごいタイミングですね。初版8千部ながら11万部を超える大ヒットになったそうだ。
私が買ったのは第4刷でした。まだまだ増えそうですね。

本の紹介文

■ 祝・ノーベル賞受賞! 唯一の自伝。はじめて明かした、研究人生とiPS細胞のすべて

決して、エリートではなかった。「ジャマナカ」と馬鹿にされ、臨床医をあきらめた挫折からはじまった。

■「iPS細胞ができるまで」と「iPS細胞にできること」

ぼくは医師であるということにいまでも強い誇りを持っています。臨床医としてはほとんど役に立たなかったけれど、医師になったからには、最期は人の役に立って死にたいと思っています。父にもう一度会う前に、是非、iPS細胞の医学応用を実現させたいのです(本文より)

■読みやすい語り口で、中学生から読める

父は町工場の経営者/高校柔道部から受験勉強に邁進/「ジャマナカ」と蔑まれた研修医時代/臨床医としての限界/はじめての実験/求人広告に手当たり次第応募/オスマウスが妊娠?/帰国/「アメリカ後うつ病」にかかる/新入生争奪戦/遺伝子を二四個まで絞り込んだ!/論文捏造スキャンダルの陰で/再生医療の可能性/病気の原因解明と創薬 (本書の内容より)

略歴
1962年(昭和37年)9月4日生まれ。、京都大学iPS細胞研究所所長・教授、カリフォルニア大学サンフランシスコ校グラッドストーン研究所上級研究員、奈良先端科学技術大学院大学栄誉教授。学位は博士 (医学)(大阪市立大学・1993年)。
「成熟細胞が初期化され多能性をもつことの発見」により2012年のノーベル生理学・医学賞を受賞した。

大阪府東大阪市出身。小学校時代から大学1回生まで、奈良県奈良市の学園前に居住。
父親は工学部を出て、ミシンを作る町工場を経営。

大阪教育大学教育学部附属高等学校天王寺校舎時代、父から医師になることを勧められたものの、将来の進路に迷っていた。しかし徳田虎雄(徳洲会理事長)の著書『生命だけは平等だ』を読み、徳田の生き方に感銘を受けて医師になることを決意したという。中学高校から大学2年まで柔道、大学3年からはラクビーをし、高校時代に柔道二段を取得。中学3年では生徒会副会長も務めた(その時の生徒会長は参議院議員の世耕弘成)2011年現在はマラソンを趣味とし、奈良先端大時代は毎朝構内をジョギング、京都大学に移ってからも鴨川沿いを昼休みに30分走る。

経歴を一杯紹介したのはノーベル賞を貰った人を身近に感じるかなと思って・・・

全体的に読みやすく書かれています。

阿倍野の犬実験をするな

当時助教授の先生に何度もいわれた「阿倍野の犬実験をするな」という言葉はいまも心に刻まれています。

 阿倍野とは、大阪市立大学医学部がある大阪市阿倍野の阿倍野です。アメリカの研究者がアメリカの犬は頭を叩いたら「ワン」と吠えたという論文を発表すると、日本の研究者は、日本の犬も頭を叩いたら「ワン」と吠えたという「日本の犬実験」の論文を書く。さらにひどい研究者は阿倍野区の犬を調べてやはり「ワン」と吠えたという「阿倍野の犬実験」の論文を書く。そういう誰かの二番煎じ、三番煎じの研究はするなというのが、「阿倍野の犬実験はするな」という言葉の意味です。

意味深いですね。まずは成果をあげたくなりますよね。教訓に阿倍野の地名が使われているとうれしくなりますよね。

こんなん絶対無理と思うようなことも必ず出来るようになる。

そう信じて頑張ることが大事なのですね。

中高生に夢を与え、読者の中から、いずれノーベル賞を貰う人が出れば・・・




山中伸弥さんのサイン色紙

中学は大阪教育大学教育学部附属高等学校天王寺校舎だった。その縁でしょう
現在天王寺区役所のロビーに掲示されています


ips cell for the future  将来のために、iPS細胞

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