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藤田美術館

2013-10-09 | ア-トな話し
藤田美術館は2回目である。
前回は2007.4.8 大阪まち歩き桜の散策

これらは皆、お隣同士だ。

.太閤園(庭園)
.藤田美術館
.藤田邸跡公園
.大阪市長公館

藤田美術館の 国宝「曜変天目茶碗」を見るのが目的ながら、アチコチ一杯見たので、今回はゆっくり見ることにした。

実業家で男爵であった藤田伝三郎(1841-1912)、その長男の藤田平太郎(1869-1940)、伝三郎の二男の藤田徳次郎(1880-1935)のコレクションを展示している。1951年(昭和26年)財団法人藤田美術館として法人化、美術館の開館は1954年(昭和29年)であった。

藤田伝三郎は、西南戦争で巨利を得、「藤田組」を設立した、明治時代の関西財界の重鎮であった。骨董収集の面でも関西第一と言われ、その豪快な買いっぷりは伝説化している。
藤田美術館の所在地は、多くの蔵が並んでいた藤田家本邸の跡地である。
藤田美術館には国宝9件、国の重要文化財50件を含む名品が5000点所蔵されている

今回展示されている国宝

紙本著色玄奘三蔵絵(法相宗秘事絵詞)12巻国宝 【タイトルの写真】

「西遊記」で知られる中国唐時代の僧 玄奘三蔵の一生を全12巻に描いた絵巻 鎌倉時代の作品
興福寺が所有していたもので、門主交代の時のみ閲覧、開閉の機会が少なかったことや絵具が良質なこともあり、現在でも美しい。



紙本著色紫式部日記絵詞 1巻 国宝
1917年(大正6年)まで館林藩秋元家に伝来。言い伝えによると江戸時代初め後水尾天皇からの拝領品だという



花蝶蒔絵挟軾(かちょうまきえ きょうしょく)国宝

挟軾は身体の前に置いて使う座具 奈良薬師寺内に祀られていた八幡宮の神宝であったと伝わる

重要文化財もいくつか展示されている。



木造地蔵菩薩立像  快慶作(重要文化財)鎌倉時代


他に、桜狩蒔絵硯箱 尾形光琳 作 は美しかった。残念ながら写真はない




美術館の庭にある多宝塔

多宝塔は高野山の光台院にあったものを大正五年(1916)に藤田伝三郎が移築した。
屋根の色がなんとも言えない色ですよね
来年 開館60周年特別展が開催されます。
国宝「曜変天目茶碗」の登場です 平成26年3月8日~6月15日 楽しみですね。

ついでに寄ってきました。


太閤園です


藤田邸跡公園

藤田邸跡公園 池
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