無意識日記
宇多田光 word:i_
 



リリースまで残り2週間を切ったこのタイミングで『何色でもない花』の配信ジャケットが公開になった。綺麗。もう何なの。語彙が無いよ。

撮影地は帯広という。北海道か。ちょうど昨日引用したメッセを開いて圭子さんが札幌で育ったからとヒカルが小さい頃何度か足を運んだことがあるというエピソードを読んでいたので、あぁ今回ツアーで北海道の公演が無いけれど、追加公演かフェス出演かないのかなと思っていたところだった。札幌と帯広だと随分距離があるけどね、北海道に行ったことのない身としては同じ北海道なのだ。…雑だな!

そういえば、一昨年のNetflixドラマ『First Love 初恋』も舞台の半分は札幌だったか。あのドラマは高校時代と現代を行き来しながら─つまり、『First Love』が大ヒットした1999年の札幌と『初恋』がリリースされた2018年の東京を行ったり来たりしながらストーリーが進んでいったのだっけ。あら、今やってる「君が心をくれたから」もそうだわねぇ過去と現在を頻繁に行き来する構成。…場所は長崎だけども。

こういうのが似合うのも、ヒカルに歴史が出来たからだろうかな。リスナーとしても昨年の『40代はいろいろ♫』で歌われた『First (Live 2023)』を聴きながら、同じ歌を同じ人が約25年の月日を経て歌うのを感慨深く味わっていた。

今度の『SCIENCE FICTION TOUR 2024』は、その集大成というか、15歳でリリースした曲から41歳でリリースした曲までを41歳のヒカルがまとめてまるごと歌う訳で、何が昔と変わらず、何が昔と変わったかをじっくりと堪能する機会となるだろう。…チケットが当たればだけど。そのうち映像商品出してくれると思うけどね。その前に生配信と映画館ライブビューイングに期待したいが。

その「比較の仕方」だが。ライブ・バージョンを聴いて脳内のオリジナル・トラックと較べるという、いつもやってる聴き方がひとつ。もうひとつは、この間『光(Re-recording)』の話で出た、直接歌声を突き合わせる方法がひとつ。とはいえ、ライブでそれを大々的にやってしまうと「生歌じゃないじゃないか」と斜めからの反応を得てしまいそうなので、演出の一環としてちょこっと見せる、という程度になるのかな。

そうなってくると期待したいのが、インターミッション、幕間休憩の企画である。2004年の『ヒカルの5』では『サングラス』のスタジオ・ライブ映像が披露されたし、『Laughter In The Dark Tour 2018』では又吉直樹との喜劇映像が上映された。今回も、開場時間が早いことだし、何らかの幕間企画が差し挟まれると予想出来る。

ならばここは、過去映像を振り返るタイムにするのがシンプルでいいかもしれないね。未公開のメイキングとかどうだろうか。ちとウケる客層が限られるか。既出の映像であっても、観客が「懐かしい!」と喜んで貰えるならOKだろうかな。ただ流すだけでは芸が無いので、そこをどう演出するかが見ものになる。でも本編で生歌として聴きたい曲を使うわけにもいかないし、アイデアがベタな割に案外難しい企画になるな…。

それに、笑いを取りたい根性がどうしてもヒカルにはあるからね。その又吉劇場もそうだし、デビューライブのゲストはミュージシャンではなくお笑いグループのネプチューンだった。だったら今回もどこかで笑いを取りに来たいと思っているのかな。『何色でもない花』のジャケ写の美しさとのギャップが凄まじいが、美女だって面白い事が好きなのだ。どんな企画が採用されるかはわからないが、きっと楽しい幕間になるだろうさ。

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