無意識日記
宇多田光 word:i_
 



なおこの日記では現在意図的にチケットの話題は避けています…と、のちに振り返った時の為に書いとくか。

コンサートツアー自体は楽しみだけれど、チケット争奪戦というのは特に楽しい事でもないのでね。何故かって、一緒に行きたいと思ってた人たちの落選をみるとテンションだだ下がりになるからだ。なので私は、せめて観れた人間として何かを提供しよう…とライブレポを書いたり書かなかったりする。

そんな中でいちばん好評だったのが14年前の2010年1月15日、ハワイホノルルパイプラインカフェで行われた『Utada In The Flesh 2010』初日公演で敢行した(という程の事でもないが)「世界最速セトリネタバレレポート」だ。ガラケーで曲のイントロが始まるや否や曲名をこの日記にアップするという紛れもない世界最速。いまだにこの日のアクセス数が無意識日記最高記録だ。なおplaceboの「The Bitter End」だけ曲名がわからず悔しい思いをした…。

今回ももし仮に初日公演を観れる事になったら同じ事をするか否か…そもそもまだ何も応募してないんだけども、でも多分やらないかな(ずこーっ(昭和))。14年前はそもそも海外公演ということでどの公演も観れない人が多かったから日本語ブログでネタバレをしてもそこまで支障はなかったけれど、日本国内ツアーとなると「これから観る人」が沢山居るからねぇ。でも、リクエストがあったらやるわ。ないと思うけど。その前にまだ観るかどうか観れるかどうか全くわかんないしな。

ライブレポも書くかどうかわかんない。前回と違って、今回は最初っから個人的な録音録画にOKが出てるし、百文は一見に如かずともいうし…嘘です、「百聞は一見に如かず」ですね。でも、あれやこれや言葉を弄するより聴いてもらった方が早いのは紛れも無い事実なのでね。観終わった時の心境次第ということでひとつ。


それが素直な心境なんだけど、時代は進んだ。今なら、たった今録音録画した一曲をそのままアップして世界中の皆に観て聴いて貰う事が可能だ。普通のライブだったら記録よりもその瞬間に集中した方がいいよと助言しなくも無いのだけど、チケットが抽選で、当選しなかった人は観たいと切望してても一切観れないのだから、そんな人たちのために録音録画を逸早く届けるというのは非常に意義が深い。多分、少々スマホに視界を遮られてもあたしゃクレームは入れないと思う。ああいや、もちろんそんなのひとりひとりの自由だぞ。もし『目指すは君』の所でたまたまヒカルと目が合う目線になったのにそこにスマホが割り込んでこられたなら烈火の如く怒る。間違いなく怒る。なのでどこでどうクレームを入れようが貴方の自由だぞ。それはそれとして、観たいのに観れない人が在るんだから私は抽選で参れるコンサートの録音録画の拡散は積極的に賛成したいのだ。力点はそこなのだった。自分がそれをやるかどうかは別として、ね。

そりゃあ、のちのちには『SCIENCE FICTION TOUR 2024』も映像商品になってその全貌が皆の所に届くのだろうけど、やはりツアーのリアルタイム感というのはその時々に味わわないと面白くない。あたしのインフレ世界最速セトリネタバレレポートの好評も、「たった今UTADAが太平洋のど真ん中でライブをやってるんだ…!」という感覚を共有できるからこその興奮をお裾分け出来たのが大きかったんだと思う。なので、今年のツアーはみんなどんどん録音録画を披露していって欲しいぞ。

…と、まぁ、まだチケットが手に入るかどうかサッパリわかんないので、今は皮算用の空元気に過ぎないんですけどねー。

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「君が心をくれたから」第5話視聴。『何色でもない花』の新しい部分の放送はなかったけど、相変わらずその回の見せ場で流してくれて満足。あらためて、「ええ歌やなぁ」とホロッとしてしまった。声がひたすらに優しいんだよね。ヒカルの歌声は母親譲りの悲しくて切ない声だってよく言われてきたけど、どちらかというとそれは外野気味の感想というか、熱心なファンほどその歌声に込められた優しさに感化されてる気がするなぁ。そういう意味では、余り藤圭子に似ている歌手ではないのかもしれない…なんてことを言ったらヒカルさん嬉しくないかもしれないけれども、求道者じみた声の極め方も備えつつ、デビュー曲の歌い出しが『泣いたって何も変わらないって言われるけど誰だってそんなつもりで泣くんじゃないよね』だもんな。こんな友だちが傍に居たらそれだけで号泣だよ全く。優しい歌声が、宇多田ヒカルのトレードマークって言っておきたい。

そんな優しさに包まれるに相応しいほんの少しだけ救いのある回だったね第5話は。結局のところお話としてのもどかしさは日下(斎藤工)と千秋(松本若菜)がどんな動機と経緯をもってこのことにあたっているか、そこのところの説得力がまだない事だと思うので、それの判明具合次第でここまでの流れもオセロで白と黒がひっくり返っていくように(…いやここは白黒のチェスボードのようにというべきか!?)今までのエピソードの印象が180°変わってくるのよね。今回の第5話、ほんのワンカット、僅かのセリフだけだけど日下の回想シーンが入ってきてたので、そこを緒(いとぐち)にしてどう次回からそこのところを深掘りしていくか。そこが今後の見どころですかね。…あ、でも結局TVerでの無料配信は第3話までなのね。第4話もダイジェストがあるしそれで十分かもしんないけど後追いできるようにしとくには。

しかし、初めて腰を据えて永野芽郁の演技を観てるけど、ほんと上手いねぇ。ここまで巧みに表情筋を取り扱える人、何もかも黙らされそうであんまり友達にはしたくないけど(笑)、どんなお芝居も出来そうね。4K画質の時代に毎回1時間ドラマでドアップ抜かれまくりに応えられるの凄い。ここまでお話が暗い上に流れが不可解でそれが低視聴率の原因なのだろうけど、映像作品は脚本だけが魅力じゃないからね、絵として惹きつけるものがあればそれはそれで評価したい。っていつも宮崎駿作品を擁護(?)する時に言ってる話か。

さて、これで漸く第6話で『何色でもない花』のフルコーラスを迎える準備が整った、ということでいいのかな。いや配信が始まるからといってフルコーラスがドラマ本編内で流れるとはかぎらないんだけどそこは期待に応えて欲しい(言い切った)。劇伴も全体的にいい感じだし、撮影も高レベルだし、お芝居は皆さんプロ。脚本さえ取り返せば幾らでも取り返せそう。

でもみてていちばん目を引くのは朝野春陽役の出口夏希だったりするんです。華があるよね。まーもっとも、あたしが彼女に目を引かれてしまうのは彼女が去年Netflixで「舞妓さんちのまかないさん」に戸来(へらい)すみれ役で出てたからなのよね。あのドラマ全9話なんだけど、1話毎に彼女の演技が成長していくのを見守るってのがドラマ制作陣のお勧めする(?)楽しみ方だったんだけど、今回の「君が心をくれたから」をみる限り、いやはや凄い成長ぶりですね。そのうち彼女が主役の作品の主題歌をヒカルが歌う事もあるかもしれ…ねーかな。わかんない(笑)。ま、そんなこんなで、きっちり毎週楽しませてもらってますよ「君が心をくれたから」。

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