無意識日記
宇多田光 word:i_
 



インスタライブで背後に木彫りの熊が置いてあった(のだよねあれよく見えなかったんだよね)ことからもわかるとおり、相変わらずくま愛の強いヒカルさん。Instagramではアカウント名がkuma_powerだもんね。くまには、くまちゃんにさいろんな局面で助けられている。

シンガー・ソングライターとしてマスコット・キャラクターが居るというのは大変心強い。グッズを作る時に“Hikki”に拘らなくてよいからだ。年齢とか髪型とか体調とかなんやかんや人間は兎角変化する生き物だが(生き物は変化するわな)、マスコットキャラクターは何も変化しない。させてもいいけど、ずっとそのままでもいられる。

なので、コラボカフェを実施したときもくまちゃんがモデルになってくれて、ヒカルさんをキャラ化せずに済んだ。まぁそこらへんはチューイチもそうだったんだけど、くまちゃんはもっと徹底してるのね。


そういえばインスタで言ってた『Kuma's Book Club』って、本気で始動させるつもりとかないんだろうか。アルバムとなると難しいかもしれないが、単曲を書籍として発売して流通に載せる企画とかと絡めたら面白いかもしれないな。『ぼくはくま』には絵本がついていたが、今度は絵本にヒカルの新曲のCDが付属する、というような。どちらかといえば企画モノで、それこそ名義を『Kuma's Book Club』にしてしまってもいいような。ヒカル自身が絵本を描くのはハードかもしれないので、他のクリエイターとのコラボレーションになるかな。Fluximationの書籍版みたいな? なんか時代に逆行する感じがしてこそばゆい。

インスタライブでも絵本の中の歌に節をつけて歌っていた。『宇多田ヒカルの言葉』という歌詞集も出した。宇多田ヒカルと本の相性はとてもいい。純粋な文章も勿論望ましいが、ここぞという時にくまちゃんにヘルプしてもらって絵なりARなり何なりになってもらうような、そんな活動があっても面白いんじゃないかなーとふと考えたのでありました。今日はそれなりに晴れてはいたけど、梅雨明けはまだかいねぇ…。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




昔から、NHKのニュースでプロスポーツを取り上げるのが解せない。別に嫌じゃないんだけどね。あれだけ営利企業への加担を忌避する番組作りをしている放送局がなぜ特別枠を作って会社名を連呼するのをよしとしているのか。幾つもその理由についての記述を読んできたが、どれも言い訳がましい。日本での日本語の放送なので日本代表の試合や国技として認知されている大相撲の情報を発信するのであればまだわかるのだが。

認知度とか関心度でいうなら、同じ位枠をとってライブコンサートレポートもしてくれたらいいのに。「昨日東京ドームで巨人と阪神が対戦しました」も「昨日東京ドームで嵐が全20曲を熱唱しました」も関心度という点では似たようなものだろう。

その昔山口百恵がNHKで「プレイバックPart2」を歌う際に「真紅なポルシェ」の部分を「真紅なクルマ」に改変させられて歌わされた話は有名だ。ポルシェが商品名だからだ。幾らか経った後ポルシェと歌えるようになったらしいが、毎日ヤクルトだロッテだと連呼してる放送局に言われたかないというのが人情ってもんだろう。

その「プレイバックPart2」を20年前の『Bohemian Summer 2000』ツアーでカバーしたヒカルさんも昔『ぼくはくま』で「前世という歌詞は如何なものか」とNHK側から苦言を呈された事がある。そんな事いうなら「スポーツチームを軍呼ばわりするのは如何なものか」くらい言って欲しいものだが、その時は字幕をカタカナで『ゼンセ』とすることで決着がついた。

では、もし今後ヒカルがNHKに出る時に商品名を連呼する曲を歌おうとなった時にどうなるのか。何しろヒカルさんは『Kiss & Cry』で『今日は日清CUP NOODLE CUP NOODLE CUP NOODLE♪』と歌った実績がある。未来にまたそういう曲をリリースしないとも限らない。作品の芸術性を尊重するなら、政見放送がかなり何でもありなのと同じように、自由に表現できるよう取計らわないといけないと思うのですけどね。

ファンとしては、そんなイザコザでヒカルのパフォーマンスが観れなくなるのは嬉しくないだろう。自分個人としては違った歌詞で歌われたりしたらそれはそれで別バージョンが手に入ったと喜ぶかもしれないが、多分、あれなんだよね、NHKの中の人の態度が悪いんだろうなぁというのが、きっといちばんのネックであって。そこが引っ掛からなければヒカルも穏当に対処してくれるんだと思うのよ。ルールは人間が作るものだし、結局は人と人の関わり合いなのだろうよなと、相変わらずな放送局の姿勢に触れる度に思うのでありましたとさ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )