無意識日記
宇多田光 word:i_
 



でまぁ最初に吃驚したのが『Time』MVのランニングタイム。3:39。オリジナルが4:57だから78秒短い。聴いてみると2番がまるまる飛ばされてるんだね。

これは一体どういうことなのか。3つ程理由が考えられる。

1.映像素材が足りなかった。これ以上の長さをもたせられない。
2.シングルエディット。
3.歌詞の内容と映像が(ディレクターの頭の中で)リンクしていて、2番の歌詞が余計だった。

1はあんまり考えられないかなー。別にヒカルの歌ってる姿ずっと映しとけばいいじゃんね。とそう考えるのは映像作品に対して私が基本無頓着だからかな。撮影期間も場所も何もかも制約だらけの御時世だから有り得なくはない、といったところ。

2はもうちょっと説得的かな。サブスクやダウンロードと違ってYouTubeは無料で誰でも観れるから「5分は長い」という事なのかもしれない。サブスク世代のヒット曲のランニングタイムは全体的に短くなっていて3分台が珍しくない。なんだか1960年代みたいだけど、そういう今の風潮に合わせたのかもわからない。

3は、まぁ文字通りわからない。確かに、こうやって短いのを聴いてみると存外歌詞の流れも不自然じゃないので、映像に合わせてカットしたというのはあってもいいかな。だけど、取り敢えず昨日今日観た感触では歌詞と映像がそこまでリンクしてるようにはみえないのですよね。エフェクトとサウンド、歌詞と表情がシンクロしてる場面はあるけれど。ここらへんは制作当事者に訊いてみないとわからんわな。映像に意味を持たされても、読み取れた事なんて私滅多にないですので……。


しかし。公開後23時間で30万回再生とは、新曲でもないのになかなかのロケットスタート。『Time (Short Version)』の方は3ヶ月半で371万回再生でこちらもまずまずだが、やっぱ映像が入ると注目度が上がるもんですかねぇ。フル尺ではないとはいえ、ちゃんと最後まで聴けるしね。このまま順調に数字を伸ばして皆にこの名曲の素晴らしさをもっともっと知ってうただきましょうぞ。

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いやぁ、いいMVですね!(テノヒラクルー)


新しく公開になった『Time』のMV、ヒカルが出ずっぱりで大変よろしい。ファンのニーズをよくわかっていらっしゃる。サイケなエフェクトの数々は趣味が別れる所だろうが、そういうのを全部押し切ってヒカルパイセンが美しカッコ可愛いのでオールOKだ。ずるい。


っとと、中身の話はもう昨夜の時点で皆がしてくれてるな。それは後からゆっくり振り返るとして。さっきヒカルからこんなツイートがあった。


『@utadahikaru : ロックダウン中のロンドンで自宅のリビングと作業部屋だけで撮った「Time」のMVやっと公開です!みんな(と言ってもスタッフは2.5人)で直前にテスト受けて。初日は男性スタッフも一人いたんだけど二日目は彼が来れなくなって、私を含む女性3人だけで撤収までがんばった』05:39:25

『@utadahikaru : Finally, the vid for “Time”! We shot it in my home, cleared out the furniture in my living room and used my work room as it is. A team of 4 on Day 1 and just 3 ladies including me on set on Day 2 (yes we had a drink after we wrapped and cleaned up)』05:57:47


日本時間だと早朝だがロンドンでは夜遅く、こどもを寝かしつけた後だろうかね。安堵の表情が窺える。動画のコメント欄なども目を通した後だろうか。英語ツイートの方は

「やっと『Time』のMV公開! 自分ちで撮ったんだけど、リビングの家具を片付けて、作業部屋も同じようにして。1日目は4人のチームで、2日目は私含めて女性陣3人で(撮影しました)。(はい、完パケして片付けた後は皆で飲みました!)」

という感じかな。この、最後の「皆で飲んだ」を英語でしか呟いてないところで読み手としては一息ついたですよ。折しも昨日大阪府から「5人以上の飲み会は控えるように」という要請が出たと報道があった所だ。時期も場所も違うし3人だし全く咎を受ける謂れはないのだけれど、日本ではタイミング的にはあんまり印象がよろしくないのかもしれない。英語でだけ呟いたのは得策だったと言えるだろう。ほっとした。

後から今の時期の日記を読み返したら「過剰反応だなぁ」とか思うのだろうかね。今のメディアはそういう空気を出しているのですよ。日本語のツイートでしっかり検査しましたとアピールするのはメディア対策だろうし。

でも、この面倒な時期が生まれたからこそ「リアル自宅でくまちゃんにダイブし踊り狂う宇多田ヒカル」をフィーチャーしたミュージック・ビデオが爆誕し得たのだ。それを考えると僥倖としかいえない。いやヒカルはどんな状況下に置かれてもベストな仕事をしてくれてたと思うけど、自宅を晒すなんてことまでしたかというとそれは違ったかもねというね。


で。今まで何枚も「宇多田ヒカルがくまちゃんに抱きつく写真」を見てきたが、こうやって動画で映像で実際にダイブしてる姿を公開したのはもしかして初めて?? なんか記憶にないんだぞ。14年目にして(くまちゃんの年齢設定はどうなってるんだろね)こうやって“初出し”に巡り会えたのだとしたら、いやはや、なんとも感慨深くあることか。あの表情は一生の宝物だぜ。

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