無意識日記
宇多田光 word:i_
 



ライブの話題とブラの話題とどちらに先に食いつくべきなのか。難しい問題である。ライブラリの話でもしようか。なんか両方いっぺんに話せるような気が…錯覚ですね。

日米カップ対決で大なり小なりエンドレスリピートというのも興味津々だが、やはりそれよりライブの話かな。


でも、なんだかなー。

…まぁいいや、幾つか新しい情報が出ているので整理してみるか。

・※同名義による複数応募に関しては、1回の応募とカウントされます。

まず最初にこれだろうかな。同名義というのが同名なのか同住所なのか同メアドなのかで色々と変わってくるが、少なくともシンプルな複数枚買いでは当選確率を上げる事は出来ない、という事だろう。いろんな人から名前や住所やメアドを借りるしかない、のかな。

・転売に関する注意書きがある

これも重要だ。つまり、普通に発券されるチケットなのだろう。電子チケットの類いではないという事だ。これは大きい。

・■チケット料金:\10,800(税込)

これを高いとみるか安いとみるかは知らない。言い値で買うだけだからな。まぁここはまた突っ込んで書こうか。

・1申込み1公演のみ2枚まで

ペアまで、か。絞ったな。仲良し3人組の席が離れるのが辛い。4人組なら2&2なのでまだマシだが。奇数人の家族や友達はきついなー。

・全公演18時開場19時開演

これは重要な情報。しかしいちばん驚いたのはこの"全公演"の部分。何が言いたいかというと、12月8日9日の土日公演まで19時開演な訳である。

正直あほかと思った。

いや勿論土日出勤の人に対しては朗報だ。間に合う確率が高くなるのだから。しかし、今時の土日公演というのは「全国各地から皆が駆け付けられる」と重宝されるものなのである。ぶっちゃけ、日曜日などはコンサートを昼間にやるべきだと思っている。終演後その日のうちに帰れる人間を少しでも増やせる。

例えば関東に住んでいるとこんな事もある。平日忙しくて関東の平日公演は行けないんだけど日曜日に名古屋公演があるから新幹線で日帰りしよう、と。交通費2万円を払っても休日にゆっくり余裕をもって楽しみたい関東の大人はこういう選択肢をとったりもするのだ。どうせ金はかかるのだから、存分に公演を楽しめる方を選択する。「平日近場より休日遠出」の法則である。(…いや、法則じゃあないだろ…)

そういった計画をぶち壊す「土日19時開演」。今からでも遅くないから16時開場17時開演にしよーよー。…もう無理かなぁ?



…まぁ色々書いたんだけど。私がいちばん気になるのは一点。「ヒカルは『初恋』をどんな風に購入して欲しいの?」だ。同じアルバムを何十枚も購入してどれひとつとしてプレイヤーにかけることなく(ストリーミングやダウンロードやプレイパスで聴く方が早いからね)CDが売られていく(と思ったら買取拒否されたりなー)のを、ヒカルは喜んでくれるのか? なんともそこが、やるせない。

私がもしプロのミュージシャンだったら「俺のを買ってくれるのは一枚でいいから、何十枚もCDを買うお金があるのだったら何十もの他のアーティストのCDを買って欲しい」と言う。理想論ではなく、プロのミュージシャンが欲しい顧客は音楽を目的としたリスナーだからだ。その人たちを捕まえられれば、末永くこちらの生み出す商品(作品、楽曲)を買い続けて貰えるのだから。何十枚ものCDが新たな音楽への出会いを演出し、より多くのCDを更に買ってくれるモチベーションになってくれるのを祈るだろう。それが商売だからだ。

職業音楽家たるヒカルはどうなのだろうか。市場に出された商品は消費者のものだからこちらからとやかく言う事はない、と言うかもしれないが、そんな建て前は置いておいてこちらは純粋にただ知りたいのだ。ヒカルがどこまで承知してこの売り方を承諾したのか、まぁ公の場では言えないだろうな…。

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日大アメフトの件、凄いなぁ。スポーツで怪我した事件が連日ここまで大々的に取り上げられるなんて、誰か何か隠したいのか、大物の政治家の癇に障ったのか、何なのだろう。ここ数日見出しを見聞きして素通りしているだけなので詳細は知らないのだが、殺人事件やら労働死やらもっと重要にみえる案件をまるっきり差し置いてこうやって注目を集めているのをみると、中身なんてどうでもいいんだなと思われる。

げいのうじんのゴシップも似たようなもんですな。その人がどんな芸能を持っているかなど関係なく、いや、その人である必要すらなくニュースが消費されていく。ただ一点、「知名度が高い」というファクターだけ持ち合わせていればいつでも餌食になりうる。生きている生命からただの肉になりはてるのだから、確かにそれが誰だろうと関係がない。

ヒカルが餌食になる時、勿論どんな歌を歌っているとか歌ってきたとかは関係ない。ただ有名であるというだけで絡め捕られ、消費されていく。

一方で、同じ紙面や誌面で、はかったようなプロモーションが展開される。中身の話である。もちつもたれつだから、一方的に邪険にする事も出来ない。

ググれば色々と出てくるが、新聞社、出版社、放送局などは人脈的にも資金的にも繋がりが多い。この中でレコード会社がどういう立ち位置なのかは難しいところだが、いざプロモーションとなった時に各社各局を動かせる程度の"権力"は持ち合わせている。案外「ただ昔から顔見知りだから」みたいな理由もあったりするっぽいけど、ひとまず、所謂"既得権"のお陰で宣伝網を利用させて貰っている。

その紙面や誌面や画面が横並びで、内容的には"どうでもいいこと"に注力する様は滑稽だが、その陰で何人もの人生が動いている。或いは、止めさせられている。ミュージシャンとしてその沼に嵌っているという自覚は、母の背を見て育った身には十分あるだろう。気にする事はないなんて言えない。人間にはいつでもそういう面がある。ここから1ヶ月、それに曝されながら健康を保っとくれ。

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