透徹した眼差し 2017-11-28 17:47:38 | は行の作家 久生十蘭「十蘭錬金術」読了 本書は河出文庫より平成24年に発刊されたものです。 全部で10編の短編が収められた作品集ですが、十蘭、相変わらずいいですねぇ。文章がうまい!遊びがありながら無駄なものは省いて間然とするところがない。 南極探検の歴史や1800年代のフランス内戦の史実を材に取り、それをフィクションに仕立て上げる手管は、まさに錬金術師の名に相応しい仕事と言えると思います。 久生十蘭、この人も見逃すことのできない作家の一人であります。 « 超絶怒涛の魂 | トップ | 11月のまとめ »
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