EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ロック・キーボード そのサウンドメイクの秘密

2022-07-28 16:24:44 | 関連書籍Emerson,Lake&Palmer
ロック・キーボード そのサウンドメイクの秘密

本日は、EL&P関連の雑誌を取り上げようと、
目に付く範囲に置いてあるモノをいくつか積んできました。

90年代の、
とある雑誌にEL&Pの新リリース品の論評が掲載されており、
EL&Pにとって、マイナスな事を書いていない割には、
取り上げる事に対して、以前から、何故か気乗りがしなかったのですが、
時間の経過と共に、私の見方も変化するかと思いまして、
昨夜、読み返してみたわけですが、
私の見方は、ほとんど、変化しておりませんでした。

それでも、何とか、少しでもまとめようと思いまして、
書き手の名前をググッてみたら、
その方に関する事で、
あまり良い話に当たらないので、
見合わせる事にしました。

良い話に当たらないといっても、
その話自体は、私が感じたモノと似たような事等も言ってはいたのですけどね。

そこで、
数ヶ月前ぐらいに入手できたこの本を、
取り上げてみます。



シンコーミュージック
B6判
1985年11月

目次は、

まえがき P6

第1章 ロック・キーボーディスト・インタビュー P9

第2章 ロック・キーボード奏法の歴史 P133

第3章 キーボード・サウンドの未来 P155
    
キーボード・カタログ:ムーグ、
アープ~フェアライトCMI、ヤマハDX7 etc. P191

実は、ずっと、この書籍を探していたのですが、
タイトルも出版社も特に記憶していなかったので、
ずっと解らないまま過ごしていたわけです。

社会人になって、
営業に出て間もない頃、
埼玉県の越谷市にあった、
イトーヨーカドーの中にあった書店で、
立ち読みをしたのですが、

「まえがき」の文章を、
キースが書いていたのだけは、ハッキリと記憶していたわけです。

「まえがき」の他にも、
キースへのインタビューも載っておりまして、
書籍1冊買うほどのお金が無かったわけでもないのですが、
結果として買わなかったわけです。

営業に出たばかりで、
精神的に余裕がなかったのかも知れません。

著者が自分で書いた「まえがき」と思って読んでいたら、
キースによるものだったので感動したのを覚えています。

書籍の内容が完成した時点で、
「序文を書いてくれ」と、
キースが依頼されたのかも知れません。

それでその「まえがき」ですが、
ようやく入手した古本を読んでみたら、

「以前はどうして感動したのだろうか?」

という事を思ってしまったというわけです。

おそらく、最初に立ち読みした頃は、
キースが、自分自身とロック・キーボードの有り様を、
客観的に捉える事が出来ない人だと私が勝手に思い込んでいたので、
意外とそうでもなかった事に感動を覚えたのかも知れません。

それはそれとして、
キースへのインタビューは、
77年10月と、
80年9月のモノが収められています。

様々なキーボードの特徴について、
多くを語っていますが、
「ラヴ・ビーチ」時のタイトル決めにまつわるエピソードとか、
「インフェルノ」制作につながる、
バハマのゴスペル・チャーチでのエピソード等とかに触れています。

「ラヴ・ビーチ」のタイトル決めの経緯に関しては、
その後、メンバーが映像で語っているのもありますが、
私の勘違いでなければ、ちょっと違う感じでした。

これは後で確かめてみたいと思います。

インタビュアーは、
著者ではないのようなので、
著者は何人かの著名なキーボードプレイヤーへのインタビューに関しては、
過去のモノを引っ張り出してきて監修したようですね。

全体としては、
出版当時におけるロック・キーボードへのキースの貢献度が、
解るような流れの内容になっています。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

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