EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

THE DIG No.53 2008年 夏号

2018-11-28 15:13:56 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
THE DIG No.53 2008年 夏号


もし、当時、店頭で表紙をザッと見かけたとしても、
頁をめくったかどうかも解らないほどの、
キース・エマーソンの文字の大きさ


今から10年ぐらい前、
キース・エマーソン・バンドの初アルバムが、
リリースされる時のDIG誌です。

田舎には、THE DIGが1,2冊しか入ってこないので、
平積面陳列がされないという事もあり、
書店でたまたま見つけて購入する事も出来ませんでした。

今年になってから購入した、
古雑誌です。

メインの特集は、細野晴臣氏なのですが、
キース・エマーソンに関しても、
小特集が組まれています。

ミュージシャンとしてのキースの歴史、
キースが参加したアルバム40枚をジャケット入りで紹介、
キース・エマーソンにニューアルバムに関してのインタビュー、
ニューアルバムの分析等、

白黒10頁を用いた特集です。

キースはこのアルバムを、
これまで自分の参加したアルバムの中でも、
ベストなプロデュースが為されたと認識しているようでした。
制作費は身銭を切ったようです。

アルバムタイトル決定への詳細な経緯も述べていますね。
幼少時に読んだ本のタイトルであるという事は、
何かで読みましたが、
選択までの微妙な経緯が語られています。

このインタビューを読むと、
一つのアルバムを作り終えた充足感のようなものが伝わってきますね。

数日前にEL&Pのメンバーと会った話もしており、
悪い話はしていないですね。

ニューアルバムの分析は、
サウンド分析ではなく、
キースの普通のファンにも解るような、
文章が書かれています。

いたずらに持ち上げるわけでもなく、
厳しすぎるわけでもなく、
ほとんどのファンが納得すると思う文章です。

概略すると、

「頑張ってはいるけど、頭脳改革やトリロジーの頃は、
越えられない」

という感じでしょうか。

40枚のアルバム紹介では、
「アイアンマン」が、
CD-Rで1,000枚限定との記述がありました。

入手するチャンスを逃していた私みたいなファンは、
この部分を読んで知る事ができたのだと思います。

私がキースの最後の姿を生で見たのは、
2008年の秋の来日コンサートでしたので、
その時から、
ちょうど10年の月日が経過しました。

もし、生きていたら、
キースが本格的に参加する「3.2」とか、
どこかのインタビューで述べていた、
マーク・ボニーラとの次の作品等、
が生み出されていたかも知れません。

以上。

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