EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

マンティコアレーベルのハンソン その2

2023-06-22 13:58:45 | マンティコアレーベル
マンティコアレーベルのハンソン その2

「マンティコア・ロック・ボックス」に関しては、
これまで、

ボックスのパッケージ、
「ストレイ・ドッグ」のセカンド、
背表紙のある厚い解説書、

を取り上げています。

また、
もの凄く興味深い解説書になっていたのと、
ダブルジャケットはダブルジャケットでミニチュア化するなど、
細部に渡る丁寧な仕事をしていると、
以前、述べた事がありましたが、

少しだけ、「もし、こうであれば、さらに良かったのに。」

という点もあったりしたわけです。

このボックスの中に「ハンソン」も2タイトル収納されています。

ちなみに、「ハンソン」に関しては、
2016年に国内アナログ盤についてレポートしています。

ハンソンのファーストアルバム
「NOW HEAR THIS」に関しては、
主立ったところでは、
英国盤と米国盤が存在しています。
ヨーロッパの国々のレコード盤も国内盤のように存在するかも知れませんが、
現時点では特に精査はしていないです。

このマンティコア・ロック・ボックスに収納されている
ジャケットは米国盤のジャケットを模したモノのようです。



アナログ盤ジャケット再現、
ミニチュア紙ジャケットCD



見開きジャケット内側



見開きジャケット外側

アルバムタイトルの「NOW HEAR THIS」の色が、
米国盤では、濃いオレンジ色になっているのですが、
英国盤では、白色になっていますね。



英国アナログ盤ジャケット
ネット上より頂戴

私は、
マンティコアからリリースされた、
EL&Pのアルバム「BRAIN SALAD SURGERY」に関しては、
ジャケットに関しては、英国盤と米国盤の大きな違いは、
なかったようなので、
マンティコアのお抱えのアーティストのアルバムのジャケットを、
英国盤と米国盤で異なったモノにするという事があろうとは、
全く考えてもいなかったのですが、
そうでもなかったという事になります。

国内アナログ盤リリース当時は、
ワーナーさんでも、
英国盤と米国盤のジャケットで、
タイトルの文字の色が異なるという事は、
全く想定していなかったのかも知れません。

結果として、
国内アナログ盤のジャケットデザインは、
米国盤を模して作られていたという事になるのでしょうが、
見開きダブルジャケットではなくシングルジャケットと、
簡略化されていました。

ビクターエンタテイメントさんでは、
EL&Pの紙ジャケットCDを、
最終的に英国オリジナル仕様に近づけていったわけですが、
この「マンティコア・ロック・ボックス」に収納されている、
アナログ盤のジャケットの再現に関しては、

「国内アナログ盤が存在していたタイトルに関しては、
ある程度は、それに沿った再現にしよう。」

という考え方をしていたのかも知れません。

その辺りの経緯については、
企画制作に携わった方のみが知るところでしょうが、
せっかく、ミニチュア紙ジャケット化をしたのですから、
英盤と米盤と国内盤のジャケットの違いについても、
解説で触れてくれれば良かったと思います。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。