EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ストレイ・ドッグ While You're Down There (迷える犬)

2021-11-17 17:22:06 | マンティコアレーベル
ストレイ・ドッグ
 While You're Down There(迷える犬)

ストレイ・ドッグに関しては、
ファーストアルバムを取り上げていますが、
セカンドアルバムを取り上げるのは初めてですね。

これは、以前、パッケージだけを取り上げた、
ビクターエンタテイメントさんの、
マンティコアロックボックスに入っている、
ペーパースリーヴジャケットに収納されていたCDです。



ジャケット表



ジャケット裏

マンティコアレーベルからリリースされていたアルバムは、
日本ではワーナーさんから出ていたのですが、
どのアーティストも、
もれなくリリースしていたというわけではないようです。

ストレイ・ドッグに関しては、
ファーストアルバムの売上が、
PFMほどではないにせよ、確保できていたのかも知れません。

(デビューアルバムは、
レビューを読んでも評判が良いですし、
「なかなか良い」と思ったのは私だけではない事がわかり、
少し安心した覚えがあります。)

それで、セカンドアルバムも「迷える犬」という邦題を付けて、
リリースする運びとなったのでしょう。

帯には「迷える犬 ストレイ・ドックⅡ」と記載されていまして、
当時は、バンド名のあとに、「Ⅱ」とか付けたりしていますね。

それで、内容はどうかというと、
全体的には、前作のへヴィーかつキャッチーな感じは全く踏襲されずに、
なんだか、脳天気でファンキーなロックになってしまった印象があります。

この方向転換はファーストアルバムが思いの外、
売れなかった事によるものかも知れませんが、
それが必ずヒットに結びつくかは別の話であり、
私のような一般のリスナーから見ても、
バンドの音楽が受け入れられて成功する事は、
奇跡のようなものだと思うわけです。

あくまで想像ですが、
ワーナーさんの担当の方も、同じ事を感じたのかも知れないです。
それで、邦題が「迷える犬」になったのかも知れない。
ま、単なる妄想ですが。

ストレイ・ドッグは、
マンティコアレーベルからリリースしていたという事実が、
EL&Pの仕事の一側面として、
熱心なEL&Pファンから認知される事にもなっていると思います。

当時、バンドとして大きな成功をしなかったにせよ、
世紀をまたいでアルバムがCD化される事につながりました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。