EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

タルカス 佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラ

2020-12-02 14:00:15 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
タルカス 
佐渡裕&シエナ・ウインド・オーケストラ

あまりによく知られているCDですが、
いずれは取り上げる事になると思っていたので、
本日、車に積んで来ました。

2012年の2月12日に都内にある、
文教シビック・ホールでのライヴ録音との事。

他のアーティストが、
タルカスの演奏を収録しているCDを、
幾つか取り上げていますが、
それらのジャケットの中では、
割とシンプルな部類に入ると思います。



白のタイトルの背景は、
オリジナルジャケットのデザインから、
タルカスを抜いて、
配色を簡素化し、
陸と空を象徴しているような感じ。

タルカス画像は、
帯とプラケース裏側に、
タルカスの白抜き簡略イラストを仕込んでいますので、
帯を喪失しても、タルカスのイラストはチェックできます。



プラケース裏側

本CDを購入して、
解説を読まれた方は、
ロックにあまり詳しくない人が、
解説を書いたと思われたかも知れないですね。

実際は詳しいのかも知れませんが、
著名ドラマーの名前が違っていたりします。
売り物に記載されている人名ですから、
誤植は避けたいところでしょうが、
普通は校正の時点で気づくかと思われます。

それよりも気になったのは、
「タルカス」を「プログレ史上最高傑作とも称される」という説明をしているところ。

これは、「タルカス」を知らない人が、
本CDを購入した事を損だと思わせない説明ではあります。

でも、このCDを購入するほとんどの人は、
オリジナルの「タルカス」を知っているでしょうし、
「比類のないとても素晴らしい傑作」だとは思っていても、
「史上最高傑作」とまで、思い込んでいる人は、あまりいないのではと、私は思うわけです。

いずれにしましても、
本作品は、
吉松隆さんの管弦楽版をベースにして、
挾間 美帆さんが吹奏楽用に再構成したものであるとの事。

ロックの分野以外で「タルカス」の演奏を聴く事ができるようになった事は、
ありがたい事です。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。