ベストCD Ultimate Collection いったん総括
ジャケット表面とDISC1盤面
はじめに、
前々日のレポートに間違いがありましたので、
お詫びいたします。
一昨日、
「海外盤ベストCDにおける、
これまでにない試みとしては、
アルバム「In the Hot Seat」までの楽曲を、
しっかりと網羅したという事ですね。」
と綴りましたが、
数年前にBMGからリリースされた3枚組CD
「ANTHOLOGY (1970-1998)」にも、
「Black Moon」から3曲(うちライヴヴァージョンが1曲)、
「In the Hot Seat」から1曲が、
収録されているようでした。
調べが足りずにごめんなさい。
正直、この3CDに関しては、
「またか!」という感じもあったのと、
「WORKS LIVE」のタイトルを無視して、
他のタイトルに音源をくっつける等、
BMGの仕事ぶりが気に入らなかったので、
所持していなかったのです。(汗)
話を「Ultimate Collection」に戻しますが、
この輸入盤ベスト3枚組CDで、
これまでになく画期的だったのは、
アナログ盤ELP四部作のA面である「ピアノ協奏曲 第1番」を、
A面まるごと収録した事に尽きると思います。
これまでのベストCDにおいても、
「第3楽章のみ」の収録とかはありましたけど、
輸入盤においては初めてではないかと思われます。
国内盤においては、
追悼の意味を込めて急遽作成したと考えられる、
6枚組ベストCD、
「ジ・エヴァーラスティング~ベスト・オブ・ELP~」においても、
DISC3の中に「ピアノ協奏曲 第1番」は、まるごと収録されているようです。
ちなみに、この6枚組のベストCD、
購入はしてみたものの、
1年の間にキースとグレッグが他界した事実を、
しっかりと受けとめて欲しいという感じが伝わってきて、
未だ開封する気になれません。
( 私が個人的にそう感じているだけなのですが。)
解説も全く入っていないとの事なので、
開封を急ぐ必要もないわけですが、
DISC3の収録曲を見るとインスト曲でまとめられていて、
収録の仕方にはコダワリが感じられますね。
追悼の気持ちを収録の仕方で表現していたとも言えます。
「Ultimate Collection」は、
価格からすると3CDとしては、
お買い得感が少しはあるわけですが、
「展覧会の絵」の音源が示すように、
70年代のEL&Pの活躍を懐かしんで購入した場合、
「自分の知っている展覧会の絵とは違うような?」
という感じにはなるでしょう。
聴いたことのないヴァージョンであると、
すぐに判断できれば、得をした気分になるかも知れませんが、
熱くてエネルギッシュな演奏を懐かしんで求めたのであれば、
アルバムCDを購入してもらうしかないです。
以上。
EL&Pを愛し続けてまいりましょう。