EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

パル・リンダー・プロジェクト RONDO

2018-06-29 15:21:30 | keithやEL&Pに影響を受けたミュージシャン、キーボードプレイヤー
パル・リンダー・プロジェクト RONDO


ペラ紙2つ折りジャケット

スエーデンのパル・リンダー・プロジェクトは、
90年代のマーキーやユーロ・ロック・プレスを見ていた時に、
CDショップの広告等に、その音がEL&Pっぽいとして、
紹介されていました。

それで、
一度は聴いてみたいと思って、
その時の最新のCDを1枚購入した事があります。

聴いて見たところ、EL&Pの音楽の響きとは、
別のもののように感じました。

それはそれで個人的な感想ですが、
ショップの紹介記事等を読むと、
パル・リンダーは、EL&Pとかキースが好きなようですし、
EL&Pフォロワーのキーボードプレイヤーとして、
一定の技量があるというのが、
客観的な位置づけのようです。

パル・リンダーの目指しているサウンドは、
以前、読んだインタビューでは、

「たとえて言えば、
エマーソン、ブラックモア&パウエルのような、
サウンドをめざしている。」

みたいな事を言っておりまして、
雑誌「BURRN!」系の音に詳しくない私にとっては、
なんとなく、わかるような、わからないような、表現と言えました。

かと言って、

「70年代のレインボウのキーボードをキースが担当したら、こんな感じであったろうな音楽」

というようなものでもないでしょうね。

いずれにしましても、キースがとっても好きな事だけは間違いようです。

それが如実に解るのが、
本日取り上げたマキシCD「RONDO」。

96年にリリースされたミニアルバムとの事。

デイヴ・ブルーベックの「トルコ風ブルー・ロンド」を、
キースがアレンジして、
ナイス時代のアルバムに収録したのが始まりですが、
EL&Pのコンサートでも、ライヴ後半で盛り上げるための曲として、
ほぼ、必ず演奏しています。

パル・リンダーとしては、
オリジナルがキースの曲ではなくても、
キースみたいに弾いてみたいという事なのだと思います。

そのため、このCDのロンドもライヴでのキースの演奏に近い感じになっており、
パル・リンダーが、自身の個性を全面に出したアレンジで演奏しているような音ではありません。

このジャケットデザインは、
ロンドを演奏する前に、
キースが機関車みたいな音を出したりしているので、
それにちなんだものと言う意味はあるのでしょうが、
「イン・ザ・ホット・シート」のジャケットも意識していたのかも知れないですね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
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