ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

森田食堂の昼酒@呉

2017年03月25日 | 旅で出会った食メモ
呉の散策後は、のんちゃんの寄った駅前の「森田食堂」にて沈没。昔ながらの中華そばが細麺しゃっきりでうまく、湯豆腐は詰んでいてしっかり食べ応えあり。だし巻き、のんちゃんの高評価の品で、ふわとろ甘の家庭の味が優しい。昔のままの値段から上げない激安ながら、体に良いものを、とのおかみさんの心遣いが嬉しい。

「華鳩」冷酒で作品談義に盛り上がれば、15時過ぎの電車で移動のはずが、もはやどうでもよくなっている。

広島呉この世界てくてくさんぽ10

2017年03月25日 | てくてくさんぽ・取材紀行
今日回ったルートは歩いて2時間ほど、かつ映画の主要シーンを廻れるので、市街散歩としてなかなかオススメだ。まずはバス利用で三ツ蔵へ行き、上手の北条家から闇市へ行くすずさんを思い浮かべ、栄町市場で砂糖を買い、そのまま朝日町へ迷い込むのを追うように現地を歩くと、動線がよく分かり興味深い。同様に、憲兵の詰所で落ち合ってれんが通りにデートにいくすずさん夫妻の行程、さらに北条のお父さんを見舞った後に防空壕に一時避難してから、晴美さんのかのシーンとなる位置関係も。

舞台はほか「青葉」の港内撃沈が見られた場所、灰ケ峰からの眺めなど、郊外にもポイントはあるので、丸一日、できれば当地の映画館「呉ポポロ」で作品を見て一泊二日でじっくり歩いもらいたい。呉の土地勘をつかんでもらってから、映画なり漫画なり見直してもらえれば、また見え方が変わってくるはずだ。ちなみに北条家のおうちや段々畑は、長之木の尾根のどこか、と特定はない。あたりを歩き、訪れた方なりの北条家を見つけてみては。

最後は呉駅ですずさんに見送られて。観光協会ご担当様、ご案内と昼酒ありがとうございました。

広島呉この世界てくてくさんぽ9

2017年03月25日 | てくてくさんぽ・取材紀行
この作品のクライマックスシーンは、北条のお父さんが入院していた国立病院呉医療センター前の石段、そして「大和」を建造した現ジャパンマリンユナイテッドの船渠を見下ろす、「大和の塔」そばのあの悲劇の場面。

このシーン、この場所ゆえの凄い伏線があり、いろいろなものが一気に繋がり鳥肌が立った。この作品の深さを知る暗喩もある、象徴的な場所である。
※画像はコミックスより拝借

広島呉この世界てくてくさんぽ8

2017年03月25日 | てくてくさんぽ・取材紀行
今度は海寄りの海軍施設関連の舞台へ。自衛隊音楽隊のある海自呉地方総監部援護業務課の建物は、近隣にあった設定の周作さんの務めである呉鎮守府軍法会議への守衛所があるところ。入り口は白塗り?のすずさんが帳面を届けるシーンのモチーフである。

この建物、取り壊しの予定らしいが、優美な曲線のフォルム、広々したバルコニー、音符をかたどった芝生など、軍施設ながらの造作の遊びが多用されていて、もったいない。何とかならないものか。
※画像はコミックスより拝借

広島呉この世界てくてくさんぽ7

2017年03月25日 | てくてくさんぽ・取材紀行
本作品の説明不要のハイライトを二つ。まずは先のデートシーンで訪れた、小春橋。灰ケ峰をバックに、連なる橋に二人佇む名場面だ。

もうひとつはラス前の、かのシーン。れんが通りの出口からの画だが、本来はやや奥寄りのモスリン堂前からの展望だそう。そこから見ると今はアーケードがかぶるが、アーケード出口からよりも広がりがありそうだ。
※画像はコミックスより拝借