ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

一献一品出合い酒@釧路

2013年04月26日 | ◆一献一品出合い酒

 幣舞橋近くの炉端焼き「ろばた煉瓦」にて、「福司」冷酒×三種のザンギ。道東の海産物をサッポロクラシックで楽しんだら、箸休めの一品料理にはご当地グルメを釧路唯一の地酒に合わせての、このコンビが馴染む。

味付けした衣で揚げたのが定義、と教えられ、鶏にクジラにサケの順でカリリ。唐揚げ風でジューシーな鶏をいってクッ。竜田揚げ風が懐かしくかめば味が出るクジラでグッ。フリッター風で軽いサケをつまんでグイッ。三種を数週巡るに連れて、甘めで軽い地酒に勢いがどんどんついていく一期一会。

鳥肉を斬切りにして食べる説、中国から入ってきた説。「釧路が元祖の料理です。ビールとも合いますよ」と店の方の薀蓄と薦めに、サッポロクラシックにまた戻ってみたい気分にも。一献一品の小さな酒宴、今宵も天下太平なり。(130426)


日々是好食…ご当地フルーツのソフト

2013年04月26日 | ◆日々是好食

 「ご当地食材使用」と銘打つ名物は、旅心をそそるものがある。某グルメイベントの影響か、新進気鋭のものも目立ち、古くからの郷土の味覚に肩を並べる勢い。道の駅などの物産店が、旅のみやげポイントから、今や旅の主目的に立ち上がってきたのも、よく分かる充実した品揃えである。

ご当地食材を使った軽食で、お手軽かつイメージ通りの味が期待できるのが、ソフトクリームだ。当地の牧場で朝搾りたてを直送した牛乳に、もぎたてとれたての旬のフルーツ。濃厚&フレッシュのコンビネーション、これをひと口いって笑顔がこぼれない人はいないのでは。

鳥取砂丘の二十世紀梨ソフト、山梨の巨峰ソフト、南房総のビワソフト、そして那須高原のとちおとめソフト。最近食べたラインナップは、いずれも素材のフルーツのフォルムが浮かんでくる。これそぞまさに産直スイーツ、ひとなめで旅心食心が舞い踊る。(130426)


日々是好食…愛のブラサン

2013年04月26日 | ◆日々是好食

 今日見かけたネタ系フィードで、ブラックサンダーの駅アドに「ひと目で義理と分かるチョコ」とのコピーが添えてあるのを見た。義理チョコといえば、もうそんな時期。人生初の本命(とおぼしき)チョコの記憶をたどってみたら、確か小学校の高学年ごろ、よく見かける不二家のハート型のヤツだった。いわばブラサンと同レベルの、廉価量販タイプのチョコだ。

 ついでに当時のバレンタイン事情を思い出してみたところ、ショップにチョコ売り場が特設されたり手作りのハウツーが話題になったりとかの盛り上がりが、今ほどはなかったような。その一方、義理とか友とかのヤワな概念もなかったため、一撃必勝の女子真剣勝負色が強かったような気もする。

 小学生がお小遣いの中から意を決して買いに行き、ドキドキで手渡す。そんな30年ほど前の様子を回想してみたら、量販チョコでも想いがあるなら重いはず。バラマキ用なんちゃって手作りや、お返しのハードルをいたずらに上げるブランド義理チョコよりも、よっぽど嬉しいブラサンがきっとある。 …のか?