ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

暗黒物質

2010年01月19日 | 思想・学問

 昨日の産経新聞「知の先端」に、最近東京大学に設置された数物連携宇宙機構での研究のことが掲載されていました。
 私は根っからの文系人間で、数学や物理は苦手ですが、分からないなりに、宇宙の起源の研究成果には興味があります。同機構は宇宙はどうやって始まり、これからどうなっていくかを研究する、とのことで、「暗黒物質」らしい粒子反応を検出した、と報じられていました。
 「暗黒物質」とは、銀河や星の形成に寄与しているが、目には見えない正体不明の粒子だそうです。これが宇宙の構成要素の中で23%を占め、さらに73%を暗黒物質以上に得体の知れない「暗黒エネルギー」が占め、我々が通常感じる普通の物質は4%に過ぎないそうです。途方もない話ですが、そういうことがわかってきているそうです。
 そうなってみると、人間が考える世界なんて、とても小さなものですね。どうせ100年も生きられない人間が、利益だの宗教だので争うのは、馬鹿馬鹿しいかぎりです。

 理系の学問は、先人が達成した地点からスタートできるから良いですね。文学なんて、記紀万葉の時代から、ちっとも進歩していません。それは争いがなくならないのと同様です。

 そういう私も、自ら所属する組織の長の非が許せなかったわけですが。


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