マル鉄・鉄道写真館

鉄道・バス・航空機・はたらくクルマなど、乗り物全般の歴史をご紹介しています。

485系:特急「たざわ」

2011-08-21 00:30:00 | 国鉄・JR特急列車
485系:特急「たざわ」


「たざわ」は、田沢湖線電化に際して急行列車を格上げして誕生した特急で、盛岡~秋田間のアクセスがメインとなっていました。
車両は短編成化された485系が使用されていました。



昭和61年9月8日 奥羽本線 鷹ノ巣~前山間?にて

「たざわ」も一部が青森前で延伸して運転されていまいした。
、優等列車過疎となる秋田~青森間では、寝台列車の昼間利用すら特急列車として利用される区間でもあり、これらが走らない時間帯は「いなほ」や「白鳥」といった列車を利用するしかありません。さらにこれらをカバーするため、「たざわ」や前出の「むつ」等を設定していたようです。

写真は「日本海」待ちの間にちょうど来たため撮影したものです。田沢湖線への撮影は行ったことがありませんので、私としては同列車を捉えた最初で最後のシーンとなります。
この後、田沢湖線は新在連絡新幹線に改軌され、新幹線「こまち」となって現在に至るのはご承知のとおりです。

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京成電鉄:行商専用列車

2011-08-20 00:30:00 | 私鉄(大手)
京成電鉄:行商専用列車


京成電鉄では、千葉県内から都心へと向かい行商を行うおばちゃんのための専用列車が走っていました。
もちろん、一般客を排除して運転する列車ですから、車両は常にお古です。



昭和56年頃 京成電鉄本線 日暮里駅付近にて 行商専用列車3連

モノクロなのが残念な写真です。確か、日暮里付近で特急「みちのく」の写真を撮影していた際に偶然通りがかった行商専用列車をキャッチしました。
当時、既に青電は廃車になったか塗り替えたかで消滅してしまっていて、京成の中でも最後の青電だったと記憶しております。
中間車の1両はアルミ製でしょうか。これまた京成電鉄の中では珍車中の珍車です。

フィルム現像を自前で行ったのですが、薬液の温度管理が悪かったらしくオーバーに定着してしまったため、粒子も非常に荒れてしまい、見苦しい写真となってしまいました。

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京成電鉄:青電2100形・210形

2011-08-19 00:30:00 | 私鉄(大手)
京成電鉄:青電2100形・210形


京成電鉄2100形は、制御車の2100形と中間電動車の210形で全く生い立ちが異なります。電動車は戦前、制御車は戦後生まれとその生い立ちがややこしいため、ここでの説明は省略させていただきます。

昭和47年から更新工事が行われ、他の3000系列と同じようなオデコ2灯のスタイルとなります。
長らく京成電鉄らしい青電塗装を堅持していましたが、昭和55年からファイアーオレンジ化されることになります。
以下の写真は、偶然にも撮影していたものと、塗色変更の情報を得て青電を撮るためにわざわざ撮影に行ったときのものです。



2107



2109

いずれも昭和54年、京成津田沼~京成幕張間にて撮影したものです。
この頃は私鉄にも興味ありませんでしたし、まして通勤型には全然興味が無かったと思います。ただ、何故かこの古臭い青電塗装には興味があったようで、幕張電車区での撮影のついでで撮ったと記憶しています。
現在は京成幕張本郷駅ができた辺りではないかと思われます。



国鉄千葉駅前駅にて 2102



京成津田沼駅 車庫にて

塗装変更の情報を得て撮影に行ったときの写真です。
車庫には既にファイアーオレンジ化された車両がありますが、青電の塗装変更はやや遅かったようです。
30年の時を経た今、このシーンが見られるようになったというのはなんとも皮肉なものです。

最後まで残った2102編成は、昭和63年のさよなら運転に際し青電塗装に戻され、この列車の運転を以って2100形・210形は全廃となっています。

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京成電鉄:赤電3100形(非冷房時代)

2011-08-18 00:30:00 | 私鉄(大手)
京成電鉄:赤電3100形(非冷房時代)


京成電鉄3100形は、昭和35年に誕生した新性能電車です。
登場時はもちろん非冷房車であり、後に冷房改造が行われています。
更新工事の施工により行先表示幕が設置されましたが、幕板部へのヘッドライトの移設は行われなかったようです。



京成津田沼駅にて 3104

3101~3116は1次車であり、コイルバネ台車を採用しています。



京成津田沼駅にて 3122

3021~3036は昭和36年以降に誕生した2次車となっており、京成電鉄では初めて空気バネ台車を採用しました。

写真を見ると、ドア窓の大きさが1次車は大型で、2次車は小型になっているようです。

登場からしばらくの間は2両編成のみとなっていましたが、半数の先頭車が中間車化され、4両編成に変更されました。
この写真を見る限り、すべてが2両編成で組成されているようで、更新前の貴重な姿となっています。


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京成電鉄:赤電3200形(非冷房時代)

2011-08-17 00:30:00 | 私鉄(大手)
京成電鉄:赤電3200形(非冷房時代)


京成電鉄の3200形は、京成電鉄では初めて両開き式扉を採用した車両。
登場時はもちろん非冷房であり、前面の行き先幕などさえも備えていませんでした。

後に更新工事が施工され、方向幕や種別幕の設置、ヘッドライトの幕板部への移設などが行われ、3300形更新車と同じような姿になっています。



昭和54年5月頃 3248

晩年の頃とはかなり印象が違ってしまいます。すべてがアナログ、マニュアル操作の時代ですね。行先板がパタパタなのも味わいがあります。
平成19年11月を以って全廃、廃形式となっています。

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